年収や年齢は妻の方が上がいい、「尊敬婚」のススメ

男女共通の悩みを解決する
新たな結婚スタイル

前回、「軽くて積極的」な男性がモテるということについて話したが、では今流行りの草食男子は婚活市場では全くダメなのか。

 じつは、少し風向きが変わってきている。

 今回は草食男子にとっては朗報になる、じわじわと婚活市場でもブームになりつつある新たな結婚スタイル、「尊敬婚」についてお話ししよう。

 現在草食男子が増えているというが、実際はどれくらい増えているのか。

 明治安田生命福祉研究所の「2016年 20~40代の恋愛と結婚(第9回結婚・出産に関する調査)」によると、恋人がいる未婚男子は20代で22.3%、30代で18.0%になっている。

 つまり、約8割の若者には彼女がいないのだ。

 当然、結婚願望のない男性が増えてもいる。

 出会いがないということもあるし、結婚すればお金もかかる。消極的な男性からすれば、ちょっとハードルが高いということだろう。

 では一方で、女性はどうかというと、仕事を持ち、収入のある女性が増えてきている。昨年は「女性活躍推進法」が成立し、この流れはますます強まる。男性の収入と変わらない、あるいは上を行く女性も多くあらわれるだろう。

 そうなれば、むしろ一緒に家庭を支えてくれるパートナーを必要とする女性が増えてきていると考えるべきだ。

 そこで、そのような男女の悩みをクリアできる結婚スタイル、それが「尊敬婚」である。