「上昇相場はいったん終わり!?」
乱高下した後の相場にどう対処すべきか?

【第59回】2013年5月24日公開(2013年9月24日更新)
藤井 英敏

 具体的には、12年11月13日終値は8661.05円、13年5月23日高値は1万5942.60円です。上昇幅は7281.55円です。チャート上の押し目メドは、3分の1押しの1万3515.42円、38.2%押しの1万3161.05円、半値押しの1万2301.83円、61.8%押しの1万1442.60円などが挙げられます。

 ですが、3分の1押しの1万3515.42円を前に、日足ベースの一目均衡表の基準線(24日現在1万4473.53円)、25日移動平均線(同1万4302.71円)、週足ベースの一目均衡表の転換線(同1万3874.19円)などのサポートが控えています。今後、これらのサポートを終値で割り込むようだと、最大で3分の1押しの1万3515.42円までの下落は覚悟するべきでしょう。

タイプ別、これからの相場への対処法

 このような相場想定のもと、個人投資家は、慌てて押し目買いはするべきではないと思います。現在は、中期上昇局面の短期的な調整局面です。慎重に、目先の底値がどこなのかを見極めてから、押し目買いをするべきです。

 なお、高値掴みした現物株を保有し、増加する評価損に耐えている個人投資家は、現在の株価水準では時既に遅しです。嵐が去るのをじっと待つしかありませんね。日経平均の下値メドは前述の3分の1押しの1万3515.42円を前提にすれば、たかだか1000円程度と、自分に言い聞かせるしかありませんね。ただし、今度の戻り局面後の調整局面では、「損切り」を励行しましょう。

 一方、信用取引で追証リスクを抱えている投資家はなるべく早く、ポジションを軽くするべきです。現物の投資家は嵐が去るのをじっと待つという悠長な手法もありですが、借金して株を買っている個人は、予想が外れて相場の押し幅が深刻化した時の最悪の事態に備えるべきです。具体的には、担保は代用有価証券でなく現金だけにした上で、維持率を少なくとも50%以上を維持しましょう。

 逆に、現在ノーポジで買い場を待っている個人は、慌てて買わず、底入れがある程度みえてきたタイミング、もしくは、短期的に売られ過ぎの状況でエントリーしましょう。現時点では、6月14日のSQ前後に買い場がやってくるのかなと、現時点ではイメージしています。レベル的には3分の1押しの1万3515.42円付近が1番有力ですが、万が一深押すようなら半値押しの1万2301.83円もあるとはみています。

 ただし、日経平均が5日移動平均線(24日現在1万5093.10円)を安定的に上回って推移するようなら、24日の1万3981.52円が目先底になり、現在危惧している深刻な調整相場は訪れることなく、再び、良好な投資環境に移行することになるとみておく必要があります。ですが、その可能性は現時点では低いとみています。

 

TOP