この信じられないほどの不況が続くと、15~25万円クラスのピュアモバイルノートを買えず、CULVモデルを選ぶ人や、まとめて導入する企業が出て来てもおかしくない。

 だが、ピュアモバイルノートは、メーカーの努力によってもう少し値下がりするだろう。「上との差」は少なくなるのだ。

 また、ネットブックにも高解像度モデルや、11~12型液晶モデルが登場しており、下からはさらに安価なモデルが突き上げてくる。CULVモデルは、位置づけが実に微妙なのだ。

 とはいえ、店頭での値下げの結果、7万9800円で買えるようなケースも出て来そうだ。すると、このモデルをメインマシンとして手に入れる人も登場しそうだが、Å4ノートが暴落してフルスペックの8万円で買えるご時世なので、こちらも微妙だ。

 モバイルノートに関しては、その価格や位置づけをCPUだけが決める時代は終わりつつあるのではないだろうか。

 高速なSSDを搭載すると、CPUが若干遅くても恐ろしいほど快適に動作する。現状では、SSDはCPUよりも高価なパーツだが、今後は加速度的に値段が下がるはずだ。さらにOSも「Windows 7」の登場で軽快な方向に向かっている。

 混乱を極めている小型ノート市場だが、さほど遠くないタイミングで一気に整理されていくはずだ。「ほどほどのCPU+SSD」という組み合わせが当たり前になり、あとは液晶サイズと重量やデザイン、バッテリー駆動時間で選ぶ時代が来るに違いない。

 格安な海外メーカーの製品と、やや高価でプレミアムな日本メーカーのモデルがある程度棲み分ける可能性は十分にある。

 今、仕事で使うモバイルPCを買おうと考えているなら、不況で予算を抑えなければならないとしても、ネットブックよりCULVモデルを選んだほうがよいだろう。もうしばらくすると、対応機種はさらに増えるはずである。

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