「連続増配」はしていないものの、長期にわたって「減配」をせずに、配当を「維持」もしくは「増配」している“非減配株(=隠れ増配株)”のランキングを公開!
「配当」を気にする投資家なら、「連続増配株」に注目したことが一度や二度はあるだろう。長期間にわたって「増配を続けている」企業は、それだけ長期的に業績を伸ばしていたり、一時的に業績が落ちても配当を出せるようにしっかりと利益を蓄積できていたりする「優良企業」と判断することができるからだ。
【※関連記事はこちら!】
⇒「連続増配株ランキング」ベスト20![2021年最新版]30期連続増配の「花王」、20期連続増配で利回り5%の「三菱UFJリース」など、おすすめの増配銘柄を紹介
ただし、「連続増配株」には、文字通り「連続」で増配し続けている銘柄しか含まれていない。言い換えれば、「配当を『連続』では増配していないものの、減配をすることなく、増配傾向が続いている銘柄(=非減配株)」は含まれていないのだ。しかし、実際には「連続」では増配していないものの、長期間にわたって減配をすることなく、安定的に配当を維持、または増やしている“非減配株”の中にも、魅力的な“隠れ増配株”が存在するのだ。しかも、“非減配株”は「連続増配」をしていないので目立たないことから注目されにくく、割安な水準で放置されていることも。
【※関連記事はこちら!】
⇒増配株は「元本が増える銀行預金」「部屋数が増えるアパート」のようなもの! 追加投資をしなくても配当が増え、価値も上がる「増配株」のスゴさとは?
【※「増配株投資」の連載記事はこちら!】
⇒「増配株投資」で豊かな未来を手に入れられるのか? 夢の配当金生活実現メソッド
そこで今回は、「連続増配株」ほど注目度は高くないが、長期間にわたって「減配」をせず、配当を維持もしくは増配している“非減配株”に注目し、「『非減配』期間が長い安定配当株ランキング」を作成。ベスト20にランクインした銘柄の「非減配」期間や「配当利回り」のほか、年間配当額の推移、一定期間の「増配率」などを詳しく紹介していく(なお、配当利回りや最低投資額などのデータは2021年1月4日の終値で算出)。
「非減配株」を見ていく際に重要なのは、「非減配」期間の長さだけではなく、増配率や増配の頻度、配当性向なども判断材料に加えること。いくら連続「非減配」期間が長くても、配当額がずっと「横ばい」の場合、今後の増配には期待しづらいだろう。また、「配当性向」が高い水準にある場合、業績が悪化すると一転して「減配」となるリスクも高まってくる。投資を検討する際には、「非減配」期間の長さ以外も確認してから判断するようにしたい。
それでは早速、「『非減配』期間が長い安定配当株ランキング」を見ていこう。この記事では、増配率や配当性向などの数値も掲載しているので、「非減配」という切り口から「増配株」を選ぶ際の参考にしてほしい。
なお、ランキングの作成には「QUICK」のデータを参考にしており、「非減配」期間が「30年超」の銘柄は横並びで1位としている。
■「非減配」期間が長い安定配当株ランキング!ベスト20
|
|||||
「非減配」期間 |
増配率 (直近20年) |
増配率 (直近3年) |
配当利回り (予想) |
最低投資額 | |
1位 | 日本電設工業(東1・1950) | ||||
30年超 | 3.7倍 | 1.37倍 | 1.79% | 20万6500円 | |
日清紡ホールディングス(東1・3105) | |||||
30年超 | 4.2倍 | 1.00倍 | 4.10% | 7万3000円 | |
日本化薬(東1・4272) | |||||
30年超 | 2.7倍 | 1.00倍 | 3.19% | 9万4000円 | |
花王(東1・4452) | |||||
30年超 | 6.5倍 | 1.38倍 | 1.76% | 79万2700円 | |
武田薬品工業(東1、名1、札、福・4502) | |||||
30年超 | 5.6倍 | 1.00倍 | 4.83% | 37万2000円 | |
塩野義製薬(東1・4507) | |||||
30年超 | 12.1倍 | 1.43倍 | 1.88% | 56万2700円 | |
相模ゴム工業(東2・5194) | |||||
30年超 | 1.0倍 | 1.00倍 | 0.80% | 12万4500円 | |
ノーリツ(東1・5943) | |||||
30年超 | 2.1倍 | 1.00倍 | 2.03% | 15万7200円 | |
マックス(東1・6454) | |||||
30年超 | 2.0倍 | 1.09倍 | 3.25% | 14万1200円 | |
キヤノン(東1、名1、札、福・7751) | |||||
30年超 | 14.1倍 | 1.06倍 | 4.25% | 18万8050円 | |
ライフコーポレーション(東1・8194) | |||||
30年超 | 2.9倍 | 1.33倍 | 1.40% | 35万7000円 | |
歌舞伎座(東2・9661) | |||||
30年超 | 1.0倍 | 1.00倍 | 0.10% | 48万7000円 | |
「非減配」期間 |
増配率 (直近20年) |
増配率 (直近3年) |
配当利回り (予想) |
最低投資額 | |
13位 | アサヒグループホールディングス(東1・2502) | ||||
28年 | 8.3倍 | 1.85倍 | 2.52% | 41万9700円 | |
片倉工業(東1・3001) | |||||
28年 | 1.7倍 | 1.40倍 | 1.24% | 12万8500円 | |
15位 | 鳥居薬品(東1・4551) | ||||
27年 | 2.4倍 | 1.00倍 | 1.48% | 32万2500円 | |
16位 | レンゴー(東1・3941) | ||||
27年 | 2.8倍 | 1.66倍 | 2.81% | 8万5300円 | |
日産化学(東1・4021) | |||||
27年 | 12.8倍 | 1.73倍 | 1.57% | 62万4000円 | |
ファミリー(JQ・8298) | |||||
27年 | 2.0倍 | 1.11倍 | 2.35% | 4万2500円 | |
19位 | オエノンホールディングス(東1・2533) | ||||
26年 | 1.7倍 | 1.00倍 | 1.75% | 3万9900円 | |
日機装(東1・6376) | |||||
26年 | 2.3倍 | 1.25倍 | 2.01% | 9万9400円 | |
※ 配当利回りや最低投資額などのデータは、2021年1月4日の終値で算出。 ※ 日清紡ホールディングス、日本化薬、花王、鳥居薬品、日機装の「非減配」期間は、決算期変更のため厳密には年数ではなく期数。 ※「非減配」期間が同じ場合は決算月の早いほうを上位とし、決算月も同じ場合は同順位(銘柄コード順で表記)とした。 ※「非減配」期間の算出には上場後のデータのみを使用している。 |
上記のように「『非減配』期間が長い安定配当株ランキング」のベスト20には、26年以上にわたって「減配」をしておらず、配当を「維持」または「増配」している銘柄がランクインすることになった。ここからはベスト20にランクインした銘柄を、1銘柄ずつ詳しく見ていこう。
1位:日本電設工業(東1・1950)
非減配期間:30年超
日本電設工業は、JR東日本との強固な関係を持つ、鉄道電気工事のリーディングカンパニー。一般電気工事や情報通信工事も手掛けている。
「非減配」を30年超にわたって継続しており、年間配当額は直近20年で3.7倍に成長している。直近3年での増配率は1.37倍で、年平均11.0%の増配をしている計算になる。
1995年3月期から2009年3月期までは配当の「維持」が続いていたが、その後は増配傾向が強まっており、2013年3月期以降は連続増配が続いている。
2021年3月期の年間配当額は前期と同額の「37円」の予想で、連続増配はストップするものの30年超にわたる「非減配」は今期も継続される見込み。
■日本電設工業 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
建設業 | 1950 | 東証1部 | 37円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
2065円 | 100株 | 20万6500円 | 1.79% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年超 | 3.7倍 | 1.37倍 | 24.2% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
1位:日清紡ホールディングス(東1・3105)
非減配期間:30年超
日清紡ホールディングスは、「環境・エネルギーカンパニー」グループを標榜する持株会社。無線通信、マイクロデバイス、ブレーキ、精密機器など、さまざまな事業を手掛けている。
「非減配」を30年超にわたって継続しており、年間配当額は直近20年で4.2倍に成長している。一方、直近3年では増配は行われず、配当の「維持」が続いている。
配当の「維持」が長らく続いたかと思えば、年間配当額が大幅に上がることもあり、年間配当額の推移グラフは階段状になっている。
2020年12月期の年間配当額は前期と同額の「30円」の予想で、30年超にわたる「非減配」は今期も継続される見込み。
■日清紡ホールディングス | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
電気機器 | 3105 | 東証1部 | 30円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
730円 | 100株 | 7万3000円 | 4.10% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年超 | 4.2倍 | 1.00倍 | 499.1% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
1位:日本化薬(東1・4272)
非減配期間:30年超
日本化薬は、産業用火薬メーカーから出発した総合化学メーカー。樹脂・色素・触媒をコアとする機能化学品事業、抗がん剤などを扱う医薬事業、自動車向け安全部品などを扱うセイフティシステムズ事業の3事業が主軸。
「非減配」を30年超にわたって継続しており、年間配当額は直近20年で2.7倍に成長している。一方、直近3年では増配は行われず、配当の「維持」が続いている。
配当の「維持」が長らく続いたかと思えば、年間配当額が大幅に上がることもあり、年間配当額の推移グラフは階段状になっている。
2021年3月期の年間配当額は前期と同額の「30円」の予想で、30年超にわたる「非減配」は今期も継続される見込み。
■日本化薬 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
化学 | 4272 | 東証1部 | 30円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
940円 | 100株 | 9万4000円 | 3.19% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年超 | 2.7倍 | 1.00倍 | 51.2% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
1位:花王(東1・4452)
非減配期間:30年超
花王は、一般消費者向けの化粧品や洗顔・全身洗浄剤、衣類用洗剤、おむつなどのほか、産業用の油脂製品や界面活性剤などの機能性材料製品を国内・海外で製造・販売する会社。
「非減配」を30年超にわたって継続しており、年間配当額は直近20年で6.5倍に成長している。直近3年での増配率は1.38倍で、年平均11.4%の増配をしている計算になる。
花王は「非減配」期間が長いだけでなく、「連続増配」期間が長いことでも有名で、「連続増配株ランキング」では堂々の第1位にランクインしている。
【※関連記事はこちら!】
⇒「連続増配株ランキング」ベスト20![2021年最新版]30期連続増配の「花王」、20期連続増配で利回り5%の「三菱UFJリース」など、おすすめの増配銘柄を紹介
2020年12月期の年間配当額は前期比「10円」の増配となる「140円」の予想で、30年超にわたる「非減配」を継続するとともに「31期連続増配」を達成する見込み。
【※関連記事はこちら!】
⇒花王(4452)、増配を発表して「31期連続増配」予想!2020年12月期の配当予想は前期比「10円」の増配で「1株あたり140円」となり、配当利回り1.59%に!
■花王 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
化学 | 4452 | 東証1部 | 140円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
7927円 | 100株 | 79万2700円 | 1.76% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年超 | 6.5倍 | 1.38倍 | 50.2% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
1位:武田薬品工業(東1、名1、札、福・4502)
非減配期間:30年超
武田薬品工業は、大手の医薬品メーカー。売上高は国内製薬会社の中でトップを誇る。2018年にシャイアーを買収し、世界でも上位の売上規模に。
「非減配」を30年超にわたって継続しており、年間配当額は直近20年で5.6倍に成長している。一方、直近3年では増配は行われず、配当の「維持」が続いている。
2009年3月期までは増配が続いていたものの、その後は配当の「維持」が続いている。
2021年3月期の年間配当額は前期と同額の「180円」の予想で、30年超にわたる「非減配」は今期も継続される見込み。
【※関連記事はこちら!】
⇒武田薬品工業、30期以上も続く“非減配”を継続すると発表し、配当利回り4.67%の高水準を維持! 2021年3月期の配当は前期比で横ばいの「1株あたり180円」に
■武田薬品工業 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
医薬品 | 4502 | 東証1部、名証1部、札証、福証 | 180円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
3720円 | 100株 | 37万2000円 | 4.83% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年超 | 5.6倍 | 1.00倍 | 226.7% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
1位:塩野義製薬(東1・4507)
非減配期間:30年超
塩野義製薬は、医療用医薬品を中心に扱う大手製薬会社。抗うつ剤「サインバルタ」や、抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」の売上が大きい。
「非減配」を30年超にわたって継続しており、年間配当額は直近20年で12.1倍に成長している。直近3年での増配率は1.43倍で、年平均12.6%の増配をしている計算になる。
2004年3月期までは年間配当額がほぼ「横ばい」となっていたが、その後は増配傾向が強まっており、2013年3月期以降は連続増配が続いている。
2021年3月期の年間配当額は前期比「3円」の増配となる「106円」の予想で、30年超にわたる「非減配」を継続するとともに「9期連続増配」を達成する見込み。
■塩野義製薬 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
医薬品 | 4507 | 東証1部 | 106円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
5627円 | 100株 | 56万2700円 | 1.88% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年超 | 12.1倍 | 1.43倍 | 27.4% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
1位:相模ゴム工業(東2・5194)
非減配期間:30年超
相模ゴム工業は、コンドームの大手メーカー。医療用ゴム製品や、食品用包装フィルムおよび事務用ファイルなどの製造・販売も手掛ける。
「非減配」を30年超にわたって継続しているが、年間配当額は1991年3月期以降、「1株あたり10円」から変化していない。
2021年3月期の年間配当額は前期と同額の「10円」の予想で、30年超にわたる「非減配」は今期も継続される見込み。
■相模ゴム工業 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
ゴム製品 | 5194 | 東証2部 | 10円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1245円 | 100株 | 12万4500円 | 0.80% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年超 | 1.0倍 | 1.00倍 | ― |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
1位:ノーリツ(東1・5943)
非減配期間:30年超
ノーリツは、給湯機器や温水暖房機器などを製造・販売する会社。給湯機器の国内シェアは約40%を誇る。
「非減配」を30年超にわたって継続しており、年間配当額は直近20年で2.1倍に成長している。一方、直近3年では増配は行われず配当の「維持」が続いている。
最後の増配があったのは2014年12月期で、「1株あたり30円」から「1株あたり32円」への、「2円」の増配であった。
2020年12月期の年間配当額は前期と同額の「32円」の予想で、30年超にわたる「非減配」は今期も継続される見込み。
■ノーリツ | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
金属製品 | 5943 | 東証1部 | 32円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1572円 | 100株 | 15万7200円 | 2.03% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年超 | 2.1倍 | 1.00倍 | ― |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
1位:マックス(東1・6454)
非減配期間:30年超
マックスは、ホッチキスやオートステープラなどの文具・オフィス機器や鉄筋結束機などを製造・販売する会社。ホッチキスの国内シェアは7割を超え、オートステープラの世界シェアは約9割を誇る。
「非減配」を30年超にわたって継続しており、年間配当額は直近20年で2.0倍に成長している。直近3年での増配率は1.09倍で、年平均3.0%の増配をしている計算になる。
配当の「維持」が数年続いている期間があるものの、「連続増配」をしている期間もあり、直近でも2019年3月期と2020年3月期で連続増配となっている。
2020年3月期の年間配当額は前期と同額の「46円」の予想で、30年超にわたる「非減配」は今期も継続される見込み。
■マックス | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
機械 | 6454 | 東証1部 | 46円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1412円 | 100株 | 14万1200円 | 3.25% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年超 | 2.0倍 | 1.09倍 | 53.5% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
1位:キヤノン(東1、名1、札、福・7751)
非減配期間:30年超
キヤノンは、デジタルカメラやレーザープリンターなどで世界シェアNo.1を誇る大手電気機器メーカー。光学技術を核にした「多角化」を進めるとともに、「グローバル化」にも力を入れていて海外売上高比率は7割を超える。
「非減配」を30年超にわたって継続しており、年間配当額は直近20年で14.1倍に成長している。直近3年での増配率は1.06倍で、年平均2.1%の増配をしている計算になる。
2000年代中ごろに増配傾向が強まり「連続増配」もしていたが、その後は増配ペースが緩やかになっている。
2020年12月期の年間配当額は前期比で半減となる「80円」の予想で、30年超にわたる「非減配」が今期でストップとなる可能性が高くなった。
【※関連記事はこちら!】
⇒キヤノン、期末の配当を修正し、配当利回り4.4%に!年間配当は前期比で半減の「1株あたり80円」で、30期超続いた“非減配”は止まるも、株価下落で高利回りに
■キヤノン | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
電気機器 | 7751 | 東証1部 | 80円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1880.5円 | 100株 | 18万8050円 | 4.25% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年超 | 14.1倍 | 1.06倍 | 161.5% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
1位:ライフコーポレーション(東1・8194)
非減配期間:30年超
ライフコーポレーションは、近畿・関東にスーパーマーケット「ライフ」を展開する会社。三菱商事グループに属している。
「非減配」を30年超にわたって継続しており、年間配当額は直近20年で2.9倍に成長している。直近3年での増配率は1.33倍で、年平均10.0%の増配をしている計算になる。
1992年2月期から2002年2月期までは配当の「維持」が続いていたが、その後は増配の頻度が上がっており、連続増配をしていた期間も見受けられる。
2021年2月期の年間配当額は前期比「10円」の増配となる「50円」の予想で、30年超にわたる「非減配」は今期も継続される見込み。
【※関連記事はこちら!】
⇒ライフコーポレーション、2期連続の「増配」を発表し、配当額は2年で1.6倍に急増! 2021年2月期は前期比10円増の「1株あたり50円」、配当利回り1.1%に!
■ライフコーポレーション | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
小売業 | 8194 | 東証1部 | 50円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
3570円 | 100株 | 35万7000円 | 1.40% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年超 | 2.9倍 | 1.33倍 | 14.6% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
1位:歌舞伎座(東2・9661)
非減配期間:30年超
歌舞伎座は、歌舞伎専用の劇場「歌舞伎座」を所有する会社。土地および店舗の賃貸を主軸に、食堂・飲食店舗の運営や土産物などの販売も手掛けている。
「非減配」を30年超にわたって継続しているが、年間配当額は長期間「1株あたり5円」から変化していない。
2021年2月期の年間配当額は前期と同額の「5円」の予想で、30年超にわたる「非減配」は今期も継続される見込み。
■歌舞伎座 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
サービス業 | 9661 | 東証2部 | 5円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
4870円 | 100株 | 48万7000円 | 0.10% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年超 | 1.0倍 | 1.00倍 | ― |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
13位:アサヒグループホールディングス(東1・2502)
非減配期間:28年
アサヒグループホールディングスは、大手の酒類・飲料メーカー。国内におけるビール類のシェアは首位を誇る。海外での売上も東アジアを中心に伸長。
1992年12月期以降は減配しておらず、「非減配」期間は28年となっており、年間配当額は直近20年で8.3倍に成長している。直近3年での増配率は1.85倍で、年平均22.8%の増配をしている計算になる。
2007年12月期までは配当を「維持」としていた年もあったが、2008年12月期以降は連続増配が続いている。
2020年12月期の年間配当額は前期比「6円」の増配となる「106円」の予想で、「29年連続の『非減配』」および「13年連続増配」を達成する見込み。
■アサヒグループホールディングス | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
食料品 | 2502 | 東証1部 | 106円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
4197円 | 100株 | 41万9700円 | 2.52% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
28年 | 8.3倍 | 1.85倍 | 62.5% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
13位:片倉工業(東1・3001)
非減配期間:28年
片倉工業は、不動産事業をはじめ、繊維・医薬品・機械関連などの事業を多角的に展開する会社。コクーンシティや東京スクエアガーデンなどを主要物件とする不動産事業が利益の柱。
1992年12月期以降は減配しておらず、「非減配」期間は28年となっており、年間配当額は直近20年で1.7倍に成長している。直近3年での増配率は1.40倍で、年平均11.8%の増配をしている計算になる。
配当の「維持」が続いていた期間が長いものの、2017年12月期以降は増配傾向が強まっている。
2020年12月期の年間配当額は前期比「2円」の増配となる「16円」の予想で、29年連続の「非減配」を達成する見込み。
■片倉工業 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
繊維製品 | 3001 | 東証1部 | 16円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1285円 | 100株 | 12万8500円 | 1.24% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
28年 | 1.7倍 | 1.40倍 | 22.3% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
15位:鳥居薬品(東1・4551)
非減配期間:27年
鳥居薬品は、JTグループに属する製薬会社。腎・透析、皮膚疾患、アレルゲンの3領域を中心に、医薬品を製造・販売している。
1994年3月期以降は減配しておらず、「非減配」期間は27年となっており、年間配当額は直近20年で2.4倍に成長している。一方、直近3年では増配は行われず配当の「維持」が続いている。
配当を「維持」としている期間はそれなりにあるものの、長期的に見ると緩やかながら増配傾向となっている。
2020年12月期の年間配当額は前期と同額の「48円」の予想で、28年(厳密には28期)連続の「非減配」を達成する見込み。
■鳥居薬品 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
医薬品 | 4551 | 東証1部 | 48円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
3225円 | 100株 | 32万2500円 | 1.48% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
27年 | 2.4倍 | 1.00倍 | 43.4% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
16位:レンゴー(東1・3941)
非減配期間:27年
レンゴーは、段ボール・板紙・包装のリーディングカンパニー。板紙から段ボールまでの一貫生産体制を持ち、海外にも展開。
1994年3月期以降は減配しておらず、「非減配」期間は27年となっており、年間配当額は直近20年で2.8倍に成長している。直近3年での増配率は1.66倍で、年平均18.5%の増配をしている計算になる。
配当を「維持」としている期間はそれなりにあるものの、2020年3月期には「1株あたり14円」から「1株あたり20円」へと大幅に増配している。
2021年3月期の年間配当額は前期比「4円」の増配となる「24円」の予想で、「28年連続の『非減配』」および「3年連続増配」を達成する見込み。
■レンゴー | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
パルプ・紙 | 3941 | 東証1部 | 24円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
853円 | 100株 | 8万5300円 | 2.81% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
27年 | 2.8倍 | 1.66倍 | 21.2% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
16位:日産化学(東1・4021)
非減配期間:27年
日産化学は、機能性材料、ライフサイエンス、化学品の3領域で事業を展開する化学メーカー。
1994年3月期以降は減配しておらず、「非減配」期間は27年となっており、年間配当額は直近20年で12.8倍に成長している。直近3年での増配率は1.73倍で、年平均20.0%の増配をしている計算になる。
配当を「維持」としていた期間はそれなりにあるものの、近年は増配傾向が強く、特に2013年3月期以降は連続増配が続いている。
2020年12月期の年間配当額は前期比「8円」の増配となる「98円」の予想で、「28年連続の『非減配』」および「9年連続増配」を達成する見込み。
【※関連記事はこちら!】
⇒日産化学(4021)、9期連続となる「増配」を発表し、配当利回り1.57%に! 年間配当は9年で4倍に増加、2021年3月期は前期比8円増の「1株あたり98円」に!
■日産化学 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
化学 | 4021 | 東証1部 | 98円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
6240円 | 100株 | 62万4000円 | 1.57% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
27年 | 12.8倍 | 1.73倍 | 45.0% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
16位:ファミリー(JQ・8298)
非減配期間:27年
ファミリーは、輸入新車8ブランドを扱う自動車販売業者で、千葉県が地盤。自動車販売のほか、不動産事業と発電事業も手掛けている。
1994年3月期以降は減配しておらず、「非減配」期間は27年となっており、年間配当額は直近20年で2.0倍に成長している。直近3年での増配率は1.11倍で、年平均3.5%の増配をしている計算になる。
1996年3月期から2012年3月期まで、長期間にわたって配当の「維持」が続いていたが、その後は増配の頻度が上がっている。
2021年3月期の年間配当額は前期と同額の「10円」の予想で、28年連続の「非減配」を達成する見込み。
■ファミリー | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
小売業 | 8298 | 東証JASDAQ | 10円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
425円 | 100株 | 4万2500円 | 2.35% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
27年 | 2.0倍 | 1.11倍 | 12.4% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
19位:オエノンホールディングス(東1・2533)
非減配期間:26年
オエノンホールディングスは、発酵技術を核とするバイオテクノロジーをベースに、酒類事業、加工用澱粉事業などを展開する持株会社。和酒の売上が大きく、特に焼酎が主力。
1994年12月期以降は減配しておらず、「非減配」期間は26年となっており、年間配当額は直近20年で1.7倍に成長している。一方、直近3年では増配は行われず配当の「維持」が続いている。
2020年12月期の年間配当額は前期と同額の「7円」の予想で、27年連続の「非減配」を達成する見込み。
■オエノンホールディングス | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
食料品 | 2533 | 東証1部 | 7円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
399円 | 100株 | 3万9900円 | 1.75% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
26年 | 1.7倍 | 1.00倍 | 55.4% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
19位:日機装(東1・6376)
非減配期間:26年
日機装は、特殊ポンプ、人工透析装置、水質調整システム、複合材成型品などの製造・販売を手掛けている会社。
1995年3月期以降は減配しておらず、「非減配」期間は26年となっており、年間配当額は直近20年で2.3倍に成長している。直近3年での増配率は1.25倍で、年平均7.7%の増配をしている計算になる。
配当を「維持」としている期間はそれなりにあるものの、長期的に見ると緩やかながら増配傾向となっている。
2020年12月期の年間配当額は前期と同額の「20円」の予想で、27年連続の「非減配」を達成する見込み。
■日機装 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
精密機器 | 6376 | 東証1部 | 20円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
994円 | 100株 | 9万9400円 | 2.01% |
「非減配」期間 | 増配率(直近20年) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
26年 | 2.3倍 | 1.25倍 | 27.3% |
※株価などのデータは2021年1月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
「非減配」期間の長さだけにとらわれず、
複数のデータを見て総合的に判断しよう!
「『非減配』期間が長い安定配当株ランキング」によって、「連続増配株ランキング」ではカバーしきれていなかった“隠れ増配株”を発見することができたのではないだろうか。しかし、「非減配」期間が長いからといって、それがすぐに優良な「増配株」を意味するとは限らない。年間配当額の推移から確認できる「増配率」や「増配の頻度」、配当利回りや配当性向といったデータも参考にしつつ、総合的に判断していく必要がある。
【※関連記事はこちら!】
⇒「高配当株」と「増配株」では、どちらに投資すべきか?「増配」は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、「高配当」は株価や配当額に左右される不安定なもの!
なお、今回の「『非減配』期間が長い安定配当株ランキング」には、「決算期の変更によって表面的に“減配”となっているだけで、実質的には“非減配”」の銘柄は含まれていない。また、前期に実施された記念配当の影響から、30年以上続いた連続「非減配」が2020年11月期でストップしてしまった「キユーピー(2809)」のような銘柄もあるので、気になる銘柄があったら、年間配当額の推移をぜひ自分でもチェックしてみてほしい。
株価は「コロナ・ショック」から回復しつつあるが、戻りが鈍い銘柄もまだ多く見られる。今回掲載した「『非減配』期間が長い安定配当株ランキング」を参考に、増配や将来の高利回りが期待できる銘柄を選んで投資しよう!
【※関連記事はこちら!】
⇒「連続増配株ランキング」ベスト20![2021年最新版]30期連続増配の「花王」、20期連続増配で利回り5%の「三菱UFJリース」など、おすすめの増配銘柄を紹介
![]() ![]() |
![]() ![]() |
【2021年1月2日時点】 【証券会社おすすめ比較】 手数料、取引ツールetc.で総合比較! おすすめネット証券はココだ! |
||||||
株式売買手数料(税抜) | 投資信託 | 外国株 | ||||
1約定ごと | 1日定額 | |||||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 1353本 | ― | |
【松井証券のおすすめポイント】 1日定額制プランしかないものの1日の約定金額の合計が50万円以下であれば売買手数料が無料という手数料体系は非常に魅力的。資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。さらに、2020年のJCSI(日本版顧客満足度指数)調査で、ネット証券部門の総合評価で1位を獲得! その使い勝手は、チャート形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」を愛用している株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。また、デイトレード限定で手数料が無料になる「一日信用取引」、手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業デイトレーダーにとって利便性の高いサービスも充実している。 ※ 株式売買手数料に1約定ごとのプランがないので、1日定額制プランを掲載。 |
||||||
【関連記事】 ◆松井証券はどうして投資信託の取扱数が少ないのか? あえて取扱数で勝負せず、松井証券が「顧客に無駄なコストを使わせない」という理念にこだわる理由とは ◆【松井証券のおすすめポイントは?】1日50万円以下の株取引は手数料0円(無料)! その他の無料サービスと個性派投資情報も紹介 ◆「株初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこ?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社! |
||||||
【期間限定のお得なキャンペーンを実施中!】 | ||||||
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 2650本 | ○ 米国、中国、 韓国、ロシア 、アセアン |
|
【SBI証券のおすすめポイント】 ネット証券最大手。2020年10月から売買手数料を引き下げ、1日定額制コースだと現物・制度信用・一般信用取引がそれぞれ1日100万円まで、合計で1日最大300万円まで売買手数料が0円と非常に低コスト。投資信託の数が業界トップクラスなうえ100円以上1円単位で買えるので、投資初心者でも気軽に始められる。さらに、IPOの取扱い数は、大手証券会社を抜いてトップ。PTS取引(私設取引システム)も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合もある。海外株式は、米国、中国、ロシアのほか、アセアン株式も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。米国株が、2019年7月の値下げにより売買手数料が最低0米ドルから取引可能になったのも魅力。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には、必須の証券会社と言えるだろう。「2020年 オリコン顧客満足度ランキング ネット証券」では、5年連続13度目の1位を獲得。 |
||||||
【SBI証券の関連記事】 ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社! |
||||||
◆LINE証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
80円 ※ |
90円 ※ |
220円 ※ |
— | 30本 | — | |
【LINE証券のおすすめポイント】 サービス開始時は単元未満株と投資信託のみだったが、2020年5月から、1単元単位で売買する通常の現物株取引もスタート。買付時の売買手数料が無料というユニークな料金プランで、買付+売却のトータルで比較すると業界最低水準の売買手数料となっている。スマホでの使いやすさに徹底的にこだわったシンプルな取引画面は、初心者にも直感的にわかりやすいデザインになっている。また、東証上場の1015銘柄に限り1株単位での売買が可能! その売買手数料が日中なら約定金額の0.2〜0.4%と単元未満株取引の売買手数料としては格安なのも大きなメリット。 ※ 売買手数料は買付時が無料で売却時のみ発生するので、他社と比較しやすいように売却時の売買手数料を1/2にしたものを掲載。 |
||||||
【関連記事】 ◆LINE証券の「初株チャンスキャンペーン」で株の購入代金がもらえる!【マンガで読む「LINE証券」お手軽投資体験記】 ◆【LINE証券の特徴とおすすめポイントを解説!】1株から株が売買できるうえに、売買手数料も激安! “株初心者の使いやすさ”にこだわった「スマホ証券」 ◆1株(単元未満株)から株が買える証券会社を比較! 株初心者でも“少額で株式投資を始められる”証券会社の売買手数料や取扱商品、おすすめポイントを解説! ◆株初心者は「1株=数百円」から始めるのがおすすめ! “1株単位”で株が買える「5つのサービス(LINE証券・ネオモバ・S株など)」の手数料や銘柄数、注文時間を解説 |
||||||
【期間限定!お得なキャンペーンを実施中!】 | ||||||
1約定ごと(税抜) | 1日定額(税抜) | 投資信託 ※1 |
外国株 | |||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 2700本 | ○ 米国、中国 、アセアン |
|
【楽天証券のおすすめポイント】 1約定ごとプラン5は、手数料が低水準のうえ、手数料の1〜3%をポイント還元! また、2020年12月7日から1日定額コースの料金が引き下げられ、1日100万円以下なら売買手数料が無料に! さらに、楽天カードで投信積立を行うと1%分のポイントが付与されるうえ、投資信託を持っているだけでポイントが貯まるので、長期的に積立投資を考えている人にはおすすめだろう。貯まったポイントは、楽天スーパーポイントやJALマイルに交換可能。楽天スーパーポイントは、国内現物株式や投資信託の購入にも利用できる。また、取引から情報収集、入出金までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経新聞の記事も無料で読むことができる。さらに、投資信託数が2000本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので、長期的な分散投資がしやすいのも便利だ。 |
||||||
【関連記事】 ◆「楽天証券」や「SBI証券」など、5つの証券会社が売買手数料を大幅値下げ! 「1日最高40万円」の取引まで無料で売買できるお得なネット証券も登場! ◆楽天証券おすすめのポイントはココだ!~使いやすいトレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! ◆「日経新聞」「会社四季報」を無料で読める証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実 |
||||||
◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
100円 | 180円 | 450円 | 500円/日 | 1170本 | ○ 米国、中国 |
|
【マネックス証券のおすすめポイント】 1注文30万円までなら手数料の安さはトップクラス。小型株中心に売買する人には、魅力的な値段設定と言える。米国株も最低手数料0ドルから買えるので、非常にお手軽だ。多彩な注文方法や板発注が可能な高機能無料ツール「マネックストレーダー」など、トレードに役立つツールもそろっている。中でも、日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」は、スイングトレードのときに参考にしたい。毎月5000円の掛金から始められる低コストなiDeCoサービスも行っている。 |
||||||
【関連記事】 ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付が無料のうえ、外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者におすすめ! ◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実! |
||||||
【人気の「米国株」の銘柄数がトップラクス!】 | ||||||
◆SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券) ⇒詳細情報ページへ | ||||||
80円 | 97円 | 180円 | 400円/日 | 2本 | ― | |
【SBIネオトレード証券のおすすめポイント】 以前はライブスター証券だったが、SBIホールディングスの傘下に入ったことで2021年1月から現在の名称に。取引手数料は、現物株、信用取引ともにネット証券最安レベル。現物株は、1約定ごとの「一律(つどつど)プラン」でなら、約定代金5万円以下なら売買手数料が50円。さらに、信用取引の売買手数料はなんと0円で、その手数料の安さは株主優待名人・桐谷さんのお墨付き。口座開設から40営業日(約2カ月)までは、現物株、先物・オプションの取引手数料が無料になるキャンペーンも長年にわたって実施中。無料の取引ツール「NEOTRADE」は高機能化が進んおり、特殊注文機能も完備。低コストで株や先物取引をアクティブにトレードしたい人にはもちろん、売買頻度の少ない初心者や中長期の投資家にもおすすめの証券会社と言えるだろう。 |
||||||
【関連記事】 ◆【ネット証券おすすめ比較・2019年版】株の売買手数料を比較したらあのネット証券会社が安かった! ◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は? 手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流! |
||||||
1約定ごと(税抜) | 1日定額(税抜) | 投資信託 ※1 |
外国株 | |||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆GMOクリック証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
88円 | 98円 | 241円 | 399円/日 | 115本 | ― | |
【GMOクリック証券のおすすめポイント】 売買手数料は、1約定ごと、1日定額制ともに最安レベルで、コストにうるさい株主優待名人・桐谷広人さんも利用しているとか。信用取引の売買手数料と買方金利・貸株料も最安値レベルで、一般信用売りも可能だ! 近年は、各種ツールや投資情報の充実度もアップしており、売買代金では5大ネット証券に食い込むほど急成長している。商品の品揃えは、株式、先物・オプション、FXのほか、CFDまである充実ぶり。CFDでは、各国の株価指数のほか、原油や金などの商品、外国株など多彩な取引が可能。この1社でほぼすべての投資対象をカバーできると言っても過言ではないだろう。頻繁に売買しない初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFDなどのレバレッジ取引も活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ! |
||||||
【関連記事】 ◆「株主優待のタダ取り(クロス取引)」で得するなら、GMOクリック証券がおすすめ! 一般信用の「売建」を使って、ノーリスクで優待をゲットする方法を解説! ◆GMOクリック証券を「無料」で利用する裏ワザとは? グループ会社の株主優待を効率よく利用することで、1年間に「最大375回分」の売買手数料が0円に! ◆億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介! NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ |
||||||
◆DMM.com証券(DMM株) ⇒詳細情報ページへ | ||||||
80円 | 97円 | 180円 | ― | ― | ○ 米国 |
|
【DMM.com証券のおすすめポイント】 国内株式と外国株のトレードに特化したネット証券で、最大のメリットは売買手数料の安さ。1約定5万円までなら50円(税抜)で売買可能! 大手ネット証券と比較すると、約定金額が大きいほど割安度が高い。また、売買手数料の1%分のポイントが貯まるのもメリットだ。取引ツールは、シンプル機能の「DMM株 STANDARD」と高機能な「DMM株 PRO」の2種類。スマホ用アプリも「かんたんモード」と「ノーマルモード」を使い分ける形になっており、初級者から中上級者まで、あらゆる個人投資家にとってトレードしやすい環境が整っている。2019年2月からIPOの取り扱いもスタート。委託販売のみなので割当数は少なめだが、口座に資金がなくてもIPOの抽選に申し込めるのは大きなメリットだ。新規口座開設で1カ月間手数料無料。また、口座開設完了者の中から抽選で毎月10名に2000円がキャッシュバックされる。口座開設手続きが期間に迅速で、最短で申し込んだ当日に取引が可能になる点も便利。 |
||||||
【関連記事】 ◆DMM.com証券「DMM株」は、売買手数料が安い! 大手ネット証券との売買コスト比較から申込み方法、お得なキャンペーン情報まで「DMM株」を徹底解説! ◆【証券会社比較】DMM.com証券「DMM株」は、国内株式のトレードに特化したオンライントレードサービス。業界最安値水準の売買手数料が最大の魅力! |
||||||
◆野村證券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
139円 | 300円 | 477円 | ― | 1179本 | ○ 米国、中国、 欧州、アセアン |
|
【野村證券のおすすめポイント】 国内最大手の証券会社なので、安心感は抜群! 最近ではインターネットにも力を入れており、ネット取引専用口座「野村ネット&コール」は、店頭での窓口取引にくらべて売買手数料が大幅にお得になっている。また、大手証券会社だけあって、投資情報や銘柄分析レポートが充実しており、専門家による数多くの調査レポート動画も視聴可能。さらに、IPO取り扱い数がトップクラスなのも大きなメリット。特に主幹事数が多いので、本気でIPO投資をするならぜひ口座を持っておきたい証券会社だ。会社やレジャーなどの外出先でも株価のチェックや取引をしたい人には、スマホ用株アプリ「野村株アプリ」が便利。 |
||||||
【関連記事】 ◆【証券会社比較】野村證券の「現物手数料」「信用取引コスト」から「取扱商品」、さらには「最新のキャンペーン情報」までまとめて紹介! ◆IPO(新規公開株)の主幹事数・取扱銘柄数で選ぶ! より多くの当選が期待できるおすすめ証券会社 ◆「野村證券が主幹事のIPOは公募割れなし」は本当? イベント投資の達人・夕凪氏が過去のデータを分析し、IPO投資に役立つ「アノマリー」を徹底検証! |
||||||
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。 |

【SBI証券×ザイ・オンライン】タイアップ企画
新規口座開設+条件クリアした人全員に
現金2000円プレゼント!⇒関連記事はこちら
1約定ごとの手数料がお得! | もれなく2500円プレゼント | 株の売買手数料がお得! |
---|---|---|
SBI証券 日本株は、1日50万円までの 取引なら売買手数料が0円! |
岡三オンライン証券 1日定額プランで 手数料を大幅値下げ! |
松井証券 1日50万円までの取引 なら売買手数料0円! |
ネット証券最大手で、ザイ・オンラインでも人気NO.1⇒関連記事 | 2017年の秋からIPO取扱数がトップクラスに!⇒関連記事 | 優待名人・桐谷さんも「便利でよく使う」とおすすめ!⇒ 関連記事 |