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ワークス研究所の労働市場最前線

2012年度の中途採用市場は
「IT」「グローバル化」が変化を呼ぶ!

戸田淳仁 [リクルートワークス研究所研究員]
【第26回】 2012年1月26日
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 前回ご紹介した「ワークス採用見通し調査」のうち、2012年度の正社員の中途採用の見通しとその背景について見ていきたい。

4年ぶりに「増える」が
「減る」を上回る

 2012年度の中途採用の見通しについては、「増える」(7.3%)が「減る」(4.7%)を上回っており(図表1)、「増える」と回答した社数割合から「減る」と回答した社数割合を引いたポイント(「増える-減る」のポイント)は、+2.6%ポイントとなっている。本調査を開始した2007年度以降において増減を比較すると、「増える」が「減る」を上回るのは、リーマンショックの影響により景気が悪化する直前の2008年度(調査時点は2007年末)以来4年ぶりとなっている(図表2)。

 また、2012年度の見通しにおいて、「わからない」と回答した企業が43.9%と、2011年度(50.5%)より低下している。2009年度から中途採用の見通しが分からないと回答していた企業が5割を超えており、景況感の予測がつきにくく中途採用の計画が立てられない状態が続いてきたが、ここにきて見通しの不透明感がいくぶん緩和したと言えるだろう。

注)2009年度以前は、採用の見通しを質問する際に、「以前も今後も採用しない」を選択肢に入れていないため、 2010年度以降と2009年度以前は単純に比較できないが参考として記載

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戸田淳仁 [リクルートワークス研究所研究員]

(とだ あきひと)2008年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了後、リクルート入社。同年4月より現職。大卒求人倍率調査、雇用の現状などを担当。専門は労働経済学。


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超就職氷河期、非正規社員の比率の高まり、社内教育制度の限界など日本の労働市場は、大きな転換期にある。労働市場の研究所として名高いリクルート社のワークス研究所の研究員が、就職、転職、キャリアパス、制度問題など、労働市場を360度の視点から縦横に分析する。

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