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結束力 バラバラな職場を一つにまとめる
【第5回】 2011年9月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
荻阪哲雄 [株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役社長]

やらないことを決める――その理由とは?

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メンバーの気持ちを一つにする「共通の目標」をつくる

 緊急時であるとか、高校野球のチームが「甲子園を目指す」といったように、共通の目標があれば、信頼関係がそれほど高まっていなくても、結束力は短時間に生まれます。最初から「一人ではできない」ことがはっきりしている共通の目標があると、みんなでやっていこうと結束するのです。

 ただ、生命にかかわるような緊急性がなかったり、危機感を共有していない段階、あるいは誰もが憧れるような共通の目標がない場合には、結束力をつくり出そうとしてもなかなかうまくはいきません。

 カリスマ的なリーダー、天才的なリーダーは、トップダウンで共通の目標を打ち出せるでしょうが、納得感のある共通の目標を打ち出せるリーダーは少ないのが実情です。

 第1の柱である【共通の目標】とは、心から「達成したい」と思えるメンバーの共通目標のことです。もし、チームで工夫しても目標が達成できなかったら、全員が「悔しい」と思えるような目標です。チームの存在意義は明確でも、共通の目標を示していなければ結束力は強化できません。

 ビジネスでは数字の目標も大切ですが、「達成したい姿」としての共通の目標は、最も重要です。なぜなら、達成したい共通の目標を持つことでメンバーの気持ちがまとまり、助け合えるようになれるからです。

 もしいま、あなたの職場に、共通の目標とすべき目標があるのなら、そこに向かっていくように舵を切ってください。

 もし、ないようでしたら、まずはチームで目標を考えてみてください。共通の目標によって、結束力を高めるためには、メンバーがしっかりと関与すること、そして、真剣になれてワクワクする組織の共通目標になっていることが大事です。

 情緒的な目標を嫌う人たちもいます。「具体的じゃない」と感じるのです。理性的、科学的なチームなら、興味・関心が強くチームを結びつけます。

 真剣になれる目標、なおかつワクワクする目標こそ、本気で取り組めて、達成する可能性が高くなります。なぜなら、目標達成を「あきらめたくない!」とメンバーが思うようになるからです。

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荻阪哲雄 [株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役社長]

株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役社長。職場結束力コンサルタント。1963年、東京・浅草生まれ。警視庁勤務時、硬直化した体質に疑問を持ち、組織変革コンサルタントを志す。ベンチャー企業、経営研究所を経て、1994年、組織風土改革コンサルティングファーム、スコラ・コンサルトの創業期に参画。№1コンサルタントとして活躍後、パートナーに就任。2007年、組織の結束力を高める独自メソッドを確立して、チェンジ・アーティストを設立。著書に『結束力の強化書』がある。


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