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35歳からの「転職のススメ」

35歳からでも働く業界は変えられる!?
“普通の人”でも転職できる穴場の業界と働き方

高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]
【第2回】 2012年5月28日
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「職種」を変えるのは
野球選手がサッカー選手になるようなもの

 35歳からの転職といえば、役割としてはプレイヤーとしての業務だけではなく、マネジメントを期待されることになります。規模が大きければ課長、マネジャークラス。中堅、中小、ベンチャー企業でしたら、部長、執行役員クラスとしての役割を期待されます。ぎりぎり35歳でしたらプレイヤーとしての転職もないことはないですが、40歳以降となれば、その部署を全て任せることができる、あるいは経営幹部、経営幹部候補としての採用になります。

 また、一般論として、業界を大きく変えることは難しいと言われています。まったく業界が違うと強みが活かせないことが多いからです。IT系企業での勤務経験がある方はIT系への転職が多くなる傾向にあります。

 ただ、実のところ業界については変えることが可能です。一方で変えることはほぼ不可能なのが職種です。

 職種を変えるということはスポーツに例えると、野球からサッカーに種目を変えるぐらいの違いがあります。業界を変えるということは、野球でショートをやっていた人がセカンドに変わるなどの違いといえるかもしれません。

 では、実際に35歳以上のビジネスパーソンはどのような転職ができるのか、今回は3つの事例をご紹介しましょう。

前職での経営・営業企画+管理職経験を生かし
38歳で上場ベンチャー企業へ転職

【事例①】
Aさん(38歳)
インターネット系上場企業グループ会社での役員を経験
事業全体の戦略策定と実行
年収1250万

 Aさんは大手メーカーでの海外営業経験、駐在を経て、インターネット関連企業に転職。社長の下で事業開発や経営企画、営業統括などの経験をした方でした。最終的には昇進をして、グループ会社の取締役に就任。大きな不満はないものの、本体とのシナジーが想定していたよりも得られず、事業売却が決定。その話は自分自身でリードしながら進めました。

 社長からは本社に戻ってくるように説得をされましたが、Aさんは日本から海外にもっと積極的にトライできる環境を希望していました。

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高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]

宮城県生まれ。東北大学経済学部卒業後、人材総合サービス・株式会社インテリジェンスに入社。同社にて人材紹介事業の立ち上げに参画し、営業、企画、カウンセリングを行う。その後、キャリアコンサルタントチームの運営と教育を任され、人事部採用担当として、数百人の学生、社会人と面談。キャリアカウンセリングによって適職へと導いた人材は3500名超、キャリア講演回数は100回以上に達する。インテリジェンス退社後、2005年1月、個人と企業をマッチングする人材サービス・株式会社キープレイヤーズを設立。著書に『絶対に後悔しない転職先の選び方』などがある。


35歳からの「転職のススメ」

現在、2人に1人が転職する「大転職時代」が到来しているにも関わらず、30代後半以上のビジネスパーソンの多くは「自分は転職なんて無理」と思っていないだろうか。しかし、実際は35歳以上でも十分転職できるとしたら…?本連載では、35歳以上のビジネスパーソンに対して、35歳からの転職の現状と、転職によって自分のキャリアや能力を見つめ直す重要性を説いていく。

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