どの世代が損をしたか?氷河期部長&課長の憂鬱 出世・給料・役職定年#36Photo:Bloomberg/gettyimages

今回は国内コンビニ首位のセブン&アイ・ホールディングスと、スーパーでトップのイオンを取り上げる。2社の中で、それぞれ年齢別に年収を比べた場合、団塊・バブル期・就職氷河期・ゆとり世代のうち、どの世代が恵まれていたか?特集『どの世代が損をしたか?氷河期部長&課長の憂鬱 出世・給料・役職定年』の#36では、20年間を10年刻みにして、5世代の年収と主要64社内のランクを初試算した。イオンは若手が勝ち組世代となったが、果たしてセブンは?このほか専門家による5年後の平均年収予想も掲載する。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)

コロナの収束で業績堅調なセブンとイオン
国内流通2強、それぞれの世代別年収は?

 今回は国内コンビニ首位のセブン&アイ・ホールディングスと、スーパーでトップのイオンを取り上げる。セブン&アイは百貨店からの撤退で多額の特別損失を計上したが、主力のコンビニ事業が補う形で足元の業績は悪くない。新型コロナウイルス禍の収束に伴って、イオンの2024年2月期決算も増益見通しである。

 そんな2社の中でそれぞれ、年齢別に年収を比べた場合、団塊・バブル期・就職氷河期・ゆとり世代のうち、どの世代が恵まれていたか?ダイヤモンド編集部は、20年間を10年刻みにして、5世代の年収と主要64社内のランクの推移を初試算した。

 2000年代から現在までの、20代、30代、40代、50代といった現役世代から、60代と70代のOB世代までが対象。「それぞれの世代はこの20年で給料を幾らもらっていたのか」「その会社の中ではどの世代が得をしたのか」「日本企業の中での序列は高かったのか」が、残酷なまでに浮き上がる47項目のデータとなっている。

 イオンは若手が勝ち組世代となったが、果たしてセブンは?また、専門家による5年後の予測年収の試算も併せて掲載した。次ページで確認しよう。