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「学年変わり」の壁を乗り越えるために
負のループから抜け出すには

 塾通いに慣れてきた新5年生の親御さんから「中だるみしないか心配」という声をいただくことがあります。新学期が始まったこの時期は、実は中だるみではなく、学習内容の変化でつまずくお子さんが多いのです。

 新学期になって学年が上がると、問題は一気に難しくなります。「いきなり難しくなった」と感じると思います。

 とりわけ、4年生で丸暗記学習に頼り、考える学習習慣が身に付ていないお子さんは、宿題を終えるペースが落ちたり、週テストの点数がガクンと下がったりと、大きくつまずいてしまうことになります。これが「学年変わりの壁」です。

 お子さんにそうした現象がみられたら一度勉強の仕方をしっかりと振り返り、正していきましょう。

 例えば算数では、以下のようなことが振り返りのポイントとなります。

       •問題を解く手順だけを丸暗記していないか       
       •公式だけに頼っていないか        
       •文章題を読み、図式などを書いて整理し、考えているか         

 教えられたことをやらずに、自分が楽をできるような工夫をしてしまう子もいます。正しい楽な方法を見つけようとすることは素晴らしいのですが、とりあえず早く終わらせるための工夫をしてしまうことが多いのです。

 普段からどのように問題を解いているのかを見極めることが大切です。その方法としては、月例テストの間違い直し(振り返り)を一緒にやるのがおすすめです。

「なぜ間違えたのか」を知るために問題用紙に書き残された式や計算の跡を細かく見ていくと、例えば「この間違いは問題文を最後まで読んでない」とか「この問題を解くための基本的な知識がまだない」、ときには「わかっていないのに当てずっぼうでやった」まで見えてきます。