巨額の合併差益で分配金の安定性はJリート随一
レジディア島津山 東京・五反田の駅近物件 賃貸可能戸数115戸 取得価額28.6億円この銘柄に注目した理由は、以下の2点から価格面での方向性が見えにくい、現在のような状況に適した銘柄と判断しているためです。
(1)合併差益が前期(12年1月期)末で356億円と巨額
(2)合併に伴い3分割した銘柄であり投資単位の金額が少ない
ADRがここまで大きくなった最大の理由は、10年3月にその当時住居系最大銘柄だった日本レジデンシャル投資法人と合併したためです。
Jリートの合併は現時点まで7例ありますが、ADRの合併で発生した合併差益はJリートで唯一300億円を超え、12年1月期末で356億円となっています(※最終ページの注参照)。
合併差益とは「負ののれん」ともいい、合併先の出資金(株式会社での資本金に該当)に対して買収価格が低い金額となった場合に発生します。
例えば、出資額500億円の銘柄に対し、合併比率を基に算出した出資額の評価が200億円だった場合、差額である300億円が合併差益となります。
Jリートは原則として内部留保ができない仕組みとなっていますが、合併差益は例外として内部留保が認められています。これによって利益が減少した時に、合併差益を充当することで分配金を安定させることができるのです。
ADRの12年7月予想分配金は4500円ですが、合併差益を6億円弱取り崩す予定としています。仮に同水準の合併差益の取り崩しが続いたとしても60期=30年という長期間4500円の分配金水準を維持できるのです!



