経営×総務
社員の能力を100%引き出す 食事マネジメント
【第3回】 2016年10月25日
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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

接待漬け営業職の健康は「食事ノルマ」設定で改善

食事の内容・速さ・間隔は
すべて「お客様次第」

飲み会でクライアントとの距離を縮めることも大切ですが…

 営業職の方はどのような食生活を送ることが多いでしょうか。ご相談を受ける内容としては、接待での、いわゆる“飲みすぎ、食べ過ぎ”による体重増加にまつわるものがほとんどです。体重増加に関してのご相談、というと万人に共通する悩みのように思えますが、営業職の方にアドバイスをする際には、現実的に難しさを感じることがあります。

 その理由には、大きく2つの理由が挙げられます。

 (1)食事時間が不規則で、ランチタイムを逃してしまいがち
 (2)食べるものも食べる速さもお客様に合わせる必要がある

 このような事情から、体重管理に気をつけようと思っても、そもそも選択肢が少なくなりがちなのが営業職です。他の職種に比べると、食事内容も食事時間も、お客様ありきで決められることが多く、自己管理がしにくいのです。

 たとえば、40代の営業職、Aさんの食事は次のようなものでした。

 月曜日
 朝8時 鮭定食
 昼15時 オムライス、コーヒー(喫茶店)
 夜18時半 居酒屋でいろいろ食べた、お酒たくさん(ビール2杯、日本酒、焼酎など)

 火曜日
 朝 なし
 昼11時 牛丼
 夜22時 刺身、もずく酢、納豆

 一人暮らしをしているため、基本的には外食か、買ってきたもので済ませています。

 毎年の健康診断の度に体重が増え続けているので、ご自身でも食事には気をつけている、とおっしゃっていました。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


社員の能力を100%引き出す 食事マネジメント

かつて社員の病気や体調不良は、自己責任というイメージが強くありました。しかし今、社員の健康上の問題は、会社の経営・業績に大きな影響を及ぼしかねません。この連載では、職種などで異なる「特有な働き方の問題点」、それに伴う「食事の問題点」を紐解きながら、人事・総務部はどのように対処すれば改善すべきか、栄養士の目線から解説します。

「社員の能力を100%引き出す 食事マネジメント」

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