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ゴルフレッスンプロの憂鬱な毎日

市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]
【第11回】

プレーよりも教えるほうが難しい
ゴルフレッスンプロBさん(32歳)

3歳からゴルフクラブを握り
大学でもゴルフ部に

 Bさんの仕事場は郊外のゴルフ練習場。通称打ちっぱなしと言われている。Bさんの子どものころは、週末ともなれば2時間待ちが当たり前だった。当時は、価格が安いこと、距離が長いこと、海を見下ろせて景色が良いこと、レストランが美味しいこと、ナイター施設が充実していることで、ゴルフ雑誌だけでなく情報誌や旅番組にも取り上げてもらい、都心からも数多くのゴルファーが訪れた。ゴルフブームが去った今は、ほとんど待ち時間無しでレンジ(練習場所)に案内するこができる。

 Bさんの父親は、ゴルフ練習場のオーナーでもありレッスンプロでもある。父親のレッスンはわかりやすいと評判で、初心者だけでなく、シングルプレーヤーも数多くレッスンしてきた。その中からBさんをはじめ何人かはプロになっている。

 Bさんも3歳から父親に特注のクラブを与えられ、高校生のときに既に70台でラウンドできた。高校で全国大会常連の強豪校のゴルフ部主将となり、大学にも推薦で入学。大学時代は、夏休みにはゴルフ部の仲間と信州のゴルフコースに、住み込みでキャディのアルバイトをしながら腕を磨いた。夏休み以外は毎日自宅で練習した。ゴルフは練習にお金がかかるが、自宅が練習場であるBさんは人よりも相当恵まれた環境にあった。

 ゴルフにはツアーに参戦する「トーナメントプレーヤー」と、指導ができる「ティーチングプロ(レッスンプロ)」がいて、Bさんは父親と同じティーチングプロを目指していた。

 「自分が良いスコアを出すよりも、自分が教えた人がゴルフを楽しいと思ってくれるほうがやりがいがある」と幼いときから父親から常に聞かされて育ってきたからだ。

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市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]

1961年生まれ。財団法人日本ヘルスケアニュートリケア研究所 所長。広告代理店で大手私鉄の広報を担当。その後PR会社に転職し、医薬品や化粧品分野に携わる。2003 年にJ&Tプランニングを設立。代表取締役に就任。研究や情報の開発も行いヒット商品を数多く手がける。医療健康美容分野の研究のために2010年財団を設立。


気はやさしくて胃痛持ち

失われた20年と呼ばれる日本経済。そんな長い停滞のなかをがむしゃらに、ひたむきに日々の仕事・生活を生きてきたビジネスマンたち。さまざまなストレスに耐えてきたカラダもそろそろ注意信号を出す頃。いろんな職場のいろんなビジネスマンのいろんな悩みと不調を少し悲しく少しおかしく紹介します。

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