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ワークス研究所の労働市場最前線

最新版「ワークス採用見通し調査」
2012年新卒採用は薄日が差すも、
質の競争は厳しさを増す

徳永英子 [リクルート ワークス研究所 研究員]
【第1回】 2011年1月13日
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このところ新卒の就職難が、日々報道等をにぎわせている。政府も雇用拡大を政策の重要な柱と位置づけている。労働市場・労働問題が、これほど注目を浴びている時代はかつてないといえるかもしれない。

そこで本連載は、リクルート・ワークス研究所のメンバーが、それぞれの視点から、労働市場の特徴や問題を、縦横に分析してみようというものだ。新卒、中途を含む採用市場から個人のキャアリアパス、企業サイドの人事政策、政府の労働政策まで、いわば360度の視点で論じてみたい。

2012年卒者の新卒採用は
薄日が差す!?

 第1回のテーマは新卒採用市場の動向である。

 景気回復も足踏み状態である中、雇用情勢も依然、厳しい。しかし、厚生労働省が発表している有効求人倍率を見ると、11月分では0.57倍と1倍を下回ってはいるものの、ここ1年、若干ながら上昇し続けている。中途採用市場では、徐々に明るさを取り戻しつつある状況といってもいいだろう。

 では、新卒採用市場はどうだろうか。12月20日にワークス研究所が発表した「ワークス採用見通し調査」を中心に、状況を見ていきたい。

 「ワークス採用見通し調査」より、まずは具体的な数字を紹介しておきたい。2012年卒者に対する大学生・大学院生の新卒採用の見通しは、2011年卒者より「増える」9.3%、「変わらない」47.1%、「減る」7.5%、「わからない」28.6%、「以前も今後も採用しない」7.5%である。

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徳永英子 [リクルート ワークス研究所 研究員]

(とくなが ひでこ)人材採用関連事業の商品プロデュース部署にて、中途採用・新卒採用における、企業・学生の採用・就職活動動向に関する調査・マーケティングを担当。2001 年 4 月より現職。
リクルート ワークス研究所ホームページ


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超就職氷河期、非正規社員の比率の高まり、社内教育制度の限界など日本の労働市場は、大きな転換期にある。労働市場の研究所として名高いリクルート社のワークス研究所の研究員が、就職、転職、キャリアパス、制度問題など、労働市場を360度の視点から縦横に分析する。

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