たとえばユーザーが、提示されたレシピから「トマトのサラダ」を選択したとする。レシピでは2個のトマトが使われているため、Sainsburyで売られている一般的なトマト2個分の金額と、その他の材料の金額が足され、合計金額が出される。つまりこれが、材料をムダにしなかったために節約できた金額になるのだという。
レシピが個数でなく重さの場合でも、同様にデータベースから金額を割り出すことができる。ドレッシングや料理酒といった液体もきちんと計算されるというから、芸が細かい。Googleの最新データによれば、「手元にあるもの」を使ったレシピの2013年の検索回数は2012年よりも3割増えており、検索の64%は携帯で行われているという。現在、このアプリでは最高9つの食材が入力でき、提示されるレシピは1200件以上という。
節約金額をほかの地域と競いあおう
さらにこのアプリが面白いのは、アプリを使っているユーザーの節約データを集め、地域ごとにまとめている点だ。節約できた金額が具体的に表示されれば、残り物を使って料理を作ろう!という気力もわくものだ。
7月12日現在、英国国内での節約トップ地域はロンドンで、重量にして月平均63キロ。金額では5ポンド(約867円)が、節約されているという。またもっとも消費されている食材(ロンドンではじゃがいも)、利用されたレシピなど、さまざまなデータを見ることができる。アプリ自体はシンプルなアイディアだが、かゆいところに手の届く仕組みと、ほかのユーザーとの比較機能がウケている格好だ。こうした少しの努力が、大きな無駄を減らすことにつながる好例といえるだろう。
(岡 真由美/5時から作家塾(R))



