現実問題として、長い夜の間には彼らも喉が渇く。そして、ビールで口直しをしたい半分弱くらいの人を除くと、ウィスキーの味が好きなので、ハイボールを注文して喉の渇きを癒やす。

 ハイボールを注文することに不自然さはないはずだ。

 筆者個人の感慨としては、かつて漫画仕立ての拙著『マンガでわかるシンプルで正しいお金の増やし方』(講談社)の結論部分に、キャラクターとしての「ヤマザキ先生」が、「人生は美味いハイボールを飲むためにある」と言っている場面があるので、この部分と何とか(ぎりぎり)矛盾しないウィスキーガイドなったことが幸いだ。

 改めて確認するが、読者はお酒を飲んでも飲まなくてもいい。これは、ウィスキーについても同様だ。

 ただし、個人的な思いとして筆者は、ウィスキーを楽しんでくれる人が増えることを願っている。

 私は、ウィスキーに対して長年の付き合いに大いに感謝している。ウィスキーよありがとう!