SOLV(Solv Protocol)とは、ビットコインを基盤とする金融システム（Bitcoin DeFi＝BTCFi）プラットフォームおよびそのネイティブトークンである。
Solvネットワークでは、保有しているビットコインをステーキングすることで報酬を受け取ることができる。
ビットコインは最大の市場規模を誇る仮想通貨（暗号資産）銘柄でありながら、ビットコインのステーキングとしての用途の普及はまだ発展途上である。
今回の記事では、将来性が期待される分野であるBTCFiに注目したSOLVプロジェクトと、仮想通貨SOLVについて、詳しく解説していく。
- SOLVプロジェクトは、ビットコインを基盤とする金融プラットフォームを提供している
- 仮想通貨SOLVは、SOLVエコシステムにおけるネイティブトークン
- SOLVエコシステムにおいて、ビットコインをステーキングすることで報酬が得られる
- SOLVトークンは、SOLVネットワークにおけるユーティリティ機能とガバナンス機能を持つ
仮想通貨SOLVは、現時点では国内の取引所には上場していないが、一部の海外取引所には上場されている。
仮想通貨SOLVを購入する場合は、まずはコインチェックなどの国内の取引所にて取引に使う仮想通貨を用意する必要がある。
コインチェックの公式サイトを訪れて詳細情報をチェックしてみると良いだろう。
仮想通貨SOLV(Solv Protocol)とは
| 名称 | Solv Protocol |
|---|---|
| ティッカーシンボル・通貨単位 | SOLV |
| 最大供給量* | 8,400,000,000 SOLV ※増加する可能性あり |
| 価格* | ¥12.42 |
| 時価総額* | ￥18,419,348,689.17 |
| 時価総額ランキング* | 414位 |
| 取り扱いのある主な仮想通貨取引所 | Binanceなど ※国内取引所での取り扱いなし |
SOLV（Solv Protocol）は、ビットコインを中心とした金融資産の流動性の向上と管理を目的とした分散型ネットワーク、およびそのネイティブトークンである。
このプロジェクトは、ユーザーがステーキングによる利回りを獲得できる環境を構築し、それによりビットコインの有用性を最大化することを目指している。
ビットコインは1兆ドルを超える大規模な資産ではあるが、現時点では、ステーキング資産としての認知度はイーサリアムなどに軍配が上がるだろう。
SOLVプロジェクトはビットコインのステーキングに着目し、ビットコインステーキング市場の中心的なプラットフォームを提供し、BTCFi（ビットコインを活用した金融サービス）の発展に貢献している。
プロジェクトの規模はすでに大きく成長しており、現在は25,000BTC以上の準備金を保有しており、世界中で50万人以上のユーザーを抱えている。
2025年1月22日現在の価格は12.49円、時価総額ランキングは414位に位置している。
仮想通貨SOLV(Solv Protocol)の特徴
まずは、仮想通貨SOLVの特徴について確認しておこう。
仮想通貨SOLVには、以下のような特徴がある。
- DeFi分野におけるビットコインの活用
- SOLVネットワークのネイティブトークン「SOLV」
DeFi分野におけるビットコインの活用
仮想通貨SOLVをネイティブトークンとするSOLVプロジェクトは、DeFi分野におけるビットコインの活用を目的としている。
SOLVエコシステムでは、ビットコインをステーキングし、利回りを得ながら裏付け資産の流動性を維持することが可能だ。
SOLVプラットフォームを通じて、個人投資家および機関投資家の両方が、DeFiエコシステムにビットコインを活用し、流動性を維持しながら収益を得られる仕組みを提供している。
SOLVネットワークの「Staking Abstraction Layer（SAL / ステーキング抽象化レイヤー）」は、ビットコインのステーキングを簡素化し、ユーザーがさまざまな方法で利益を得られるようにする技術である。
- 再ステーキングによる利回り（Restaking Yields）
ビットコインをステーキングすることで得られた報酬を活用して他のネットワークの運営に貢献し、その報酬として追加の利益を得る方法。
- バリデータ報酬（Validator Rewards）
ネットワークの安全性を維持するための「バリデータ」と呼ばれる役割を担うことで、その報酬としてトークンを受け取る方法。
バリデータとは、ブロックチェーン上で取引の正当性を確認し、ネットワークの安全性を維持する役割を持つ特別な参加者を指す。
- 取引戦略による利回り（Trading Strategies）
流動性の提供、オプション取引、ベーシス取引（アービトラージ）といった、直接的な価格変動の影響を受けにくい取引方法を活用して利益を得る方法。
- DeFi（分散型金融）による利回り（DeFi Yields）
ビットコインを預けると発行されるトークン「LST」を用いてDeFiのサービスに参加し、ステーキングと流動性提供を組み合わせて利益を得る方法。
仮想通貨を預け入れてネットワークの運営を支援しつつ、その預け入れた資産を他の取引やサービスにも利用できる状態にすることにより、資産を固定せずに複数の収益源を得ることが可能となる。
SOLVプロジェクトにより、ビットコインが収益を生み出す仕組みが確立され、生産性の高い資産としてのビットコインの新たな価値が見出されていくことだろう。
SOLVネットワークのネイティブトークン「SOLV」
仮想通貨SOLVは、SOLVネットワークにおけるネイティブトークンである。
SOLVトークンに備わった具体的な機能は、以下のとおりである。
- ステーキングインセンティブ
SOLVトークンをステーキングしてネットワークに参加し、報酬を獲得することができる。
※ビットコインのステーキングだけでなく、SOLV自体をステーキングすることが可能
ステーキングすることで、ユーザーはプロトコルの運営や意思決定に参加する権利が得られ、これにより、エコシステムの発展に貢献できる。
- 手数料の割引
SOLVエコシステム内でSOLVトークンを用いて取引手数料を支払うと、ネイティブトークンを使用するインセンティブとして割引が適用される。
- 報酬の分配
SOLVネットワークの維持と拡張における重要な役割（バリデータや流動性プロバイダーなど）を担う参加者には、その報酬としてSOLVトークンが支払われる。
- ガバナンス
SOLVトークンの保有者は、新機能の実装やパラメータの調整といった提案に投票することで、SOLVエコシステムにおけるさまざまな意思決定プロセスに参加することができる。
SOLVトークンにはユーティリティ機能とガバナンス機能が備わっており、エコシステムへの参加を促進するよう設計されている。
SOLVトークンを通じて、SOLVエコシステムの成長に貢献することができる。
仮想通貨SOLV(Solv Protocol)の始め方
ここで、仮想通貨SOLVの始め方について見てみよう。
仮想通貨SOLVは現時点では国内取引所に上場していない。
仮想通貨SOLVを入手したい場合は、エアドロップに参加するか、海外取引所で入手する必要がある。
ここでは、エアドロップの参加方法と、海外取引所に上場した場合の購入方法の2つの仮想通貨SOLVの入手方法を紹介する。
Binance Megadropに参加
Binanceは、エアドロッププラットフォーム「Binance Megadrop」の3番目のプロジェクトとして、SOLVを採用した。
Binance Megadropを通じて、SOLVトークンのエアドロップイベントに参加することができる。
具体的なイベント参加方法は、以下のとおりである。
- BNBロック製品への参加
指定された期間中にBNB（バイナンスコイン）をロックする（一定期間引き出しや取引ができない状態にする）ことで、SOLVトークンのエアドロップに参加できる。
ロックするBNB数量が多いほど、また、申し込み期間が長いほど、獲得できる報酬が大きくなる。
- Web3クエストの完了
「Solv Protocolに0.0001BTCBをステーキングする」というBinanceが指定するWeb3クエストを完了することで、SOLVトークンのエアドロップに参加できる。
なお、BTCB（Binance Bitcoin / バイナンスビットコイン）とは、バイナンスが発行する、ビットコインに連動するステーブルコインである。
BNBをロックする、もしくはBTCBをステーキングすることによりMegadropのスコアが貯まり、合計スコアに応じて報酬のトークンが配布される。
最大供給量96億6,000万SOLVのうち、84億SOLV（全体の86.96%）がジェネシストークン（初期供給量）として割り当てられており、5億8,800万SOLV（ジェネシストークン供給量の 7.00%、最大トークン供給量の 6.09%）がMegadropトークン報酬として設定されている。
海外の取引所にて仮想通貨SOLVを購入する
現在、仮想通貨SOLVは現在一部の海外取引所に上場している。
以下のような手順で仮想通貨SOLVを購入可能だ。
- コインチェックなどの国内取引所で口座を開設する
- 国内取引所で元手となる仮想通貨を用意する
- 用意した仮想通貨を海外の取引所に送金する
- 海外の取引所で仮想通貨SOLVを購入する
なお海外取引所は日本の金融庁から認可を受けていないので、取引する際は十分注意する必要がある。
元手となる通貨を入手する際は、国内取引所のコインチェックが利用できる。
コインチェックは、31種類もの豊富な通貨を扱っており、少額の500円程度から取引ができる。
この機会に、コインチェック公式サイトをチェックしてみてほしい。
仮想通貨SOLV(Solv Protocol)の価格動向
次に、仮想通貨SOLVの価格動向を見ていこう。
以下は、2025年1月17日～1月22日までのSOLV/USDTの価格動向だ。
仮想通貨SOLVは、海外取引所のBinanceに2025年1月17日に上場した。
上場直後は価格が上昇し、0.15ドルの高値を付けた。
しかし、チャートを見ても分かるように、上場から現在まで下降トレンドを形成していることが分かる。
今後SOLVのエコシステムの動向に注目したい。
仮想通貨に投資をしてみたいという人は、国内の大手取引所コインチェックにて少額から始めてみてはいかがだろうか。
仮想通貨取引におすすめの取引所
仮想通貨SOLVを通じて、仮想通貨取引に興味を持った方も多いだろう。
SOLVは現在、国内取引所で扱われていない。しかし、海外取引所を経由する場合でも、元手の通貨を入手するために国内取引所のアカウントが必要となる。
そこで以下では、仮想通貨取引に最適な国内取引所を3社紹介していく。
Coincheck
| 提供する取引の種類 | 現物取引（販売所・取引所） |
| 取り扱う仮想通貨 | 31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ SAND、DOT、DOGE、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
| 最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引（販売所）：500円相当額 現物取引（取引所）：0.005 BTC以上、かつ500円（相当額）以上 |
| 取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引（販売所）：無料、スプレッドあり 現物取引（取引所）：無料 |
| 仮想通貨の送金手数料 (ビットコインの場合) |
0.0005～0.016 BTC |
| その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス（β版） |
| 公式サイト | Coincheck公式サイト |
| 関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckはマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所で、ビットコインをはじめとして31種類の仮想通貨を取り扱っている。
レバレッジ取引のサービスはなく、現物取引に特化しており、取引の形式は「取引所」と「販売所」の2種類がある。
これら2種類のうち、取引所を利用してビットコインを取引する場合は、取引手数料がかからないようになっているため、ビットコインをメインの取引対象とするのであれば、Coincheckがうってつけだ。
また、Coincheckはシンプルで扱いやすい取引アプリが人気で、2019年から2023年にかけて、ダウンロード数No.1を獲得している。※対象：国内の暗号資産取引アプリ、データ協力：AppTweak
ダウンロードは無料でできるので、興味があるなら口座を開設する前に、口座開設の検討材料の1つとして取引アプリに触れてみてはいかがだろうか。
bitbank
| 提供する取引の種類 | 現物取引（販売所・取引所） |
| 取り扱い銘柄数 | 40種類 |
| 最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引（販売所）：0.0001 BTC 現物取引（取引所）：0.0001 BTC |
| 取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引（販売所）：無料、スプレッドあり 現物取引（取引所）：Maker -0.02％、Taker 0.12％ |
| 仮想通貨の送金手数料 (ビットコインの場合) |
0.0006 BTC |
| その他のサービス | 貸して増やす（レンディングサービス） |
| 公式サイト | bitbank公式サイト |
| 関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
bitbankは、豊富な銘柄を扱う仮想通貨取引所である。
販売所形式だけではなく、取引所でもビットコインを含む40銘柄の取引が可能だ。
また、ほとんどの銘柄を取引所から売買できるため、取引コストを抑えられる点が魅力となっている。
セキュリティ面に力を入れていることも、bitbankの重要な特徴の1つであり、2018年には第三者機関からセキュリティ性能での日本一*の評価を与えられたこともある。＊2018年10月3日 ICORating調べ
SBI VCトレード
| 名称 | SBI VCトレード |
| 提供する取引の種類 | 現物取引（販売所・取引所） レバレッジ取引（販売所） |
| 取り扱う仮想通貨 | 24種類 BTC、ETH、XRP、LTC、 BCH、DOT、LINK、ADA、 DOGE、XLM、XTZ、SOL、 AVAX、MATIC、FLR、OAS、 XDC、SHIB、DAI、ATOM APT、HBAR、ZPG、NEAR |
| 最小取引数量 (ビットコインの場合) |
販売所：0.00000001BTC 取引所：0.00000001BTC レバレッジ取引：0.00000001BTC |
| 取引手数料 (ビットコインの場合) |
販売所：無料※スプレッドあり 取引所：Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引：建玉金額×0.04％/日 |
| 日本円の入金手数料 | 無料 |
| 日本円の出金手数料 | 無料 |
| 仮想通貨の入金手数料 | 無料 |
| 仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
| 公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
| 関連記事 | SBI VCトレードの評判・口コミ |
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する国内大手の仮想通貨取引所だ。
ビットコインを始めとしたメジャー通貨だけでなく、国内では珍しいマイナーな通貨も豊富に扱っている。
また、多くの関連サービスが提供されている点も特徴だ。
レバレッジ取引やレンディング（貸暗号資産）、仮想通貨の積み立てと、短期・長期の両方で利用しやすいサービスが多く、取引の選択肢を広げられる。
ぜひこの機会にSBI VCトレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
仮想通貨SOLV(Solv Protocol)の将来性
次に、仮想通貨SOLVの将来性について考えてみよう。
これから解説するポイントを、仮想通貨SOLVの将来性が明るいか否かを判断する際に役立てていただきたい。
ビットコインステーキングの将来性
SOLVプロジェクトの将来性に関する最大の根拠は、ビットコインのステーキング市場の伸びしろである。
現在、ビットコインは仮想通貨市場では最大の時価総額を誇り、市場全体の半分以上のシェアを獲得しているが、イーサリアム等と比較すると、ステーキングとしての用途はほとんど浸透していない。
そんな状況のなか、SolvBTCのリリース後わずか4カ月で19,000BTC以上がSOLVネットワークにステークされ、複数のブロックチェーンとビットコインETFのビットコイン保有量を上回った。
SOLVプロジェクトは、1兆ドル以上ものビットコインがステーキングに活用されずに放置されている現状に注目している。
もしも「値上がりを待ってただ保有しているだけ」のビットコインホルダーとSOLVプラットフォームがマッチングされれば、莫大な規模の資金がSOLVエコシステムに流入することは言うまでもない。
多方面からの支援を受けている
Solv プロジェクトは、2023年8月には600万ドル、2024年10月には1,900万ドルを調達し、累計で2,500万ドルもの資金を順調に獲得した。
また、複数の著名な投資家からの支援を受けていることや、大手企業によるセキュリティ監査を受けていることも注目されている。
具体的には、以下の投資家や法人が関わっている。
- SOLVプロジェクトを支援した代表的な投資家
- Laser Digital（野村證券のWeb3部門）
- Binance Labs
- Blockchain Capital
- OKX Ventures
- セキュリティ監査を実施した代表的な企業
- Quantstamp
- Certik
- SlowMist
- Salus
- Secbit
多数の著名な投資家や企業の関与により、知名度の向上およびネットワークの発展が進むことが期待されている。
仮想通貨SOLV(Solv Protocol)のリスク・注意点
仮想通貨SOLVは、ビットコインの「収益性」という新たな価値を創出する革新的なプロジェクトである。
しかし、リスクや注意点もいくつか挙げられるため、投資を検討している方は以下のポイントに注意していただきたい。
ビットコインの動向に大きく影響を受ける
SOLVエコシステムはビットコインを基盤としたDeFiプラットフォームであるため、ビットコイン自体の動向に大きく影響を受けるだろう。
SOLVエコシステムはビットコインの成長による恩恵を受けやすいが、同時に、ビットコインの価値が下落した場合に受ける打撃も大きいことが予想される。
万が一ビットコインの価値が下落してしまうと、SOLVエコシステムの需要も低くなり、結果として仮想通貨SOLVの価格も大きく下落することだろう。
仮想通貨SOLVに投資をするということは、ビットコインの将来性を肯定することでもある。
つまり、ビットコインに価値を感じている方でなければ、仮想通貨SOLVへの投資は適していないだろう。
効率的な運用はリスクも高い
SOLVエコシステムでは、独自の仕組みにより効率的な資産運用が可能だ。
例えば、SolvBTCをステーキングすると報酬として「SolvBTC.LST」というトークンを獲得することができ、獲得したSolvBTC.LSTを運用することで追加の収益を狙うことができる。
また、それ以外にもさまざまな収益源やポイントシステムなどが用意されているため、効率的に収益を獲得することができる便利なプラットフォームである。
しかし、このように効率的に運用するためには、複数の機能を併用する必要がある。
操作の回数が増えると誤操作のリスクが高まることや、複雑な工程を理解しないまま運用してしまうことで、予期せぬトラブルが発生してしまうリスクもある。
SOLVエコシステムでの収益源は多岐にわたるため便利ではあるが、リスクに注意しながら少しずつ運用に慣れていくべきである。
競合サービスが多い
先述の通り、Solvエコシステムはビットコインのステーキングサービスを提供しているプラットフォームだがSolvエコシステム以外にも同様のサービスを提供しているサービスは存在するので、競合リスクがある点も注意が必要だ。
・Babylon
・Lombard Finance
など
競合サービスが増えていくなかで、Solvエコシステムがどのように優位性を出し、シェアを取っていくことができるのかについては、今後も注視が必要だろう。
国内では取り扱われていない
現時点で、SOLVトークンは日本国内の取引所で取り扱われておらず、国内の取引所ではSOLVトークンを取得・取引することができない。
国内の取引所に上場していない仮想通貨銘柄は、プロジェクトの信頼性や透明性が十分に確認されていない場合があるため、投資家にとって以下のようなリスクが考えられる。
- ボラティリティの大きさ
情報の少なさや市場の流動性の低さから、価格が急激に変動することがある。
そのため、短期間で大きな利益を得やすい反面、大きな損失を被るリスクがある。
- プロジェクトの不確実性
開発チームの実績やプロジェクトの進捗状況が不明確な場合がある。
そのため、何らかのトラブルによりプロジェクトが途中で頓挫してしまうリスクも否定できない。
現在は海外取引所だけで扱われているが、海外取引所を利用する場合には、以下のようなリスクが懸念される。
- 国内法・国内規制の適用対象外
海外取引所は日本の法律や規制の適用外であるため、資金の紛失や不正行為などのトラブルに見舞われた場合であっても、適切な救済を受けられない可能性がある。
- セキュリティリスク
海外取引所の中には、セキュリティ対策が不十分なものも存在し、ハッキングや詐欺のリスクが考えられる。
以上の点を踏まえると、SOLVのような国内未上場の仮想通貨への投資には高いリスクが伴うため、そのことを認識した上での慎重な投資判断が求められる。
仮想通貨SOLV(Solv Protocol)のまとめ
今回の記事では、仮想通貨SOLVについて解説した。
- SOLVネットワークでは、ネイティブトークンSOLVが流通している
- SOLVとは、収益の手段としてのビットコインの価値に注目したプロジェクト
- SOLVネットワークは、簡素化されたビットコインのステーキングシステムを提供している
- SOLVトークンは、SOLVエコシステムにおける報酬や手数料の支払い手段として活用されている
Solv Protocolは、ビットコインのステーキングと流動性管理に革新をもたらすプラットフォームとなることを目指している。
SOLVプロジェクトにより、ビットコインが持つ「収益性」という新たな価値に注目する投資家が増え、それによりSOLVエコシステムの将来的な成長が期待される。
一方で、SOLVエコシステムのビットコインへの依存性や、国内未上場銘柄であることといったリスクも存在する。
投資や利用を検討する際には、これらのリスクや注意点を十分に考慮し、信頼できる情報源から最新の情報を収集することが重要である。
仮想通貨投資をしてみたいと感じた方は、使いやすいスマートフォンアプリで手軽に取引が可能な国内取引所コインチェックの利用を検討してみてはいかがだろうか。
