イオンフィナンシャルサービス、1994年の上場以来、
初めての減配で、利回り2.5%に急落! 2021年2月期
の年間配当は前期比66%減となる「1株あたり23円」に

2020年7月10日公開(2020年7月12日更新)
ザイ・オンライン編集部

イオンフィナンシャルサービスは、2021年2月期の配当を前期比で「大幅な減配」とする予想を、2020年7月8日の15時30分に発表した。これにより、イオンフィナンシャルサービス配当利回り(予想)は2.58%に大幅ダウンし、上場後ずっと続いていた「連続"非減配"期間」は"25期"でストップする見通しとなった。

イオンフィナンシャルサービスは、イオングループにおいてクレジットカードや銀行などの金融サービスを担う総合金融サービス会社。イオンフィナンシャルサービスは、イオングループにおいてクレジットカードや銀行などの金融サービスを担う総合金融サービス会社。
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 イオンフィナンシャルサービスが発表した2021年2月期の配当予想によると、2021年2月期の予想配当は中間配当(8月)が「11円」、期末配当(2月)が「12円」、合計の年間配当額は「1株あたり23円」となっている。

 イオンフィナンシャルサービスの2020年2月期の配当は「1株あたり68円」だったので、前期比で「45円」の大幅減配となる。今回、「減配」を発表したことによって、イオンフィナンシャルサービスの配当利回り(予想)は2.58%となった
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 イオンフィナンシャルサービスは今回、配当予想とともに業績予想も発表しており、2021年2月期の業績予想は前期比で「増収・大幅減益」となっている。この業績予想を受けて、前期比で「減配」の配当予想となった形だ。なお、イオンフィナンシャルサービスは「配当性向30~40%程度の水準を維持すること」を配当方針としているが、2021年2月期の配当性向(予想)は49.6~99.2%となっている。

 なお、イオンフィナンシャルサービスが発表した「業績予想および配当予想」や「第1四半期決算短信」を受けて、イオンフィナンシャルサービスの本日(2020年7月10日)の株価は、2日前の発表当日(2020年7月8日)の終値1128円より239円も安い889円(-21.18%)で引けている。

イオンフィナンシャルサービスの過去27期の配当の推移は?

■イオンフィナンシャルサービス(8570)の過去27期の配当の推移
年間配当額   年間配当額
2008/2 40円
1995/2 1.1円 2009/2 40円
1996/2 2.1円 2010/2 40円
1997/2 2.8円 2011/2 40円
1998/2 3.7円 2012/2 45円
1999/2 4.8円 2013/3 50円
2000/2 7.5円 2014/3 60円
2001/2 12.1円 2015/3 60円
2002/2 15.1円 2016/3 66円
2003/2 16.6円 2017/3 68円
2004/2 20円 2018/3 68円
2005/2 23.3円 2019/3 68円
2006/2 30円 2020/2 68円
2007/2 40円 2021/2 23円
(予想)

 イオンフィナンシャルサービスは、1994年12月に上場して以来、一度も「減配」をせずに、配当を「維持」もしくは「増配」している"非減配"を継続していた。しかし、2021年2月期の配当予想「1株あたり23円」が予想通りに実施されれば、「連続"非減配"期間」は"25期"でストップすることになる
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 イオンフィナンシャルサービスの年間配当額は、「連続”非減配”」が始まる直前の1995年2月期から2020年2月期までの25年間で、「1株あた1.1円」から「1株あたり68円」まで、61倍以上に増加していた。しかし、今回の減配発表によって、2020年2月期の「1株あたり68円」から「1株あたり23円」まで、66.1%減となり、年間配当額は2005年2月期の水準にまで減少することになる。
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イオンフィナンシャルサービスの配当利回りは?

 イオンフィナンシャルサービスの2020年7月10日時点の株価(終値)は889円、なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。

【※イオンフィナンシャルサービスの配当利回り(予想)】
株価:889円(2020年7月10日時点)
年間配当額:中間11円+期末12円=23円(2021年2月期・予想)
配当利回り:23円÷889円×100=2.58%

 また、参考として配当利回り(実績)も計算しておこう。イオンフィナンシャルサービスの2020年2月期の年間配当額は「1株あたり68円」、2020年2月28日時点の株価(終値)は1568円なので、配当利回り(実績)は以下のようになる。

【※イオンフィナンシャルサービスの配当利回り(実績)】
株価:1568円(2020年2月28日時点)
年間配当額:中間29円+期末39円=68円(2020年2月期・実績)
配当利回り:68円÷1568円×100=4.33%

 2021年2月期の配当を前期比で「大幅減配」としたことで、イオンフィナンシャルサービスの配当利回りは2.58%に大幅ダウンした。ちなみに、2020年6月の東証1部の平均利回りは2.15%(配当実施企業のみ)なので、配当利回り(予想)は大幅な減配後でも「やや高め」の水準となっている。なお、イオンフィナンシャルサービスは株主優待を実施していない。
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イオンフィナンシャルサービスは、イオングループにおいてクレジットカードや銀行などの金融サービスを担う総合金融サービス会社。香港、タイ、マレーシアなどアジア10カ国でも事業を展開。2021年2月期(通期)の連結業績予想は、営業収益こそ0.5%増であるものの、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも70~85%減となっている(すべて前期比)。
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イオンフィナンシャルサービス
業種 コード 市場 年間配当額(予想)
その他金融業 8570 東証1部 23円
株価(終値) 単元株数 最低投資金額 配当利回り(予想)
889円 100株 8万8900円 2.58%
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