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街歩きがもっと面白くなる!東京23区の商店街―データでわかるパワーと魅力

江戸川区の商店街――人口増加の新興住宅地で販売額が急増する、食料品専門店の“底力”

池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長],小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員],東京23区研究所,フィルモア・アドバイザリー
【第16回】 2011年4月6日
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 1960年代。それは東京がめざましい発展を遂げた栄光の時代。その当時、江戸川区の南部一帯には、のどかな田園風景が広がっていた。鉄道の便が決定的に悪かったためだ。

 ようやく東西線が開通するのが1969年。以後、団地ができ、マンションが建ち、店が集まり、急速に街がつくられていく。総武線の駅前に代表される歴史の古い商店街。新設駅や団地の周りにできた新しい商店街。江戸川区には、新旧2つの商店街が対をなしている。

人口の多さに追いつかない商店街の販売額
街の需要を最初に満たした食品スーパー

 面積、人口ともに4位。江戸川区は大きな区だ。ところが、商店街の数は13位となる。専門店数は8位、食料品専門店数は7位、さらに販売額となると専門店が14位、食料品専門店も9位。いずれを取っても、規模と比べて見劣りがする。そうかと言って、大型店が多いわけでもない。大型店の店舗数は8位、販売額は13位に留まる。

 そんななかで、一人気を吐いているのが中小食品スーパーだ。その店舗数は1位、販売額は3位。江戸川区は、23区有数の食品スーパーの集積地である。

 サミット、ライフなどのお馴染みのチェーン店に加え、地元資本のローカル食品スーパーチェーンが元気なことも、江戸川区の特徴だ。その代表は、詰め放題のタイムセールで有名なヤマイチ。一之江に本社があり、区内に12店舗を展開する。

 区内に8つの店をもつワイズマートも、今は千葉県の浦安に本社があるが、元をたどれば葛西の生まれである。

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池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長]

一般社団法人東京23区研究所所長。東京大学都市工学科大学院修士修了。(財)東京都政調査会で東京の都市計画に携わった後、㈱マイカル総合研究所主席研究員として商業主導型まちづくりの企画・事業化に従事。その後、まちづくりコンサルタント会社の主宰を経て現職。

小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員]

一般社団法人東京23区研究所上席研究員。1978年より財団法人・東京都政調査会研究員、都市問題・自治体政策の研究に従事。87年より中央大学社会科学研究所・客員研究員、多摩地区の地域開発研究に従事。その後、フリーを経て現職。

フィルモア・アドバイザリー

2006年11月、海外機関投資家向けの独立系リサーチ会社として設立。現在は数値データのグラフ化・共有サイト「vizoo」、グラフ投稿サイト「Figit」の運営を行うほか、メディア向けにグラフを用いた特集記事等を配信。
フィルモア・アドバイザリー


街歩きがもっと面白くなる!東京23区の商店街―データでわかるパワーと魅力

世は空前の「街歩き」ブーム。老若男女を問わず街歩きの人気スポットとなっているのが、古きよき時代の風情が漂う商店街だ。世界一の都市圏である東京と、その中心となる23区。それぞれの区の「区民性」も異なれば、そこに根付く商店街にも、それぞれ別の「顔」がある。そんな商店街のなかには、廃れるどころか新しい時代のニーズを採り込み続け、絶えず進化し続けているものも少なくない。本特集では、その区に住む人、その区を訪れる人を惹きつけて止まない商店街にスポットを当てて、そのパワーと魅力について、区や商店街に関連したデータと共に紹介する。東京の街歩きを楽し見たい人は、必見!

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