ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
inside Enterprise

サントリーがアサヒを提訴 
ノンアル戦国時代の幕開け

週刊ダイヤモンド編集部
2015年3月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 市場の覇権争いの決着が、店頭から法廷へと持ち込まれることになった。ノンアルコールビール市場でトップシェアのサントリーホールディングス(シェア38%)が、猛追する第2位のアサヒビール(同33%)を特許侵害で訴えたのだ。

上位2社が市場の7割を占めているノンアルコールビール市場。判決によっては勢力図が大きく変わる可能性もある
Photo by Hidekazu Izumi

 米アップルと韓国サムスン電子の特許訴訟合戦など、国境を超えての特許をめぐる争いは珍しくない。しかし、国内メーカー同士の争いはこれまで少なく、訴訟の行方が注目を集めている。

 サントリーは今年1月、自社の特許権が、アサヒの「ドライゼロ」に侵害されているとして、商品の製造や販売差し止めを求めて、東京地方裁判所に提訴した。

 一方のアサヒも引き下がる様子はない。「サントリーの特許は無効」(アサヒ)として、特許無効審判の請求も辞さない構えだ。

 今回、両社の争点は、サントリーが取得した特許の「進歩性」について、である。一般的に言って、特許を取得するには、その申請する発明が、業界内の専門家でも容易に追随できないほどの先行技術であることが求められる。つまり、誰でも思い付くような中身では、特許など取得できない。

 実際に両社の言い分を聞いてみよう。2013年にサントリーが取得した特許とは、エキスやペーハー(pH)値、糖質の含量を一定の範囲内で調整したものだ。「ノンアルコール飲料でビールに近い飲み応えをようやく実現できたため、特許を申請した」(サントリー)と、研究の成果を強調する。

1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2017年2月25日号 定価710円(税込)

特集 弁護士・裁判官・検察官 司法エリートの没落

知られざる法曹界の真実

【特集2】
サントリーと創業家
グローバル化への試練

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


inside Enterprise

日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?『週刊ダイヤモンド』編集部が徹底取材します。

「inside Enterprise」

⇒バックナンバー一覧