今回の業績下方修正は一時的なものと判断する
直近の業績を見てみると、グループ全体では売上高が前年同期比で10%以上の増加となっており、好調を保っているといえるのではなかろうか。

事業別に見ると海外のユニクロはアメリカで売上実績が計画を下回り赤字の拡大が進んでいるものの、アジア地区の中国、台湾、韓国での新規出店が3カ月で40店舗以上と続いており増収増益を達成、出店戦略については順調な模様。
主力の国内ユニクロでは、老朽化した店舗や不採算店舗を閉店し、売り場面積の大きな新店舗を同エリアに展開する「スクラップ&ビルド」により店舗当たりの売上高の拡大が図られている。
また、グローバルブランド事業が売上高に占める割合は15%程度とユニクロ事業と比べると売上構成比がまだ低いものの、低価格商品を販売する「ジーユー」は既存店売上高が4割増加するなど好調であり、ユニクロ以外のブランド構築も順調に推移している。
確かに主力の国内ユニクロにおいて4月から6月まで既存店売上高は3カ月連続で前年比を下回った。その結果、業績下方修正発表につながったわけだが、全社的な戦略の進展については順調であり、今回の下方修正は台風上陸や想定外の気温変化によるものであり、業績の落ち込みは一時的と考えたほうがいいだろう。



