経営×総務
社員の能力を100%引き出す 食事マネジメント
【第4回】 2016年11月8日
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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

食費1日1000円の若手社員に勧めたい3食の組み立て方

美意識が高い若手社員

お弁当、自炊、外食をうまく使い分けましょう

 新入社員研修などで若手社員の方々にお話させていただくと、健康への意識の高さに驚かされます。

 しかも、中堅以降の社員によく見られるような「前より(お酒が)飲めなくなった」「疲れが残りやすくなった」「今まで通り食べているだけなのになぜか太る」といった悩みとは全く違う視点が目立ちます。

 「肌をよくしたい」
 「もっと痩せたい」
 「筋肉をつける食事が知りたい」

 など、どちらかというと美容寄りになります。それも、男だから、女だから、という線引きがないのも今時の傾向かもしれません。

1日1000円に収めるメニュー

 美意識の高さの他に、若手社員の食事記録から気づかされることがあります。食事に気を遣わないタイプと気を遣うタイプの差が大きく開いているという点です。ここで、2タイプの若手社員の食事記録から、メニューの選び方についてお伝えします。

 食事に気を遣わないタイプの人は、コンビニで手に入る手軽さを重視し、自炊はほとんど行いません。片手で食べられるようなメニューを好んでいます。

 そんなAさんの食事記録は以下のようなものです。

 朝 スティックパン、コーヒー牛乳(500mlパック)
 昼 栄養補助食品、ゼロカロリーの炭酸ジュース
 夜 カップラーメン、おにぎり2個

 「空腹を満たせればいい」というスタンスなので、当然、食事の予算も低くなり、飲み物も入れた大体の予算が毎食300円程度です。

 一方で、食事に気を遣うタイプの人もいます。お金の管理がしっかりしていて、コスト感覚も優れているので、自炊も苦になりません。

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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


社員の能力を100%引き出す 食事マネジメント

かつて社員の病気や体調不良は、自己責任というイメージが強くありました。しかし今、社員の健康上の問題は、会社の経営・業績に大きな影響を及ぼしかねません。この連載では、職種などで異なる「特有な働き方の問題点」、それに伴う「食事の問題点」を紐解きながら、人事・総務部はどのように対処すれば改善すべきか、栄養士の目線から解説します。

「社員の能力を100%引き出す 食事マネジメント」

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