ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

ネガティブな退職理由で落ちる人、受かる人の境界線

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第26回】 2015年11月16日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

当たり障りのない退職理由は
最初から見抜かれる

本当の退職理由は、意外と正直に伝えた方が内定に近づきます

 本当の退職理由を面接で話してよいものか。そんな迷いを持つ転職希望者がたくさんいます。退職理由はたいてい、ネガティブなものだからです。

 本番の面接ではなく人材紹介会社の面談ですら、最初から本当の退職理由を教えてくれる候補者はあまりいません。

 「次のステップに進みたいからです」

 初対面ということもあり、そんな当たり障りのないことをいう人が多いものです。しかし、私たちはその答えを信用していません。面談のやり取りを通じて信頼関係の構築に努めた上で、頃合いを見て問い直します。

 「次のステップに進みたいという退職理由でしたが、客観的にみて現在の職場でとてもご活躍の様子ですし、ちょっと腑に落ちません。他に本当の理由はないでしょうか」

 ここまでくると、だいたい「いや、実は……」と本当の理由を教えてくれます。で、教えてくれた本当の退職理由は、別に隠すようなものではないことがほとんどです。

 「新しくきた上司とまったくそりが合わなくて……」
 「失敗が2回続き、仕事を干されてしまって……」

 こうした退職理由を伝えるのに躊躇する必要はなく、そのまま伝えて構いません。ただし、言い方には工夫をする必要があります。もちろん「上司を殴って会社にいられなくなった」といった、一線を超えた理由がアウトになることは言うまでもありません。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

「転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏」

⇒バックナンバー一覧