仮想通貨の基盤となるブロックチェーンは、だれでも利用できるパブリックチェーンが主流であり、市場には似たような特徴のものが溢れている。
そうした中、今回取り上げるブロックチェーン「Symbol(シンボル)」は、企業や公的機関での利用に特化しており、他のブロックチェーンとの差別化が上手く図られている。
この記事では、そんなSymbolと、Symbolの基軸通貨であるXYM(ジム)の基本的な特徴、これまでのXYMの価格の値動き、今後の見通しなどを解説していく。
- Symbolは、エンタープライズ(法人)のニーズに特化したブロックチェーン
- NEMブロックチェーンが開発のベースになっている
- プライベートチェーンとパブリックチェーンの「いいとこ取り」をした、ハイブリッドなブロックチェーンである
- 基軸通貨XYMの価格は2021年3月のローンチ直後をピークに、2021末頃からは下落基調が続いている
仮想通貨XYMは、国内取引所のbitbankで上場している。
bitbankでは、販売所だけではなく取引所形式でもXYMの取引が可能であり、コストを抑えて入手できる。
この機会にbitbankの公式サイトをチェックしてみてほしい。
シンボル(XYM)とは?

| 名称 | XYM(ジム) |
| ティッカーシンボル | XYM |
| ローンチ時期 | 2021年3月 |
| 価格* | ¥0.4018 |
| 時価総額* | ¥2,552,319,101.73 |
| 時価総額ランキング* | 734位 |
| 取り扱いのある主な仮想通貨取引所 | bitbank |
Symbol(シンボル)は、企業や公的機関などの、エンタープライズ(法人)からのニーズに特化したブロックチェーンだ。
開発したのはNEM Group Ltd.(NGL)で、2021年3月にメインネットがローンチされた。(※その後、NGLは解散し、SymbolとNEMの開発・保守はThe Symbol Syndicateが引き継いでいる。)
Symbolの基軸通貨となるのはXYM(ジム)で、一般的にはブロックチェーンの名称と同じ「シンボル」の通称で表記されることが多い。
なお、本記事ではブロックチェーンと基軸通貨を明確に区別するため、ブロックチェーンを「Symbol」、基軸通貨は正式名称の「XYM」で表記する。
本記事執筆時点のXYMの時価総額は約25億円で、時価総額ランキングでは728位*にランクインしている。*2026年2月16日、CoinMarketCap調べ
シンボル(XYM)の特徴
ブロックチェーンのSymbolと、その基軸通貨のXYMには、主に次のような特徴がある。
- NEMブロックチェーンをベースにして開発された
- コンセンサスアルゴリズムに「PoS+」を採用している
- ハイブリッド型のブロックチェーンである
NEMブロックチェーンをベースにして開発された
Symbolは、NEM Group Ltd.が開発・運営をおこなっていた別のブロックチェーン「NEM(ネム)」の大型アップデートによって、2021年3月にローンチされた。(※その後、NEM Group Ltd.は解散し、SymbolとNEMの開発・保守はThe Symbol Syndicateが引き継いでいる。)
この通貨はNEMの進化形としてリリースされており、リリースする際はXEMコイン1枚につきXYM1枚がエアドロップされている。
NEMは「New Economy Movement(新しい経済運動)」の略称で、国や政府に縛られない分散型(非中央集権型)経済の構築を目指すプロジェクトで、エンジニア向けの実験環境として開発された。
一方、Symbolは前述のとおり、企業や公的機関などのエンタープライズ(法人)からのニーズに特化したブロックチェーンで、NEMとの差別化が図られている。
お互いに異なる目的を持っているため、Symbolが誕生したあともNEMは存続し続けており、現在は、NEMをSymbolのサブチェーンにする取り組みがおこなわれている。
コンセンサスアルゴリズムに「PoS+」を採用している
Symbolでは、コンセンサスアルゴリズムにプルーフ・オブ・ステーク(PoS)を改良した、「プルーフ・オブ・ステーク・プラス(PoS+)」が採用されているのが特徴だ。
元となるPoSでは、対象となる仮想通貨をより多く保有することによって、トランザクションを検証・承認する(ブロックを生成する)権利が割り当てられる可能性が高くなり、その権利を得てブロックの生成をおこなうことでステーキング報酬が得られる仕組みとなっている。
しかし、この場合は多くの資産を保有しているネットワーク参加者に、権利と富が集中する恐れがある。
一方、Symbolが採用するPoS+では、XYMの保有量だけでなく、取引量やノード(ネットワークに参加しているコンピューターのこと)の活動量も評価対象にしたスコアに応じ、ブロックの生成者が決まる仕組みが導入されている。
そのため、XYMの保有量が少ないネットワーク参加者に対してもブロック生成の権利が割り振られる可能性があり、また、権利が分散されることで処理スピードの向上も実現している。
ハイブリッド型のブロックチェーンである
Symbolは、パブリックチェーンとプライベートチェーンを組み合わせたハイブリッド型のブロックチェーンだ。
パブリックチェーンとは、だれでもネットワークに参加できる公共性の高いブロックチェーンにこと。
管理者不在で誰に対しても情報がオープンなので公正な取引ができる反面、不特定多数のノードが取引の検証・承認に関わることから、取引の処理スピードや手数料ではプライベートチェーンに劣る場合が多い。
一方、プライベートチェーンには中央集権的な管理者が存在し、ネットワークへの参加者が限定されている。
管理者に依存するためカウンターパーティーリスクを伴うが、取引の検証・承認に関わるノードが少なくて済むことから、高速・低コストで利用できる。
Symbolは、いわばパブリックチェーンとプライベートチェーンの「いいとこ取り」をしたもので、その性能を必要とする企業や公的機関での採用を目指している。
今まではパブリックチェーンとプライベートチェーンの2つのクロスチェーンの相互運用は非常に困難だった。2つのネットワークの構造は前述の通り大きく異なるため、通常であれば互換性を確保するための工夫が必要となる。
しかし、Symbolではあればハイブリッド型のチェーンであるため、相互の互換性を支援することができ双方のチェーンを活用したいというユースケースには有効なソリューションとして機能する可能性があるのだ。
NFTやDefiにもSymbolは活用可能
Symbolのプラットフォームでは、モザイクやネームスペース、マルチシグアカウントなどの汎用的な機能を多数備えている。
これによってSymbolのエコシステムのユーザーはNFTや株式そしてセキュリティトークンオファーリング(STO)等のデジタルアセットを作ることが可能だ。
また、このエコシステムの中では「モザイク」の作成のサポートされる。
モザイクはユーザーが独自に設計・カスタマイズできるトークンで、新しいDeFiサービスやSTOの作成などに活用できる。
エコシステムのユーザーはあらゆるデジタル資産をSymbolで扱うことができる可能性があるのだ。
シンボル(XYM)の価格動向
ここで、これまでのXYMの価格の動向を確認しておこう。
ローンチから現在までの価格動向
まずは、2021年3月のローンチから本記事執筆時点(2026年2月)までの値動きを、XYM/USDT(米ドルに連動するステーブルコイン)のチャートで確認してみよう。

XYMは市場への上場を果たした直後こそ高騰したが、すぐに急落して、ローンチ直後の価格を大きく下回った。
その後は、2021年10月から11月にかけてやや復調したものの、同年3月末(ローンチ直後)につけた高値には及ばず、2021年末からは下落基調へ転じている。
そして、2023年1月以降は特に大きな値動きは確認できず、0.007ドル付近で停滞する推移が続いている。
直近の価格動向
次に、本記事執筆時点(2026年2月19日)から直近の価格の推移も見てみよう。

2023年後半は仮想通貨全体で上昇相場であったが、XYMは若干の下落基調相場になっていた。
しかし、仮想通貨市場全体が再び盛り上がりを見せる2024年2月後半から3月にかけては高騰したが、3月以降は再度下落した。
以下は、2024年11月~2026年2月現在までのXYM/USDTの価格動向だ。

2024年11月に入ると、仮想通貨に友好的な姿勢を示すドナルド・トランプ氏が米大統領選に当選したことでXYM含む仮想通貨市場全体が上昇傾向だ。
しかし2026年2月現在はすぐ反発しており、0.0026ドル付近で停滞している状況だ。流動性が低いことから、価格変動はそれほど大きなものではない。
これからも、このような値動きが続くのか、それとも上昇に転換していくのか、見極めが必要だ。
XYMへの投資を検討しているという方は、十分にリサーチをした上で投資判断を下すようにしていただきたい。
シンボル(XYM)を購入できる仮想通貨取引所
XYMは、国内取引所のbitbankにて扱っている。
bitbankは、以下のような特徴を持つ人気の仮想通貨取引所だ。
bitbank

| 提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
| 取り扱い銘柄数 | 44種類 |
| 最小取引数量 (XYMの場合) | 現物取引(販売所):0.000001XYM 現物取引(取引所):0.0001XYM |
| 取引手数料 (XYMの場合) | 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
| 仮想通貨の送金手数料 (XYMの場合) | 2XYM |
| その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
| 公式サイト | bitbank公式サイト |
| 関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
bitbankは、仮想通貨全体の取引量で国内No.1*を獲得したことがあり、高い流動性の中で安定した取引ができる仮想通貨取引所だ。*2021年2月14日 CoinMarketCap調べ
PC版とアプリ版の両方の取引ツールに、高機能チャートツールのTradingViewを実装しているので、豊富なテクニカル指標を使った細かな相場の分析が可能になるのもポイント。
特に、スマホアプリに対する評価は高く、過去にはApp Storeのファイナンスカテゴリーで、ランキング1位*を獲得したこともある。*2018年10月31日 iOS App Storeファイナンスカテゴリー 無料ランキング
安全・快適な環境で仮想通貨取引を楽しみたいなら、bitbankは必ずチェックしておきたい仮想通貨取引所だ。
シンボル(XYM)の購入方法・買い方
続いては、先ほど取り上げたbitbankを例にして、XYMの購入方法を確認していこう。
bitbankの口座を用意する
まずはbitbankの公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。
手順は以下の3ステップで、本人確認をスマホでおこなった場合は、最短で口座開設を申し込んだその日に取引を始めることが可能だ。
- メールアドレスを登録する
- 個人情報を入力する
- 本人確認をおこなう
なお口座開設の詳しい流れは、以下の記事において画像を交えながら解説しているので、bitbankの利用を考えている方は、ぜひそちらも参考にしてみてほしい。

購入資金を国内取引所へ入金する
口座開設が完了したら、次はその口座にXYMを購入するための資金を入金しよう。
bitbankでは、日本円と仮想通貨のいずれかから入金可能だ。
自分が利用しやすい入金方法を利用して、購入資金を口座へ入金してみよう。
XYMの価格動向を分析する
口座への入金が完了すると、いつでも取引を始めることができる。XYMに限らず仮想通貨は、他の金融商品と比べると、価格変動リスクが大きい。
そのため、軍資金を入金して取引を始める準備ができても、いきなり手を出すのではなく、まずは落ち着いて値動きを確認しよう。

bitbankでは、PC・スマホの両方で高機能プラットフォームが提供されており、豊富なテクニカル指標を駆使して分析可能だ、
XYMを購入する
値動きを確認して、取引のチャンスを見定めたら、いよいよXYMを購入してみよう。
成行注文を利用する場合は、基本的には購入する数量を指定して、注文を出すだけでよい。
また成行注文以外に、指値注文や逆指値注文などの注文方法もそろっているので、それらを駆使してより有利な価格での購入を狙ってみるのもよいだろう。
興味がある方は、ぜひこの機会にbitbankの公式サイトにアクセスしてサービスの詳細を確かめてみよう

シンボル(XYM)の今後の見通し・将来性
最後に、Symbolの将来性について考察してみよう。
- 企業などでの活用が着実に進められている
- 上場先が増えていく可能性がある
- 投資対象としての人気の行方は不透明
企業などでの活用が進められている
企業や公的機関からのニーズに特化しているSymbolは、着実に採用先を増やしている。
株式会社サイアムレイワインターナショナルと岐阜大学がおこなっている農業関連の実証実験への採用など、Symbol のブロックチェーンを使ったサービス例やプロジェクトは複数報じられている。
Symbolの採用先が増えていけば、XYMの価格にも自然と良い影響が生じるだろう。
上場先が増えていく可能性がある
XYMを取り扱う仮想通貨取引所は増えていく可能性がある。
また、海外では近年、仮想通貨を投資信託の構成銘柄に組み込むなどの動きが活発化しているので、構成銘柄の1つとしてXYMが採用される可能性もある。
XYMがより活発に取引されるようになれば市場での流動性が増して、取引するときの安定性の向上が見込まれる。
ただし、かつてXYMを扱っていた取引所が流動性の低下などを理由に上場廃止するケースも増えているので、取引する際は注意が必要だ。
投資対象としての人気の行方は不透明
現在の仮想通貨市場では、個人や企業などの、だれもが自由に利用できるパブリックチェーンの基軸通貨、通貨としての利便性が高いステーブルコインが高い人気を誇っている。
そのため、企業や公的機関での利用に特化したSymbolとXYMは、機能としてはうまく差別化が図られているものの、仮想通貨市場の中ではニッチな存在だと受け取ることもできる。
さらに、個人投資家から見れば、XYMはビットコインやイーサリアムなどと比べると、今のところはほとんど有用性を体感できない仮想通貨だと言える。
そのため、企業などからの需要は着実に獲得できても、投資の対象として人気を集めていけるようになるかは不透明だ。
投資の対象としての人気が相対的に低ければ、仮想通貨市場全体が活況になっても他の人気銘柄に比べて資金の流入が乏しく、あまり値上がりが期待できなくなる可能性がある点には注意が必要だろう。
仮想通貨シンボル(XYM)に関してよくある質問
- 仮想通貨シンボル(XYM)の発行枚数は何枚ですか?
-
シンボル(XYM)の最大発行枚数は、89億9999万枚(8,999,999,999枚)となっている。
記事更新時点(2026年2月)では、そのうち85億枚程度が市場に流通している状況だ。
(CoinMarketCap調べ)
- 仮想通貨シンボル(XYM)の将来性について教えてください
-
本記事では、シンボル(XYM)の将来性について
- 企業などでの活用が着実に進められている
- 上場先が増えていく可能性がある
- 投資対象としての人気の行方は不透明
の3つの観点から考察してきた。
シンボルの将来性が気になるという方は、ぜひ詳細をチェックしてみてほしい。
シンボル(XYM)の予想まとめ
今回は、ブロックチェーンのSymbolと、その基軸通貨XYMの特徴や、今後の見通しなどを解説した。
- Symbolは、企業や公的機関での利用に特化したブロックチェーン
- NEMブロックチェーンをベースに、2021年3月にローンチされた
- プライベートチェーンとパブリックチェーンを組み合わせたハイブリッド
- 独自のコンセンサスアルゴリズムによって、処理の分散化と高速化を実現している
Symbolの基軸通貨XYMは、2021年末頃から長い下落基調が続いていて、最近は値動きそのものが乏しくなっている。
しかし、将来的な値上がりに期待をするなら、割安な価格水準の今は、XYMの購入チャンスと考えることもできそうだ。
SymbolやXYMに将来性があると感じた方は、来るべきときの購入を見据えて、今の内にXYMの価格動向を分析しておくのもよいのではないだろうか。
なお、これからXYMへの投資を始める方には、「bitbank」が初心者でも扱いやすい取引ツールを提供している。
まだ口座をお持ちでないなら、ぜひこの機会にbitbankの公式サイトにアクセスして検討してみてはいかがだろうか。


