電子マネーが複雑でわかりにくくなっている原因は、主に次の2つだ。
・「プリペイド型」「ポストペイ型」など、さまざまなタイプがある
・クレジットカードとの相性がある
それぞれ解説していこう。
【複雑な理由1】
「プリペイド型」「ポストペイ型」など、さまざまなタイプがある
今まで書いてきた「電子マネー」についての説明は、基本的に「プリペイド型」の電子マネーが前提となっているが、本来、電子マネーには、先払いの「プリペイド型」と、後払いの「ポストペイ型」があり、支払先によっては扱いが違うケースがあるのだ。
例えば、家電量販店でポストペイ型の「iD」で支払うと、クレジットカード扱いとなり、10%のポイント還元商品は8%還元となってしまう。

さらに、従来の電子マネーはカードリーダーにかざして支払うタイプのものだったが、「au WALLET」のようにクレジットカードと同じで支払うタイプが出てきた事も電子マネーを複雑にしている原因のひとつだろう。
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【複雑な理由2】
クレジットカードとの相性がある
全てのクレジットカードが電子マネーにチャージできるわけではく、チャージできたとしてもクレジットカードのポイントが貯まらない場合があることも、ポイントプログラムを複雑にしている。
例えば下表のように、「楽天カード(Visa)」で電子マネー「nanaco」にチャージしようとしても、そもそもチャージをすることができない。一方同じ「楽天カード」でも、「楽天カード(JCB)」であれば、「nanaco」へのチャージが可能で、チャージした時に楽天スーパーポイントが貯まる。また、「リーダーズカード」の場合、「nanaco」にチャージすることはできるものの、「リーダーズカード」のポイントは貯まらない。
| ■「nanaco」とクレジットカードの相性の例 | ||||
| カード名 | 楽天カード(Visa) | 楽天カード(JCB) | リーダーズカード | |
|
nanacoへの チャージ |
チャージの 可否 |
× | ○ | ○ |
| クレカの ポイント獲得 |
─ | ○ | × | |
電子マネーごとに、チャージでポイントが貯まるクレジットカードや国際ブランドが異なる。しかし、そうした情報は、各カード会社のWebサイトにも掲載されていない場合がほとんどだ。そのため、電子マネーへのチャージでポイントが貯まるかどうかは実際にチャージしてみるか、直接カード会社に聞くしかない。
| ■リーダーズカード | ||
| 還元率 | 1.5~1.8% |
![]() |
| 発行元 | ジャックス | |
| 国際ブランド | VISA | |
| 年会費(税抜) | 初年度無料、2年目以降2500円(50万円以上の利用で次年度無料) | |
| 家族カード | あり(年400円、税抜) | |
| ポイント付与対象の 電子マネー |
モバイルSuica | |
今の時代、電子マネーを使うと非常にお得なのだが、情報が複雑すぎてテレビや新聞などでは扱えない場合が多い。実際に筆者もテレビ番組の取材を受けることがあるが、話が複雑すぎるということでNGになることが多い。
そこで、今後、それぞれの電子マネー(nanaco、WAON、楽天Edy、Suica、au WALLET)の特徴やチャージでポイントが付くおすすめのクレジットカード、貯まったポイントの上手な使い方などを、わかりやすく解説していく予定だ。




