「炭水化物抜きダイエット」に失敗する人のNG行動その食事、あまりにも偏っていませんか?

 久しぶりにスーツを着た仕事始めの日。ベルトの穴がいつも通りの位置でホッとしたけど、実はちょっときつい感じがしている…もしくは、明らかにベルトの穴がずれてしまった…という方もいらっしゃるかもしれません。

 新年を迎えたということもあり、「今年こそは痩せよう」と一念発起する方は多いものです。ダイエットに関する記事もよく見かけます。そこで考えるのは、どうやって痩せるか。

「ダイエットをしよう」と思っても、カロリー制限は、実践することがなかなか難しいですよね。選ぶお店、選ぶ食べ物に必ずしもカロリーが記載されているわけではないですし、そうなると、“朝はヨーグルト、昼はそば”というように食べ物がルーティン化されがちです。

 その点、炭水化物抜きダイエットは実践しやすいダイエット法といえるかもしれません。あれこれ考えたり、調べたりする必要はなく、「ごはん、パン、麺は食べない」ようにすればいいので、ビジネスマンが多くチャレンジされるダイエット法だと感じます。

 でも、実際に行動に移そうとすると、“環境”によってはより難しさを感じることもあります。

フライドチキンだけ、牛皿だけ…
無理矢理な炭水化物ダイエットはダメ

 夜、誰かと一緒に居酒屋に行く分には、メニューを開けば選択肢がたくさんありますよね。でも、ランチタイムやひとりで行く夜の外食となると、職場や住居のエリアにおける飲食店の充実度によって、選択肢がかなり狭まってしまいます。

 炭水化物抜きダイエットをはじめたときに「食べるものがない」「行くお店がない」と思われる方は、日ごろ、食事における炭水化物の割合が非常に高いといえます。その場合、いきなり炭水化物を抜くことよりも、まずバランスの良い食事をする…つまり、“一品ものの食事から定食スタイルの食事に切り替える”“野菜が主体となる副菜を足す”ようにするだけでも、一定の成果は出ます。

 太った理由が「炭水化物の摂りすぎ」だけではなく、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの不足による代謝の低下も考えられる場合、糖質を控える以外にも取り組めることがあるからです。