前回は、カラダづくり=“ボディデザイン”の2番目のステップ「情報収集&分析・評価」について取り上げました。カラダの現状を把握する「情報収集」では、数値で表せる「客観的な指標」とともに、カラダが何となくだるい、目覚めがすっきりしないといった、数値で表すことのできない「主観的な指標」も大切です。是非、前回紹介したチェックリストを活用し、定期的に記録しておきましょう。

 さて今回は、いよいよ実際のプログラムとして、カラダづくりの基礎となる、自分の体重を負荷にした“自体重筋力トレーニング”についてご紹介します。

まずはこの3種目を1ヵ月間、毎日行う!

実際にエクササイズを始めよう<br />毎日10分の“自体重筋力トレーニング”
※エクササイズのやり方を図解しています。クリックしてください。(PDFファイル)

 今回ご紹介するエクササイズは、オフィスでも行えるようにアレンジした(1)チェアスクワット、(2)腕立てふせ(3)レッグレイズの3種目です。図に示した実施方法と注意点を守って、1種目につき12回×2セットを毎日行ってください。1日たった10分のエクササイズです。

 今回はオフィスでも実施できるよう、イスや机を使ったエクササイズを紹介しています。動画の腕立てふせ、クランチャーは床に寝て実施する必要がありますが、効果は同様ですのでぜひチャレンジしてみてください。
(※腰痛や高血圧などで通院している方は、実施前に医師に相談してください)

 こちらで、エクササイズの動画が見ることができます。

なぜ筋トレから始めるのか?

 もちろんウォーキングやジョギングなどの有酸素運動と筋トレを組み合わせてやれば効果はより高まります。しかし、時間の確保が必要な有酸素運動は、多忙なビジネスマンにとって敷居が高いこともまた事実です。しかも雨や雪などの天候に左右されるというデメリットもあります。