自分自身が論理的に納得できる戦略を構築せよ
なお、下がるという予想をし外れたケースで重要なことは、(1)なぜ下がるという予想をしたのか、(2)なぜその予想が外れたのか……。この2点を自分なりに反省し、ロジカルに自分自身を納得させることが必要です。「なんとなく、下がると思う。」「たまたま外れただけ。」などという納得の仕方は最悪です。
成り上がるためには、投資家は自分なりのロジカルな戦略を構築していく必要があるのです。最終的に、自分自身が論理的に納得できる戦略が構築できれば、運や閃き、直感などに頼ったトレードから脱皮し、あなたのトレードは大いなる進歩を遂げることになるでしょう。
ところで、以前、ある雑誌編集者の方から、損をしている個人投資家と利益を上げている個人投資家の特徴を聞いたことがあります。
結論としては、「ファンダメンタルズ分析やテーマ性、自分自身の思い込みをベースにしたシナリオにこだわる個人は損している人が多い。テクニカル分析を重要視している個人は儲けている人が多い。」ということでした。
何人の個人を対象にしたアンケート調査だったかは忘れましたが、私はこの傾向は当たっていると思います。
私は、個人が成り上がるためには、定性的なスタンスより、定量的なスタンスで、相場に臨むべきだと思います。定量的に株価を分析するには、テクニカルが最も適していると思います。
確かに、「罫線屋、罫線引き引き足をだし」という格言はありますので、テクニカルを盲信してはいけません。しかし、テクニカルに重きをおいた判断基準をもつことは非常に有効だと思います。
あと1年、欧州問題が燻り続ける可能性も
さて、足元の相場ですが、日経平均は4日の8238.96円で目先底は打った感じです。EUがスペイン救済に動くとの期待感の高まりが底打ちのきっかけになりました。
ただし、ユーロ圏の財政を中央で所管する当局創設などの「財政同盟」に向けた、EU首脳の合意がなければ、今回のユーロ危機は本当の意味で終息しないでしょう。この件は、6月28~29日に開かれるEU首脳会議で議論される見通しです。
なお、ドイツは、「財政同盟」の将来の成立で合意しない限り、ユーロ圏共同債や域内の銀行預金を保証する「銀行同盟」について検討しない方針だそうです。また、ドイツ政府は、「財政同盟」を見据えた最終決定までに約1年の協議や期間を想定していると伝わっています。
これを長いと感じるか、短いと感じるかですが、私には非常に長く感じます。つまり、あと1年、欧州問題(ユーロ危機)が燻り続ける可能性が高いのですから・・・。
第1回のギリシャ危機が発生したのが2年前の春。マジで、もう勘弁してくれよというのが率直な感想です。



