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週刊ダイヤモンド 健康とからだ新常識

肥満男性を襲う激痛病
動脈硬化促進の危険も 『痛風』

【最終回】

 痛風は血液中の尿酸値が過剰になり、血液に溶け切れずに関節部分にたまることで起こる。

 関節にたまった尿酸は針状に結晶化して痛覚神経を刺激するため、キリを突き立てられたような激しい痛みが走る。同時に、尿酸の結晶を排除しようとして白血球が攻撃してくることで関節に炎症が起こり、これらが重なって激痛の原因となる。

 血液中の尿酸値が高い状態を「高尿酸血症」という。尿酸をつくり出すのはプリン体と呼ばれる物質で、魚介類や肉類に多く含まれるため、かつてはぜいたく病ともいわれたが、日常的な過食が問題になっている現代では、いつ誰がかかってもおかしくない生活習慣病だ。

 患者数は増加の一途をたどっており、現在約50万人。予備群の高尿酸血症の人は200万~300万人に上ると見られている。患者は30~50歳代に多く、90%以上が男性だ。

 痛風や高尿酸血症は肥満と深い関係がある。肥満は体内での尿酸の産生量を増やしたり、体外への排泄量を減らしたりするからだ。

 皮下脂肪型の肥満は尿酸をコントロールしている腎臓の働きが低下し、尿酸の排泄が抑えられてしまう。一方、内臓脂肪型の肥満では体内でプリン体の合成が促進されて尿酸過剰となる。加えて、インスリンの働きが低下して尿酸の排泄低下が起こる。

 痛風、高尿酸血症の人は高血圧や高脂血症、糖尿病を高い頻度で併発している。これらが絡み合うと動脈硬化が加速度的に進行し、心筋梗塞や脳梗塞、腎不全などの危険性が高まるので、早めの食事療法が欠かせない。

(『週刊ダイヤモンド』編集部 田原寛 )

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