高配当&高成長!新NISAで狙う日本株#18Photo:Feodora Chiosea/gettyimages

新NISAで狙いたい配当株ランキングの第3弾。特集『高配当&高成長!新NISAで狙う日本株』(全20回)の#18では、11期以上連続で増配中の銘柄から、複数のスクリーニング条件を突破した銘柄をピックアップした。連続増配企業は配当が下支えするため、日本株全体が調整したときにも下値が堅く、全体相場の上昇時には利益成長と増配で株価が上昇しやすい。中長期で資産形成を狙う新NISAにも向いているだけに、ぜひチェックしてほしい。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)

配当の増加に加えて
株価上昇も期待できる

「配当増と株価上昇の一挙両得を狙う」――。新NISA(少額投資非課税制度)では高配当株が人気を集めているが、資産形成が必要な現役世代は年々配当が増える連続増配株にも注目したい。連続増配株は業績が堅調な企業が多く、株価上昇と増配の両方を期待できるからだ。

 そこで#9#13に続く高配当株ランキングの第3弾では「配当利回り2%以上」の企業を対象に、連続増配年数が多い企業を順位付けする。

 米国と比較すると株主還元意欲が低いと指摘されてきた日本企業だが、アベノミクス以降は配当を重視する企業が増加。意外かもしれないが、10期以上連続で配当を増やしている企業が100社以上もある。

 次ページで紹介するランキングも26位までは連続増配年数が15年以上、80位でも連続増配年数が11年となっている。ランキングには、配当利回りや連続増配年数に加えて、配当性向の項目も付けた。

 配当性向は利益のうち何パーセントを配当に回すかを表す指標だが、この数字が低いほど配当余力がある。ランキング掲載銘柄の平均は40%程度であり、増配余力がある企業が目立つのが特徴だ。

 日経平均株価は史上最高値を更新したが、連続増配企業は配当が下支えするため、日本株全体が調整したときにも下値が堅く、全体相場の上昇時には利益成長と増配で株価が上昇しやすい。中長期で資産形成を狙う新NISAに向いているだけに、投資初心者もぜひチェックしてほしい。