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社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭

毎年恒例、『社会貢献アワード2012』発表。
覚悟ある「過激な社会貢献活動」を探せ!

竹井善昭 [ソーシャルビジネス・プランナー&CSRコンサルタント/株式会社ソーシャルプランニング代表]
【第80回】 2012年12月18日
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 衆院選は予想通り、自民党の圧勝で終わった。民主党の藤村官房長官は「敗因を分析して教訓に」と述べているが、敗因など分析するまでも無く明白である。前回の選挙の時に掲げていたマニフェストを実行する「覚悟」がなかったから大敗しただけの話である。

 逆に自民党が大勝した原因も「覚悟」がキーワードではないかと思う。今回の選挙は国民の間ではあまり政策論争もなかったと感じるし、たぶん政策で投票した人も少ないのではないだろうか。というより、12政党も乱立してたら、国民は政策を細かく吟味なんかできない。政策で選んで投票するとしても、こだわれるのは1つや2つぐらいだ。反原発だから未来の党、のように。とにかく、多くの国民は民主党の覚悟のなさにうんざりしていたから、政策はともかく少しは覚悟が透けて見える安倍・自民党に投票した。それが自民大勝の理由でもあると筆者は思っている。

 僕の立場からこれからの自民党政権で気になることは、なんといっても民主党政権下で行われた「新しい公共」の行方である。この新しい公共政策、コンセプトは良いのだが、実際は社会貢献の旧来的で守旧派NPO的な考え方を抜け切れておらず、NPO業界へのばらまきでしかなかったともいえる。少なくとも、画期的なソーシャル・イノベーションを生み出すような政策ではなかった。民主党に比べればビジネス・センスを感じさせる自民党に政権が移り、この新しい公共も、革新的なソーシャル・ビジネスを生み出す政策に変わることを期待する。

「過激な社会貢献活動を選ぶ」
という新たな試み

 さて、社会貢献の話である。毎年、年末の当連載では、『筆者が勝手に選ぶ社会貢献アワード』をご紹介してきたが、今回からもう少し客観性を持たせようと、選考委員を設けることにした。今回、選考委員として協力いただいたのは、以下の4名。

 まずは、「社会起業家・養成ゼミ TOKYO」を主宰するフリーライターの今一生氏。続いて、株式会社シータス&ゼネラルプレスCSR革新室室長でCSR48のメンバーでもある黒井理恵氏。次に、若者代表として慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修士2年でこちらもCSR48メンバーの山田衣音子さん。そして最後に、当連載の担当編集者であるダイヤモンド社の宮田和美氏。以上、僕を入れて5名である。

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竹井善昭 [ソーシャルビジネス・プランナー&CSRコンサルタント/株式会社ソーシャルプランニング代表]

マーケティング・コンサルタントとしてクルマ、家電、パソコン、飲料、食品などあらゆる業種のトップ企業にて商品開発、業態開発を行なう。近年は領域を社会貢献に特化し、CSRコンサルタント、社会貢献ビジネスの開発プランナーとして活動。多くの企業にてCSR戦略、NGOのコミュニケーション戦略の構築を行なう。「日本を社会貢献でメシが食える社会にする」ことがミッションに、全国各地で講演活動を行なう。ソーシャル系ビジネスコンテストや各種財団の助成金などの審査員多数。また、「日本の女子力が世界を変える」をテーマに、世界の女性、少女をエンパワーメントするための団体「ガール・パワー(一般社団法人日本女子力推進事業団)」を、夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美氏、日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカ氏らと共に設立。著書に『社会貢献でメシを食う。』『ジャパニーズスピリッツの開国力』(いずれもダイヤモンド社)がある。

株式会社ソーシャルプランニング
☆竹井氏ブログ 社会貢献でメシを食う〝REAL(リアル)〟
☆Twitterアカウント:takeiyoshiaki


社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭

CSRやコーズマーケティングをはじめ、「社会貢献」というテーマがポピュラーとなったいま、「社会貢献のセカンドウェーブ」が来ている。新たなサービスやプロジェクトのみならず、新たな主役たちも登場し始めた。当連載では話題の事例を取り上げながら、社会貢献的視点で世の中のトレンドを紹介していく。
*当連載は、人気連載『社会貢献を買う人たち』のリニューアル版として、2014年1月より連載名を変更しました。

「社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭」

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