専攻と無関係に企業への就職を望む場合の学部選び
「3 無関係型」は、いわゆる文系学部の一般的な就職のケースを想定した分類であり、専攻領域が就職の条件や職種と無関係、もしくは関係が薄い学部選択のパターンだ。
「1マスト(必須)型」「2 有利型」のように、受験段階で将来国家資格が必要な職業などに就く希望がなければ、通常は大学での学びや学生生活での経験から希望業界を固め、就職活動に向かう。多くは「メンバーシップ型採用」(※1)の対象となる。
その意味では、卒業生が有名企業に多く就職している人気大学・学部を志望順位の上位に据える、いわゆる偏差値の高い大学・学部を目指す受験もありだろう。さらに、学部や学科数が多く、他学部の一部カリキュラムも履修できるような総合大学なら幅広い学問分野に視野を広げやすく、自身が深掘りしたいテーマも見つけやすい。
なお、多くの受験生にとっては高校までの教科にない分野の学部(特に文系の法学部、経済学部、商学部など)は、イメージの湧きにくい未知の領域といえる。例えば「3 無関係型」の子どもが法学部を志望する場合などは、保護者が大学時代の経験から「何を学ぶのか」の概要を伝えてあげてほしい。
お勧めしたいのは、オープンキャンパスの活用だ。今は大学のレベルに関係なく、多くの大学がオープンキャンパスの際に学部ごとに体験授業を実施している。近年、親子でオープンキャンパスに訪れる家庭は決して珍しくない。特に「3 無関係型」の受験生はできるだけ参加し「体験授業の印象から学部や大学を選ぶ」方法も有効だ。
※1 新卒採用時においては業務内容や勤務地を限定せず、入社後は定期的な異動を前提に長期雇用契約を結ぶ採用形態
