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あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

タダ乗り問題の核心を突く本田宗一郎の遺訓
誤解を防ぐための「当たり前だけど大切な行動」

河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長],渡部 幹 [モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]
【第14回】 2010年10月13日
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「当たり前だけど大切なコミュニケーション」が
足りないと、「フリーライダー」と誤解される!

 ハードコア・フリーライダー、すなわち意図的にタダ乗りをしている人は、確かにいる。

 このコラムの読者の皆さまからいただくメールを拝見しても、ハードコア・フリーライダーのせいで振り回されてしまった人、精神的・肉体的負担を背負ってしまった人は、明らかにいる。

 しかし一方で、「誤解」が人間関係の悪循環を招いているケースも少なくない。フリーライドする意図はないのに、ある行為のせいで相手からフリーライダーと認識され、その結果人から「袖にされる」というものである。

 この誤解の元になっている「ある行為」とは何か。 それが「コミュニケーション」問題である。

 それは、何か特別なコミュニケーションが足りないからとか、特別なコミュニケーションスキルを持っていないとできないといった問題ではない。「当たり前だけど、人として大切なことをやっていないこと」からくる誤解である。

 前回のコラムで、コミュニケーションとは、「人と人との心をつなぐ行動」という定義だと説明した。

 心と心をつなぐわけだから、まずは、相手があなたのことを「受け入れるぞ」という感情にならないと、お互いの良好な関係性は何も始まらない。この、「あなたのことを受け入れるぞ」という感情を、一般的には「信頼」という言葉で言い表す。

 では、あなたがフリーライダーと誤解されず、人から信頼されるためには、どのような「当たり前だけど大切な行動」が欠かせないのだろうか?

 著書『エクセレント・カンパニー』で有名なトム・ピーターズの研究グループに所属するJ.クーゼスとB.ポスナーは、リーダーシップにとって大切なことを、「信頼」と定義した。

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河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長]

ワトソンワイアットを経て、「人と組織のマネジメント研究所」(株)道(タオ)を設立。ベストセラーとなった『ニワトリを殺すな』をはじめ、『デビルパワー エンジェルパワー』『育ちのヒント』(共に幻冬舎)など著書多数。慶応丸の内シティーキャンパス客員ファカルティー。

渡部 幹(わたべ・もとき)
[モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]

UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。


あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

いつになったら報われるのか――。熾烈な競争に晒されたビジネスマンは疲れ切っている。そんな彼らに強い負の感情を抱かせるのが、職場で増殖中の「タダ乗り社員」(フリーライダー)だ。タダ乗り社員が増える背景には、企業の制度やカルチャーが変化し、組織に矛盾が生じている側面もある。放っておいてはいけない。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者陣が、タダ乗り社員の実態と彼らへの対処法を徹底解説する。

「あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場」

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