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元Jリーグ指導者が続々と代表監督に
“キャリア”として認められつつある日本サッカー

相沢光一 [スポーツライター]
【第208回】 2012年7月3日
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ロンドン五輪で男子が対戦する
モロッコの監督は日本と不思議な縁

 ロンドンオリンピック開幕まで、あと3週間ちょっととなり日本選手団も臨戦態勢に入った。

 開会式は7月27日だが、それより2日早く全競技のトップを切って始まるのがサッカー。この2日には男女の最終メンバーが発表され、気分が盛り上がってきたファンも多いだろう。

 男子はグループリーグD組に入り、スペイン(26日)、モロッコ(29日)、ホンジュラス(8月1日)と、女子はF組に入り、カナダ(25日)、スウェーデン(28日)、南アフリカ(31日)と対戦する。男子は4グループの2位まで、女子は3グループの2位と3位のうち成績上位の2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。

 メディアでも対戦相手の力関係や試合を想定した情報を流し始めたが、ちょっと驚いたのが、男子が第2戦で当たるアフリカ2位のモロッコの監督をピム・ファーベーク氏(オランダ)が務めていることだ。

 ピム氏といえば、98年から2年間、Jリーグ大宮アルディージャ、03年には京都パープルサンガの監督を務めた。その後、06~07年は韓国代表、07年~10年はオーストラリア代表の監督をし、今度は五輪で対戦するモロッコの監督である。Jリーグ2チームの監督として日本に貢献もしているが、以後は日本のライバル国ばかりの指揮を執り続けていることになる。日本とは不思議な縁を持った人なのだ。

 そういえば、2014W杯アジア最終予選で同組になったオーストラリア代表の監督は浦和レッズで2度に渡って監督を務めたホルガー・オジェック氏(ドイツ)、イラク代表監督は、02年から06年まで日本代表監督だったジーコ氏(ブラジル)。日本で指導者を務め、なじみのある人物がライバル国の監督になり日本を倒すために知恵を絞っているケースが最近目につくのだ。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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