さらなる株価下落の時期を待ったほうがよさそう
過去データによる売買シュミレーションの条件は以下のとおりである。
1)買い条件:終値が45日前の終値と比較して12%以上小さい
2)売り条件:含み損益が10%以上
同社の株価は5月末の終値と7月13日の終値を比較して約12%下落していることから、買いの条件を「終値が45日前の終値と比較して12%以上小さい」と設定し(条件1)、含み損益が10%以上になった時点で取引終了(条件2)とした場合、過去の株価ではどのような結果になったかシュミレーションを行なった。シュミレーション結果は以下のとおりだ。

総トレード数:82回
勝率: 51.22 %(勝ち数42回、負け数40回、引き分け0)
平均損益(円): 2045円(平均損益率: 0.68 %)
平均利益(円): 4万1463円(平均利益率: 13.82 %)
平均損失(円): 3万9344円(平均損失率: -13.11 %)
総利益÷総損失(プロフィット・ファクター、注1): 1.107
平均保持日数: 21.65 日
過去のシュミレーションでは勝率が約51%、1トレードあたりの平均損益は+0.68%とプラスではあるが、その値は小さく、勝率も高くないため現在の水準での投資は見合わせたい結果となっている。
先述のPER、PBRでの株価指標や今回のシュミレーション結果を考えると、今のタイミングでの投資はまだ見合わせたほうが良いだろうと考え、さらに株価が下落してきたタイミングでこそようやく投資できると考えたほうが無難だろう。
(注1)プロフィット・ファクター(PF)とは総利益が総損失の何倍かを示すデータであり、数字が大きいほうがいい評価となる指標。たとえば10万円の利益を得るために5万円の損失がかかった場合、PFは10÷5=2となる。PFが1以下の場合は、利益が損失よりも小さいことを意味するのでトレードするべきではないということになる。
特別研究員:西村剛

国内系投信会社でファンドマネージャーを経て2005年に投資教育会社フェアトレード株式会社(http://www.fairtrade.co.jp/)を設立し代表取締役に就任。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。自身の開発するソフトウェア「システムトレードの達人」(公式サイト:http://sys-tatsu.com/)を活用して、マネー雑誌が開催した2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%を叩き出し優勝。証券アナリスト検定会員でもあり、ファンダメンタルズ分析も得意とする。



