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「原因と結果」の経済学

「テレビを見せると子どもの学力が下がる」と言われて、違和感を覚える人はほとんどいないでしょう。しかし、「テレビの視聴」と「学力」のあいだに「因果関係」があるかどうかは、慎重に考えなくてはなりません。実は、テレビを見ている時間が長くなると、学力は低くなるのではなく、逆に高くなることが示唆されています。2つのことがらの関係を確かめるこの「因果推論」の考えかたを、やさしく解説します。

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「「原因と結果」の経済学」の全記事一覧
  • 第5回 飲食店を全面禁煙にすると
    人々の健康や店の売上はどうなるのか 

    [2017年02月21日]
    受動喫煙に対する議論が加熱している。政府は現在、屋内での受動喫煙の防止対策を強化する法案を国会に提出する準備を進めている。しかしこの法案に対し、反対意見が続出した。はたして受動喫煙はどれくらい周囲の人の健康に悪影響があるのだろうか。また、飲食店での喫煙を全面禁止すると、飲食店の売上は下がってしまうのだろうか。

  • 第4回 テレビを見せると子どもの学力は下がるのか 

    [2017年02月17日]
    子どもがテレビを見過ぎていることを気にしている親は多いはずだ。厚生労働省の統計によると、小学校6年生の子どもは平日に約2.2時間、休日には約2.4時間もの時間をテレビの前で過ごしているようだ。これでは親が心配するのも無理はない。しかし、テレビが子どもの学力に悪い影響があると決めつけるのは早計である。

  • 第3回 メタボ健診を受けていれば長生きできるのか 

    [2017年02月10日]
    私たちは、会社や学校で健康診断を受けることが多い。最もよく知られているのは「メタボ健診」だろう。メタボ健診によって、自分の健康状態を知り、生活習慣病を予防したり、隠れた病気を発見できれば、長生きにつながるはずだと多くの人が信じているのではないだろうか。しかし、メタボ健診が長生きにつながるかどうかは慎重に検証しなければならない。

  • 第2回 偏差値の高い大学に行っても
    将来の収入が上がらないって本当? 

    [2016年10月08日]
    「偏差値の高い大学へ行けば将来の収入が高くなる」と信じている人は多いだろう。しかし、「収入が高くなるような能力の高い人ほど、偏差値の高い大学を選択した」だけなのか(相関関係)、「偏差値の高い大学に行ってよい教育を受けたから、収入が高くなった」のか(因果関係)、どちらなのかはよく考える必要がある。

  • 第1回 「相関関係」と「因果関係」の違いを理解すれば
    根拠のない通説にだまされなくなる! 

    [2016年09月24日]
    「●●教育法によって、東京大学に合格!」「■■を飲んだら、がんが治った!」巷では、このように、ある教育・医療の効果を喧伝する本を見かけることが多い。しかし、慶應義塾大学の中室牧子氏およびハーバード大学の津川友介氏によると、これらの本の内容を鵜呑みにしても、子どもが東京大学に合格したり、がんが治るとは限らない。なぜなら、「●●教育法で育てる」ことと「東京大学に合格する」ことのあいだ、あるいは「■■を飲む」ことと「がんが治る」ことにあいだには、「因果関係」があることが証明されておらず、「相関関係」しかないからだという。これはどういうことだろうか。

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