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2013年2月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
佐々木繁範 [リーダーシップ・コミュニケーション・コンサルタント]

安倍総理の所信表明演説に学ぶ
リーダーのスピーチ

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 総理大臣の国会演説は、政党を支持するか、政策に賛同できるか否かの視点から議論されがちです。しかし、政策面の議論を離れて、リーダーのメッセージ発信として効果的か否かという視点から見ると、さまざまな発見があります。

 アメリカのオバマ大統領のスピーチは、誰もが素晴らしいと認め、学びの対象とするのに対して、日本の総理大臣のスピーチは、批判の対象とされがちです。しかし、実際には、日本の総理大臣のスピーチも以前とは異なり、いいものとなってきています。

 1月28日、第183回国会で安倍総理が行った所信表明演説は、国家の危機を何としても突破するという、気魄に満ちたものでした。具体的な内容に乏しい、言及されていない政策が多い、という批判があるようです。しかし、今回の演説を日本国民に向けた総理大臣としての所信(信念)の表明として捉えた場合、大変力強いものであったと感じます。

 ビジネス・リーダー、特に、会社の危機を何とか乗り越えようと改革に取り組む人たちにとって、次の5つの点は、大いに参考になるのではないかと思います。解説を読む前に、まず、首相官邸ホームページに掲載された演説全文をお読み下さい。
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/183shoshinhyomei.html

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佐々木繁範 [リーダーシップ・コミュニケーション・コンサルタント]

リーダーシップ・コミュニケーション・コンサルタント。ロジック・アンド・エモーション代表。
1963年福岡県北九州市生まれ。1987年に同志社大学経済学部を卒業後、日本興業銀行に入行。1990年にソニー株式会社に入社。盛田昭夫会長の直属スタッフとして企業外交を補佐、その間にスピーチ・ライティングを学ぶ。1995年から97年までハーバード・ケネディ・スクールに留学、公共経営学修士号を取得。帰国後、2001年まで出井伸之社長の戦略スタッフ兼スピーチ・ライターを務める。ソニーでは計100本以上のスピーチ・サポートを手がけると ともに、IT戦略会議の議長補佐として、IT国家戦略の策定にも携わる。その後、数社にて経営改革に携わり、2009年に経営コンサルタントとして独立。リーダーシップとコミュニケーションを専門とし、経営者やリーダーの組織求心力と影響力の向上を実現するためのメッセージ発信を支援している。ホームページ:http://www.sasakinet.jp
著書に『思いが伝わる、心が動くスピーチの教科書』(ダイヤモンド社)がある。


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