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就職できない若者の「トンデモ言動」

トップ内定者と一般就活生、4つの決定的違い

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第55回】 2016年5月18日
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複数内定をゲットするトップ内定者。彼らは普通の学生と何が違う?

 トップ内定者と呼ばれる就活生がいます。これは、就職活動において難関企業の内定を数多く獲得する学生の事です。もちろん全戦全勝というわけではありません。しかし、志望群の企業内定を複数勝ち取っている点が特徴です。

 そういった就活生には共通点が存在します。その共通点とは「ブランド」です。難関企業からも欲される「ブランド力」を備えているのです。また、彼らの難関企業から内定を勝ち取ったという実績が、また次の内定を呼び寄せます。こうしてトップレベルの数の内定を取る学生と、内定を取れない学生の差は生まれていきます。

 しかし、ブランド力は突然湧いてくるものではありません。複数の要因で作り上げられていきます。そこで今回は、トップ内定者のブランド要素を4つにまとめてみましたので、ご紹介しましょう。ただし、「学歴」というブランドについては前回記事をご参照いただければと思います。

【要因1】大学入学時点で行動を起こす「スピード感」

 トップ内定者の特徴の1つに「スピード感」があります。これは、スタートダッシュの速さであり、スタートしてからの行動スピードとも言えます。就職活動は少しでも早く行動した方が得だということを知っているのです。

 大学入学時の時点で、就活のため、学内行事、サークルでの幹部立候補など後々エントリーシートや面接でエピソードとなる役職に就いているなども、その一例です。「腹黒い」という意見もあるかもしれませんが、就活時に話すエピソードのためにやっているので、活動内容にも力が入ります。仕方なく請け負った部長や会長と比べても、結果を意識した行動をするという意味では組織にとってもプラスに働きます。

 そもそも難関企業の採用面接では、サークルなどの会長や部長をしていただけでは自己PRになりません。そこでどんな困難を乗り越えて、何を成してきたかが重要なのです。それも踏まえてきちんと成果を残すのが自己のブランド化になります。

 対して、通常の学生は行動を起こし始める時期が異なります。多くは就職活動のシーズンになってから活動を始めます。友人の行動の変化を見て急に焦ったなど、環境的な要因がきっかけなのです。こうして就職活動が始まってから自己PRに使えるエピソードを探し始めますが、思い出すにも時間もかかります。この時点ですでに差が生じているのです。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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