欧州発の金融ショックが来ると思う人には、
「損失限定・利益無限大」の投資を教えよう!

【第15回】2012年7月24日公開(2013年2月6日更新)
藤井 英敏

暴落時に一山当てる「ロングストラングル」戦略とは?

 ところで、ここからはリスク覚悟で、一山当てたい投資家向けの戦略として、日経225オプションを利用した、「ポジティブ・ガンマ」戦略を紹介します。

 「ポジティブ・ガンマ」は、短期間で相場大きく動けば利益になるという戦略です。

 この戦略は(1)日経225が時間をかけてダラダラと上がったり、または、下がったり、(2)日経225が予想に反して膠着した場合には、損失が発生します。

 しかし、上下(特に下方向)に大きく、短時間で日経225が動いたら、大きく儲かる戦略です。暴落発生を期待して組むポジションです。

 ここ最近では、リーマン・ショックとか、東日本大震災直後のような規模の相場急落があれば、大きく利益が出る戦略です。確かにこのような暴落は滅多に起こるものではありません。

 しかし、多くの投資家の予想に反して日経225が急落した場合、凄まじい収益性を発揮します。競馬で言えば万馬券ですね。一方、予想が外れても、投資金額以上に損失が出ることはないという特徴があります。つまり、損益線は「損失限定・利益無限」です。

 今回紹介するのは、「ロングストラングル」という、幅を持たせたコールとプット両方を買う戦略です。

 例えば、12年9月限の権利行使価格8000円のプットを70円で1枚、権利行使価格9250円のコールを27円で1枚買います。

 この場合、最大損失は9万7000円(70円×1000+27円×1000)です。また、ブレークイーブン(損益分岐点)は、下は7903円(8000円-70円-27円)、上は9347円(9250円+70円+27円)です。9月のSQ値が7903円以より下にいけばいくほど、または、9347円より上にいけばいくほど、利益が出るポジションです。

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暴落を予想するなら……

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