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東京23区 データで分かる区の実力

目黒区――キャリアウーマンに大人気の「憧れの街」は、なぜ人口減少が止まらない?

池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長],小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員],東京23区研究所,フィルモア・アドバイザリー
【第17回】 2010年8月24日
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 目黒区には「憧れ」という言葉がよく似合う。そのシンボルは自由が丘。単におしゃれなだけでなく、シックな魅力が漂う街だ。これを支えているのは、柿の木坂、碑文谷、八雲など、背後に控える高級住宅地である。

 さらに、駒場に東大、大岡山には東工大、今は都下に移転したが都立大学(現・首都大学東京)、学芸大学も駅名に名残りを残す。そこはかとなく醸し出されるインテリジェンスな雰囲気は、目黒区への憧れを一層際立たせる。

憧れの街で憧れのライフスタイル
有数の人気を誇る目黒区の主役は女性

 居住地を決めるとき、女性は男性よりも街のブランドやイメージを重視する傾向が強い。だから憧れの街・目黒の主役は女性だ。男性100人に対する女性の数は112人で、23区中最も高い。なかでも、30代~40代前半の女性の多さが目立つ。

 一般に30代~40代前半の女性というと、結婚から子育ての時期に当たる。しかし、目黒区では少し様子が違っている。30代女性の未婚率は23区中6位。40代前半になると3位へと跳ね上がる。その数23.8%、全国平均(12.1%)の2倍に迫る。

 既婚者はどうだろうか。新生児の母親の年齢が35歳以上の割合は、23区のトップ。晩婚だから子供を産むのも遅くなる。共働きの比率は19位と専業主婦が多いが、共働きに占める子供がいない夫婦の割合は5位にランクインする。いわゆる「DINKS層」だ。

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池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長]

一般社団法人東京23区研究所所長。東京大学都市工学科大学院修士修了。(財)東京都政調査会で東京の都市計画に携わった後、㈱マイカル総合研究所主席研究員として商業主導型まちづくりの企画・事業化に従事。その後、まちづくりコンサルタント会社の主宰を経て現職。

小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員]

一般社団法人東京23区研究所上席研究員。1978年より財団法人・東京都政調査会研究員、都市問題・自治体政策の研究に従事。87年より中央大学社会科学研究所・客員研究員、多摩地区の地域開発研究に従事。その後、フリーを経て現職。

フィルモア・アドバイザリー

2006年11月、海外機関投資家向けの独立系リサーチ会社として設立。現在は数値データのグラフ化・共有サイト「vizoo」、グラフ投稿サイト「Figit」の運営を行うほか、メディア向けにグラフを用いた特集記事等を配信。
フィルモア・アドバイザリー


東京23区 データで分かる区の実力

世界一の都市圏である東京。特にその中心となる23区は、データや知識を積み重ねると、それぞれの区が特徴や「区民性」を持ちながら、それぞれの土地に人やビジネスを惹きつけていることがわかる。そんな各区のデータを見ながら、歴史や周辺情報と共に、23区それぞれの特徴、「実力」を明らかにしていく。

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