内定にフォーカスしない、入社後の活躍にフォーカスする

 多くの就活生が分かっていながらも、ついついしてしまう失敗がある。
 それは、次の2つだ。

・面接官に媚びてしまう
・「内定したい」「就職したい」という気持ちが全面に出過ぎる

 この意識が、思わぬ落とし穴となってきみの魅力を奪って行く。

 もちろん、きみが就職活動をしているということは起業やフリーランス、スポーツ選手、資格を持ったスペシャリストなどでなく、社会に出る手段として会社に入ることを選んでいる、ということ。

 そういう意味で「内定したい」「就職したい」と思うのは自然なことだ。

 しかし、その気持ちが強すぎると、どんどん内定から遠ざかってしまう。
 無意識に、自分の思いよりも、採用担当者に媚びてしまう気持ちが前面に出てくる。
 そうすると、「自分に自信がない人」「採用担当者の顔色ばかり伺う小者」という印象を与えてしまい、魅力が半減してしまうのだ。
 あくまで面接は対話。ドアを開ける前に、「自分は面接官とコミュニケーションをとりにきたのだ」と自分に言い聞かせよう。

 内定は社会に出るためのスタートラインだ。
 その先にあるビジョンの実現や活躍があってはじめて、
 「内定」にも意味が出てくる。

 焦る気持ちを、そっと横に置いて。
 「内定」ではなく「入社後の活躍」にフォーカスして面接をしよう。

どこかの会社に1社落とされたくらいで叶わなくなる夢など絶対にない。
仮にその会社に落とされたとしてもブレないビジョンを、採用担当者に伝えて欲しい。
 その覚悟が、その心のポジショニングが、自信となり、きみの魅力になるのではないだろうか。

「自分のビジョン(夢)を何があっても追いかけられるか?」
 その質問に「YES」と答えられるようになってから面接官に思いをぶつけよう。

次回は「面接官が見ているところ」についてです)