年内に日経平均1万8000円超えも!
衆議院選挙直前の12月12日、または
年末の大納会まで高値を追う可能性が高い

【第138回】2014年11月25日公開(2017年12月4日更新)
藤井 英敏

 なお、円相場は1ドル=118円台で推移しています。日銀短観9月調査での大企業・製造業の想定為替レートは、2014年度は1ドル=100.73円(上期100.83円、下期100.63円)ですから、企業サイドは、大幅な円高想定(保守的想定)となっています。このため、市場では、輸出企業の下期以降の収益上振れ期待が高まる公算が大きく、これが日経平均のバリュエーションを押し上げることになるでしょう。

 師走の選挙で、贈答品のやり取りが慎重になり、歳暮はしわ寄せを受ける見通しです。しかし、円安で日本を訪れる外国人観光客が増加していますし、日経平均が大幅に上昇し、「株を持つ者」の資産効果が期待できますから、年末商戦はそこそこで着地しそうです。もちろん、消費税増税の先送りも消費マインドにプラスに作用することでしょう。

当面の世界の株式市場の視界は良好

 一方、米国では、27日の感謝祭翌日の「ブラックフライデー」から小売り各店が店頭で値引きを始め、年末商戦が本格化します。米雇用は回復傾向で、原油安・ガソリン安による実質的な減税効果が見込めます。

 また、株高による資産効果が加わっています。さらに、10月の米中古販売はほぼ1年ぶり高水準となる526万戸に増えており、個人消費が例年以上に盛り上がる可能性が高いといえるでしょう。住宅購入に伴う、自動車、家電製品、家具などの耐久消費財への需要が増加するとみています。

 一方、景気減速・鈍化が懸念されている中国や欧州では、さらなる金融緩和による景気テコ入れが見込めそうです。確かに、原油安でロシアなど産油国中心に新興国経済は厳しいでしょうが、世界の経済全体のパイからみれば、その規模は小さいため、先進国の株式市場への影響は限定的と考えます。よって、当面の世界の株式市場の視界は良好とみてよさそうです。

日経平均については、14日の終値ベースの高値1万7490.83円、ザラ場ベースの高値1万7520.54円はもちろん、11月のSQ値1万7549.60円をブレイクすることが最も重要だとみています。このSQ値をブレイクするようなら、需給が劇的に改善し、12月のSQに向けて、1万8000円大台回復の実現確度が高まると考えています。

日経平均チャート(日足・1年)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

 現時点での私のメインシナリオは、12月14日の投開票日に向けて、投資家の期待が日を追うごとに高まり、同時に日経平均は水準を切り上げ、投開票日直前の営業日の12日の12月のSQで、踏み上げ相場がいったん終了するというものです。

 サブシナリオは、12月のSQまで調整が続き、SQ通過後、大納会に向けて高値を追うというものです。いずれにせよ、SQ高値か、年末高値を想定していますので儲け易い環境が続くハズです(笑)。

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