【バロンズ】割安な銀行株、際立つバンカメの投資妙味

2018年10月30日公開(2018年10月30日更新)
Andrew Bary

• 割安な銀行株の中でも魅力的

 バンク・オブ・アメリカ(BAC)をはじめとする銀行大手の株価が下落している。投資家が、現在の経済成長と銀行の好業績は長続きしないと懸念しているためだ。

 しかし、これは過剰反応と思われる。第3四半期の米国国内総生産(GDP)成長率は3.5%で、経済が依然として好調であることを示している。また、自己資本比率と利益から見て、銀行はかつてないほど健全な状態にあると言える。

 バンク・オブ・アメリカ、シティグループ(C)、JPモルガン・チェース(JPM)、ゴールドマン・サックス(GS)、モルガン・スタンレー(MS)、ウェルズ・ファーゴ(WFC)の米国大手6行の2018年予想株価収益率(PER)は8~11倍と、S&P500指数の17倍を下回っている。

 今月に入って株価が10%ほど下落して約27ドルとなっているバンク・オブ・アメリカは、競合と比べて良い業績見通しと業界内の立ち位置を有している。また、2010年に最高経営責任者(CEO)に就任したブライアン・モイニハン氏は、「責任ある成長」を掲げてそれを達成してきた、極めて優秀な経営者だ。同行の2018年予想PERは約10倍、配当利回りは2.3%となっている。

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過度の成長に走らない安定感

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