仮想通貨(暗号資産)SEIは、レイヤー1(基盤層)のブロックチェーンネットワークのガバナンストークンである。
SEIは、DeFi(分散型金融)をはじめ、様々なデジタル資産の交換に特化した、汎用性の高いオープンソースのLayer 1ブロックチェーンである。
高速なレイヤー1ブロックチェーンとして、これまでのブロックチェーンに比べ、パフォーマンスとスケーラビリティの向上を実現している。
また、ツインターボ・コンセンサス(Twin-Turbo Consensus)という革新的な技術によって、低いトランザクションコストと業界最高のスループット(単位時間あたりに処理されるデータ量)を実現している。
この記事では、SEIの特徴、最新の価格動向、将来性などについて詳しく解説する。
- 仮想通貨SEIは、レイヤー1ブロックチェーンネットワークのガバナンストークンである
- SEIは、パフォーマンスとスケーラビリティの向上を実現している
- SEIによって、EVMへ安価にアクセスできる
- SEIは国内取引所OKJで取引できる
仮想通貨SEIは、2025年7月より国内取引所OKJ(旧OK CoinJapan)で取り扱いを開始した。

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仮想通貨SEIとは?

名称 | SEI |
ティッカーシンボル・通貨単位 | SEI |
ブロックチェーン | Cosmos |
コンセンサスアルゴリズム | Twin-Turbo Consensus |
発行上限* | 上限なし |
価格* | ¥47.67 |
時価総額* | ¥275,651,268,361.2 |
FDV(完全希薄化後時価総額) | ¥476,730,226,101.69 |
時価総額ランキング* | 53位 |
取扱のある主な仮想通貨取引所 |
OKJ(旧OK CoinJapan) バイナンスジャパン |
仮想通貨SEIは、レイヤー1(基盤層)ブロックチェーンネットワークのガバナンストークンである。
SEI所有者は、SEIブロックチェーンの運営や方針に関する投票権を持ち、アップグレードなどの重要な決定の際、意思決定に参加することができる。
SEIは、高速なレイヤー1ブロックチェーンとして、これまでのブロックチェーンに比べ、パフォーマンスとスケーラビリティの向上を実現している。
また、カーボンニュートラルなブロックチェーンとして、環境への配慮を示している。
仮想通貨SEIのブロックチェーンはコスモス(Cosmos)で、Cosmos SDKというツールを用いて構築されている。
コンセンサスアルゴリズムはツインターボ・コンセンサス(Twin-Turbo Consensus)である。
SEIの価格は、2025年7月25日現在、約¥47であり、時価総額は約2,756億円である。時価総額ランキングでは53位に位置している。
SEIは、2025年7月より国内取引所OKJ(旧OK CoinJapan)で取り扱いを開始する。
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仮想通貨SEIの特徴
仮想通貨SEIは、DeFi(分散型金融)をはじめ、さまざまなデジタル資産の交換に特化した、汎用性の高いオープンソースのLayer 1ブロックチェーンである。
ここからは、そんなSEIの特徴について詳しく見ていこう。
SEIには、主に次のような特徴がある。
- 不正取引(フロントランニング)の防止
- 相互運用性が高い
不正取引(フロントランニング)の防止
フロントランニングとは、他の取引参加者より先に情報を得て、他の取引参加者のトランザクションに先回りして利益を得る不正な行為である。
たとえば、ある仮想通貨にとって有益な情報が公開される前に情報を入手し、他の取引参加者よりも先に対象となる仮想通貨を安く購入し、高く売却するような行為を指す。
これは、ユーザーの利益を損なうだけでなく、ブロックチェーンの公平性や透明性にも影響する。
SEIは、FBA(Frequent Batch Auctions)という技術を使って、フロントランニングを防止している。FBAとは、トランザクションの順序をランダムに決めることで、先回りして取引をすることができないようにする方法である。これにより、ユーザーは公平な取引を行うことができる。
相互運用性が高い
相互運用性とは、異なるブロックチェーンやプラットフォームが、互いにデータや価値をやりとりできる能力のことである。
相互運用性がある場合には、たとえば、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)との間のように、トークンを交換したり、イーサリアム上のアプリケーションをソラナで利用したりすることができる。
他のブロックチェーンとの連携がスムーズにできることは、ブロックチェーンの多様性やイノベーションを促進することはもちろん、ユーザーの利便性向上につながる。
SEIは、これらの機能を提供しながら、レイヤー1ブロックチェーンの利便性、汎用性の向上を目指している。
仮想通貨SEIの長期価格動向
ここからは仮想通貨SEIの価格動向を見ていこう。以下に示すのは、2023年8月15日から2025年7月25日までのSEI/USDチャートだ。

仮想通貨SEIの価格は、2023年10月には安値0.0968ドルを付けるなど安値圏で推移していたが、同年11月に入ると次第に上昇しはじめ、12月には0.5ドルを超える勢いを見せた。
2024年1月に入ると、価格は一旦調整したものの、上昇傾向が続いている。
2023年下半期以降の仮想通貨市場を振り返って見ると、ビットコインの現物ETF承認への期待感もあり、ビットコインが仮想通貨全体の価格を牽引していた。
SEIの価格も、その流れに乗って上昇している。また、イーサリアムのアップグレード「Dencun(デンクン)」の実施が決定されたことで、イーサリアムと互換性のあるSEIに注目が集まりやすい状況となっていた。
2024年3月以降は下落過程にあったが同年11月にはトランプ氏の大統領選勝利の影響で市場全体の上昇に連動し上昇した。
しかし、高値を更新することはなく、2025年7月時点ではすでに反発し下落過程にある。
仮想通貨SEIの短期価格動向
次に、仮想通貨SEIの直近価格動向を見ていこう。
以下は、SEIの2024年11月から2025年7月までの価格動向だ。

2024年11月には高騰していたことが分かる。
2024年11月には、仮想通貨に友好的な姿勢を示すドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利したことで大きく上昇した。
また、SEIはアルトコインの中でも上昇幅が大きい。汎用性の高いオープンソースのLayer 1ブロックチェーンを採用していることが再評価され、一気に買いが集中したと考えて良いだろう。
2024年12月に高値を付けてからは下落過程にある。2025年1月には一時的に上昇する場面もあったが、現在は再度下降トレンドの過程だ。
2025年に入ると、トランプ氏の関税政策が米経済悪化の懸念を招き、市場全体で下落している。
なお、直近ではワイオミング州のステーブルコインでの採用が要因となり上昇を見せているので、今後押し目を付けて上昇できるかが重要になってくるだろう。
仮想通貨SEIは、2025年7月8日より国内取引所OKJ(旧OK CoinJapan)で取り扱いを開始した。

「仮想通貨SEIを取引したい」という人はOKJ公式サイトをチェックしてみてほしい。
仮想通貨取引SEIの取引ならOKJがおすすめ
仮想通貨SEIは、2025年7月よりOKJで取り扱いを開始した。
OKJは、以下のような特徴を持った取引所である。
OKJ

名称 | OKJ |
運営会社 | オーケーコイン・ジャパン株式会社 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 46種類 |
日本円の入金手数料 | 無料 ※振込元の各金融機関が定める振込手数料自身での負担 |
日本円の出金手数料 | 金額に応じて400円~1,320円 |
その他のサービス | ステーキング FlashDeals 暗号資産積立 |
公式サイト | OKJ公式サイト |
関連記事 | OKJの評判・口コミ |
OKJ(旧OK Coin Japan)は、2024年8月にサービス名を変更した仮想通貨取引所だ。
運営するオーケーコイン・ジャパン株式会社は、中国大手OK Groupの日本法人で、2017年に設立されている。
取り扱い銘柄はビットコインやイーサリアムを含む46種類で、アルトコインの選択肢も充実している。
さらに、ステーキングや積立、Flash Dealsといった多彩なサービスを展開。セキュリティは世界的にも高水準で、安心して利用できる点が魅力だ。
2025年7月8日よりSEIの取り扱いが開始され、海外取引所を経由せずに取引可能となっている。
ぜひこの機会にOKJ公式サイトをチェックしてみてほしい。
仮想通貨SEIの買い方
それではここで、先ほど取り上げたOKJを参考にしてSEIの購入方法を紹介しておく。
- 仮想通貨取引所(OKJ)で口座を開設する
- 購入資金を入金する
- SEIの値動きを確認する
- 数量を決めて購入する
仮想通貨取引所(SEI)で口座を開設する
まずは:OKJ公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。

口座開設手順は以下のとおりで、本人確認手続きは、スマホで自身の顔と本人確認書類を撮影アップロード形式で行える。
- アカウントの登録
- 携帯電話番号の連携
- 本人情報の入力
- 取引目的の入力
- 本人確認書類の撮影

購入資金を入金する
口座開設が完了したら、次はその口座にSEIの購入資金を入金しよう。
OKJの場合、入金方法は銀行窓口やATMなどから振り込む振込入金に対応している。
SEIの値動きを確認する
口座への入金が完了すると、いつでも取引を始めることができる。
しかしSEIへの投資は、価格変動による損失リスクを伴うため、準備が整っても闇雲に手を出すのではなく、まずは落ち着いて値動きを分析して、自身にとってより有利な取引のタイミングを探ることをすすめる。
OKJの取引ツールなら、豊富な描画ツールやテクニカル分析指標を使って、細かな値動きの分析が可能だ。
数量を決めて購入する
値動きを確認して、取引のチャンスを見定めたら、いよいよSEIを購入してみよう。
成行注文を利用する場合は、基本的には購入する数量を指定して、注文を出すだけでよい。
また成行注文以外に、指値注文や逆指値注文などの注文方法も揃っているので、それらを駆使してより有利な価格での購入を狙ってみるのもよいだろう。
以上、OKJを使ってSEIを購入する方法を紹介した。
OKJなら、オンラインで口座を開設することができ、高性能な取引ツールを使って、SEIの取引を楽しめる。
興味がある方は、ぜひこの機会に:OKJ公式サイトにアクセスしてサービスの詳細を確かめてみよう。
仮想通貨SEIの将来性
仮想通貨SEIは、異なるブロックチェーンやプラットフォームが互いにデジタル資産をやりとりする際に必要となる相互運用性が高いという特徴を持つ。
ここからは、そんなSEIの将来性を考察してみよう。
- 高速なトランザクション処理
- ブロックチェーン市場の成長に合わせた技術的アップグレード
- WYSTパイロットプログラム選定で高評価を得る
- EVMのパフォーマンスを向上
高速なトランザクション処理
SEIはレイヤー1ブロックチェーンの中でも、最速のブロックチェーンの一つであり、他のブロックチェーンよりも、高速にトランザクションを処理することができる。
理論上、他のブロックチェーンよりも高速なトランザクションの確定時間(380ミリ秒)と、1秒間に1万2500オーダー*というトランザクションの処理能力を持っている。*SEIの公式サイトより
また、Twin-Turbo Consensusという革新的な技術により、低いトランザクションコストを実現している。
このような高速なトランザクション処理の実現は、持続可能なレイヤー1ブロックチェーンにとって非常に重要なもので、ブロックチェーンを選択する際の重要な指標となる。
ブロックチェーン市場の成長に合わせた技術的アップグレード
SEIは開発者向けテストネットにおいて、「V2」と呼ばれる大型アップグレードを実施している。このアップグレードでは、EVM(Ethereum Virtual Machine)技術を導入し、イーサリアムと互換性のあるスマートコントラクトをサポートしている。
EVMとは、イーサリアムのプラットフォーム上でスマートコントラクトを実行するための仮想マシンである。
SEIはこのアップデートを通じて、イーサリアムで開発されたスマートコントラクトを移植可能にすることで、開発者の利便性を向上している。

WYSTパイロットプログラム選定で高評価を得る
Seiは2025年6月のWYSTパイロットプログラム選定において、イーサリアムやベースを上回る30点の高評価を得た。
注目すべきは、その即時性と柔軟なスケーラビリティであり、金融系ユースケースにおける高い適合性が評価された点である。
選定直後にトークン価格が10%以上上昇しており、市場がその将来性を強く意識した証拠と言えるだろう。
Seiは高速取引が求められるステーブルコイン基盤として今後も拡大が予想され、特に公的プロジェクトとの連携が評価実績として信頼を深めていく。
マルチチェーン時代における中核的存在としての地位を築き始めている。
EVMのパフォーマンスを向上
SEIは、複数のスマートコントラクトを同時に実行する並列化という技術を使って、EVMのパフォーマンスを向上させることができる。
この並列化を実現するために、セイデータベース(SeiDB)という新しいデータ構造を開発している。
SeiDBはブロックチェーンのデータ量を抑え、データの読み書きの速度を高めることができるため、EVMの並列化における最適なストレージレイヤーとなる。
このように、SEIは技術的なアップグレードを行うことで、ブロックチェーン技術の進歩に対応しながら、多様なデジタル資産の取引に最適なブロックチェーンとして、より高いパフォーマンスと柔軟性の提供を目指している。
仮想通貨SEIの注意点/リスク
仮想通貨SEIは、レイヤー1ブロックチェーンとして、高速なトランザクション処理や相互運用性の高さなど多くの特徴を持っているが、一方で注意点やリスクも存在する。
ここからは、そんなSEIの注意点やリスクについて詳しく解説する。
開発段階である
SEIはまだ開発段階にあり、実際に取引所やアプリケーションに導入されている例は少ない。実際に、SEIが上場している取引所は海外の仮想通貨取引所数社に限られている。
より多くのパートナーやユーザーを獲得するために、エコシステムの拡大やマーケティングの強化が今後の課題となっている。
また、SEIはブロックチェーン技術を用いて革新的な技術を導入しているが、それらの技術は、長い時間をかけて様々な条件下で確立された技術ではない。そのため、将来的に不具合やセキュリティの脆弱性などが発見される可能性がある。
SEIの特徴の一つであるフロントランニングの脆弱性を突く攻撃などに対して、どのような対策や防御を行うかについては、将来的な不確実性として認識する必要がある。
競合他社の存在
SEIは、デジタル資産の取引に特化したブロックチェーンとして開発が進められているが、DeFiを中心としたデジタル資産取引は、既に多くの競合相手が存在する。
たとえば、イーサリアムやソラナなどのブロックチェーンは、すでにDeFiのエコシステムを構築しており、多くのユーザーや開発者を獲得している。
それらは、強力なパートナーシップを結んでいるケースも多く、DeFiの先駆け的な存在として確固たる地位を築きつつある。SEIが競合相手と比較して、どのような優位性を打ち出せるかが問題となるが、先行きは不透明だ。
SEIに投資する際は、これらのリスクを考慮して投資を検討してほしい。

仮想通貨SEIに関するよくある質問
- 仮想通貨SEIとは何ですか?
-
仮想通貨SEIは、レイヤー1ブロックチェーンネットワークのガバナンストークンである。
SEIは、DeFi(分散型金融)をはじめ、様々なデジタル資産の交換に特化した汎用性の高いオープンソースのLayer 1ブロックチェーンとして機能する。
- 仮想通貨SEIはどこで買えますか?
-
現状、国内の仮想通貨取引所において、SEIはバイナンスジャパンやOKJ取引ができる。
仮想通貨SEIのまとめ
SEIは、異なるブロックチェーンやプラットフォームが互いにデータや価値をやりとりできるため、相互運用性が高い。
SEIはレイヤー1ブロックチェーンの中でも、最速のブロックチェーンの一つである。他のブロックチェーンよりも、高速にトランザクションを処理することができる。
SEIは、複数のスマートコントラクトを同時に実行する並列化という技術を使って、EVMのパフォーマンスを向上させることができる。
一方で、開発段階であり、先行する競合他社が存在するという注意点やリスクも存在する。
- SEIは、カーボンニュートラルなブロックチェーンとして、環境への配慮を示している
- EVM技術を導入し、イーサリアムと互換性のあるスマートコントラクトをサポートしている
- 開発段階であり、先行する競合他社が存在するという注意点やリスクも存在する
- SEIは国内取引所OKJで取引できる
仮想通貨SEIは、2025年7月より国内取引所OKJ(旧OK CoinJapan)で取り扱いを開始した。

「これから仮想通貨を始めたい」という人はOKJ公式サイトをチェックしてみてほしい。
