城西大学が全学部の一般選抜でCBT方式を導入
大学入試にもいよいよCBT(Computer-based Testing)方式の波が本格的に押し寄せてくるのだろうか。このほど城西大学(埼玉県坂戸市・東京都千代田区)が、2027年度から全学部の一般選抜に「CBT方式」を導入することが明らかになった。
CBTは、各種資格試験などでパソコンなどの端末に表示された試験問題に、マウスやキーボードなどで解答する試験方式をいう。よく知られているのが「実用英語技能検定」(以下、英検)だ。現在の「英検S-CBT」は13年にスタート(当時は『英検CBT』)し、主催する日本英語検定協会によると、24年度には準1級の47%、2級の30%の受験者がCBT方式を選択している。
26年度からは司法試験・司法試験予備試験でもCBT方式が導入されることから、今後は他の国家試験への拡大も見込まれる(※1)。
教育関連では、文部科学省が小学6年生と中学3年生を対象に実施する「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」を25年度から順次CBT方式に変更しており、27年度以降は全面移行するもくろみだ(※2)。
大学入試については、大学入試センターが、11年からCBT化に関する調査研究を行ってきた。結果的には、大規模入学者選抜(現行の『大学入学共通テスト』)でのCBT活用は、効率的な採点が可能になるなど「メリットが大きい」としつつも、志願者数約50万人分のネット環境の確保が難しいとして導入を断念した経緯がある。
※1 司法試験及び司法試験予備試験のデジタル化について(法務省)
※2 令和7年度以降の全国学力・学習状況調査(悉皆調査)CBTでの実施について(文部科学省)
