実践!株主優待の基本から
お得なトレード法まで教えます!

2014年3月3日公開(2017年11月30日更新)
ザイ・オンライン編集部

クロス取引の落とし穴「逆日歩」

 これまで紹介した人気銘柄やクロス取引の例(【図表2】【図表4】)を見て、「逆日歩」という文字に気がついた人もいるはず。逆日歩は、制度信用取引の売り建てで、株不足になると発生する追加の銘柄レンタル料だ。

 最近は優待投資が人気化し、クロス取引を行う人も増加している。さらに、飲食券や買い物券など利用しやすい優待券なら、人気が高じて逆日歩がつくケースが多いようだ。その証拠に【図表2】の銘柄はほとんど逆日歩がついてしまった。

 逆日歩は取引した翌日のお昼頃にならないとわからない。「ふたを開けてみたらとんでもない逆日歩がついていた」というケースもある。2月末の例を紹介しよう【図表5】。

【図表5】スギ薬局、長崎ちゃんぽんのリンガーハットなど、誰もがほしい身近な優待品がある優待銘柄の場合、高い逆日歩がつく危険性がある。

スギホールディングス(7649)の優待品は、100株で3000円相当の優待券(またはギフト)と株主優待カード(5%割引)。それに対し、逆日歩が7500円もついたため、優待品をもらってもコストを差し引けば、赤字となってしまった。

 ただし、これから訪れる3月末は、優待銘柄が年間でもっとも多い時期。優待銘柄トレーダーたちの取引が分散し、逆日歩がつきにくい可能性がある。

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一般信用取引なら逆日歩なし

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