第83回
「ダメもと政権交代」実現自民を懲罰、民主に格別の期待なし小林良彰・慶応大学教授に聞く総選挙分析
辻広雅文
歴史的事件のはずなのに、熱狂はない。希望も高まらない。なぜか。民主圧勝の主因が有権者の自民党に対する“懲罰的投票行動”だからだと、小林慶大…
2009.9.2
政治・経済だけではなく、社会問題にいたるまで、辻広雅文が独自の視点で鋭く斬る。旬のテーマを徹底解説、注目の連載です。
第83回
辻広雅文
歴史的事件のはずなのに、熱狂はない。希望も高まらない。なぜか。民主圧勝の主因が有権者の自民党に対する“懲罰的投票行動”だからだと、小林慶大…
2009.9.2
第82回
辻広雅文
公債残高が10年前の2倍に迫る勢いにもかかわらず、民主党のマニフェストには財政再建に関する文言は一つもない。財政再建か景気回復かに苦悩した…
2009.8.26
第81回
辻広雅文
「沖縄で感染が突出」「感染者はすでに5万人」。“第二波”到来が指摘される新型インフルエンザを巡っては、様々な報道が独り歩きしている。厚労省…
2009.8.19
第80回
辻広雅文
政権選択の時が迫っている。自民党は与党としての政権運営能力を誇示し、民主党は閉塞状況を打破する変革力を強調する。では、いずれの党が信頼に足…
2009.8.12
第79回
辻広雅文
昭和30年代の通産官僚の奮闘を描いたTBSドラマ「官僚たちの夏」は確かに私たちの胸を打つ。しかしそこで描かれた世界はあくまで発展途上国型の…
2009.7.29
第78回
辻広雅文
結論から言えば、日本の経済対策がバラマキに陥るのは、所得を再配分すべき分野や人々を特定できないからだ。社会保障背番号を導入し、効率的な経済…
2009.7.22
第77回
辻広雅文
企業が大事故を起こす原因となった組織的特質は、企業風土というよりも歴代経営者が作り上げた組織文化と表現すべきものだ。宝塚線脱線事故を招いた…
2009.7.15
第76回
辻広雅文
政財界の利害が輻輳した日本郵政社長を巡る人事騒動――。ある政治家と自動車メーカーの超大物財界人を中心に、その経緯を改めて整理すると、これま…
2009.7.2
第75回
辻広雅文
前回に続きエクイティ・デカップリングの具体例を紹介する。今回はウルフパックだ。デリバテイブを駆使して、大量保有報告義務をかいくぐる。そして…
2009.6.24
第74回
辻広雅文
前回は、エクイテイ・デカップリングというヘッジファンドが得意とする投資行動が、会社法の根幹までを揺さぶっている現状を紹介した。今回は、より…
2009.6.17
第73回
辻広雅文
証券市場の発達は、企業価値の増大に無関心であるばかりか、毀損させる行動にまで出る株主の台頭をもたらした。例えば、ヘッジファンドだ。この問題…
2009.6.10
第72回
辻広雅文
1946年、P.F.ドラッカーは『企業とは何か 』を刊行した。題材はGMであり、テーマは「マネジメントと組織」だった。この著作は、世界中に…
2009.6.4
第71回
辻広雅文
厚労省の新型インフルエンザ対策は犯罪的ですらある、と医師であり現役の厚労省医系技官である木村もりよ氏は告発する。公衆衛生学を軽視する日本は…
2009.5.27
第70回
辻広雅文
米銀に対するストレステストの結果がネガティブサプライズとならなかったことから、米国で景気底打ち期待が高まっている。だが、白川・日銀総裁の言…
2009.5.13
第69回
辻広雅文
米国大手金融機関の第1四半期決算が、先週発表された。予想されていた通りに、好業績である。だが、内実は苦しく、特殊な会計処理などによって、実…
2009.4.30
第68回
辻広雅文
橋下・大阪府知事の「ぼったくりバー」批判で「国の直轄事業と地方分担金」の問題が改めてクローズアップされている。橋下氏の指弾は核心ではないが…
2009.4.23
第67回
辻広雅文
経済政策に関わる者たちは「俗流化されたケインズ思想」の奴隷となったことに無自覚でいる。それゆえ、不況の原因を誤解する。池尾・慶大教授は、「…
2009.4.15
第66回
辻広雅文
不況克服のためには、最新の経済学の研究成果を踏まえた有益な分析ツールが必要だ。だが、原始ケインジアンが蔓延る日本では、その重要性が理解され…
2009.4.8
第65回
辻広雅文
大衆薬の通信販売を大幅に制限する厚労省の省令は、ネット販売を狙い撃ちにしたものと見られがちだが、実はそれは副次的な目標だ。既得権者の真の狙…
2009.3.19
第64回
辻広雅文
最初に断っておけば、筆者は竹中平蔵元総務相が設計した郵政民営化には賛成ではない。郵政改革は必要だと考えているが、現在の4分社方式は矛盾を内…
2009.3.11