◆1月~12月までのお得な株主優待の内容はココでチェック!◆
2022年3月に権利が確定する株主優待の中から
注目すべきお得な銘柄&株主優待内容を徹底調査!

3月の株主優待は、1年間でもっとも数が多く、約800銘柄もある。オリックス(8591)や日本ハム(2282)、エディオン(2730)、ヤマダホールディングス(9831)といった定番の人気銘柄はもちろん、配当+株主優待利回りが5%超という高利回り「QUOカード」優待銘柄も充実している。さらに、ゆうちょ銀行(7182)など、今回から株主優待を新設したり、内容を拡充したりしている銘柄も複数ある。新型コロナの状況や海外の地政学リスクなどにも気を配りつつ、年に1度の「株主優待祭り」を存分に楽しもう!
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バラエティに富んだ中から欲しい商品を選べるオリックスなど、
カタログギフトや自社商品で注目したい8銘柄をピックアップ!
3月は、自社商品の詰め合わせなど、「モノ」がもらえる株主優待が非常に充実している。なかでも最近増えているのが、複数の選択肢から欲しいものを自分で選べるカタログギフトタイプの株主優待だ。ここでは、カタログギフトなどがもらえる株主優待を中心に、「モノ」がもらえる8銘柄をピックアップした。
| ■自社商品、カタログギフトで注目したい8銘柄! | ||||
| 最低投資額 | 株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
| ◆シード(7743) 【確定月】3月 | ||||
| 5万2400円 | 21.37% | 19.08% | 2.29% | |
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【株主優待内容】 ①株主優待券②1万円相当の自社コンタクトレンズケア用品セット③地方名産品と交換可能な株主優待ポイントのいずれかを、100株で①1枚②1つ③1000ポイント、1000株で①1枚②1つ③3000ポイント、3000株以上で①1枚②1つ③4000ポイント(1ポイント=1円相当) |
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| 【備考】株主優待券は、優待特別価格販売または30%割引(割引限度額1万円)として利用可。コンタクトレンズケア用品セットは、ハード用・ソフト用を選択可。株主優待ポイントのみ長期保有優遇制度があり、3年以上の継続保有で各2000ポイントを追加。優待利回りはコンタクトレンズケア用品セットで計算 | ||||
| ◆日神グループホールディングス(8881) 【確定月】3月 | ||||
| 24万4000円 | 5.74% | 1.23% | 4.51% | |
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【株主優待内容】 株主優待ポイントを、500株で3000ポイント、600株で4000ポイント、700株で5000ポイント、800株で6000ポイント、900株で7000ポイント、1000株で8000ポイント、2000株以上で1万5000ポイント(1ポイント=1円相当)。他に、100株以上で新築マンション分譲価格1%割引優待券1枚、平川カントリークラブ平日プレー割引券(2000円分)1枚 |
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| 【備考】株主優待ポイントは、食品、電化製品、ギフト、旅行・体験など2000点以上の中から交換可能(プレミアム優待倶楽部)。長期保有優遇制度があり、1年以上の継続保有で各1.1倍のポイント。株主優待利回りは、ポイントのみで計算 | ||||
| ◆ヤマウラ(1780) 【確定月】3月 | ||||
| 9万9200円 | 3.52% | 3.02% | 0.50% | |
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【株主優待内容】 3000円相当の地場商品詰め合わせを、100株以上で1セット、300株以上で2セット、1000株以上で3セット |
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| 【備考】前回の優待品は、「かんてんぱぱの人気商品セット」「信州産黒ごまバラエティセット」「麹のあまざけセット」「お豆腐セット」「特選味噌『禅』セット」など全28種類(いずれも長野県のメーカー商品) | ||||
| ◆エステー(4951) 【確定月】3月/9月 | ||||
| 15万5400円 | 3.09% | 0.64% | 2.45% | |
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【株主優待内容】 3月は100株で1000円相当、1000株以上で3000円相当の自社商品詰め合わせ。9月は1000株以上で3000円相当の自社商品詰め合わせ |
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| 【備考】前回の100株保有時の優待品は、消臭力CLEAN MIST、米唐番5kgタイプ、備長炭ドライペットくつ用、ファミリープリマM(家庭用ビニール手袋)の4品 | ||||
| ◆日本水産(1332) 【確定月】3月 | ||||
| 27万6500円 | 3.07% | 1.08% | 1.99% | |
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【株主優待内容】 500株で3000円相当、1000株以上で5000円相当の自社商品詰め合わせ |
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| 【備考】前回の100株保有時の優待品は、オイルサーディンレモン風味、いわし蒲焼、SABAオイル漬けなど全10品 | ||||
| ◆日本ハム(2282) 【確定月】3月/9月 | ||||
| 43万9000円 | 2.96% | 0.68% | 2.28% | |
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【株主優待内容】 3月は100株で3000円相当、500株以上で5000円相当の自社グループ商品。9月は500以上で5000円相当の自社グループ商品(いずれも複数から選択) |
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| 【備考】今回から一部優待内容を変更。長期保有優遇制度があり、500株以上を保有の場合、3年の継続保有で7500円相当、5年以上で1万円相当に増額。優待品の選択肢にはスポーツ観戦チケットを含む | ||||
| ◆ハピネット(7552) 【確定月】3月 | ||||
| 15万6500円 | ー | ー | 3.83% | |
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【株主優待内容】 株主優待カタログの商品を、100株で1品、500株で2品、1000株以上で3品。他に「こども商品券」を、500株で2000円分、1000株以上で5000円分 |
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| 【備考】前回のカタログ掲載商品は、玩具6品、ゲーム2本、映像音楽ソフト10品 | ||||
| ◆オリックス(8591) 【確定月】3月/9月 | ||||
| 24万4350円 | ー | ー | 3.19% | |
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【株主優待内容】 100株以上で、「ふるさと優待」から1点を選択(3月のみ)、及び株主カード |
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| 【備考】「ふるさと優待」は全国取引先の取り扱い商品から選べるカタログギフト。長期保有優遇制度もあり、3年以上の継続保有でカタログ内容がグレードアップ。株主カードは、宿泊、野球観戦、水族館など各種施設やサービスの割引が受けられる | ||||
| ※株主優待内容、最低投資額、利回りは2月10日終値時点 | ||||
欲しい商品を選べるカタログタイプの株主優待の中で、定番人気を誇っているのがオリックス(8591)の「ふるさと優待」だ。同社の株主優待は3月と9月の実施だが、「ふるさと優待」は3月のみ実施されており、3年以上の継続保有で内容がグレードアップする。
「ふるさと優待」は単なるカタログギフトではなく、オリックスグループの全国の取引先が扱っている商品をチョイスしているところが特徴的だ。グルメアイテムが中心だが、日用雑貨やオリックス・バファローズの野球観戦に使える「野球観戦利用券」なども選べる点も面白い。ちなみに、2021年度のカタログは、3年以上保有している株主向けの「Aコース」が83アイテム、3年未満保有している株主向けの「Bコース」が140アイテムを掲載していた。
写真は、2022年度の株主優待品の一例。ボイルズワイガニむき身セットは3年以上保有の「Aコース」、黒毛和牛と黒豚の生ハンバーグは3年未満の「Bコース」の商品。「株主カード」は3月と9月に100株以上を保有している株主に送付され、宿泊割引やオリックス戦の観戦割引、京都水族館・すみだ水族館・新江ノ島水族館の入場料10%割引など、さまざまな特典を受けられる。拡大画像表示
オリックスの株主優待を獲得するための必要投資額は24万4350円(2月10日終値で計算、以下同)で、配当利回りは3.19%となっている。商品によって価格が異なるため、株主優待利回りは計算しづらいが、前述の「野球観戦利用券」は5000円分(Bコース)となっている。仮に、この金額で計算すると、配当+株主優待利回りは5%超となり、利回り的にも魅力の高い銘柄と言える。
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続いて、ヤマウラ(1780)の株主優待では、本社のある長野県のさまざまな地場商品の詰め合わせ全28種類(2021年度実績)から、100株なら1セット、300株なら2セット、1000株以上で3セットを選ぶことができる。寒天製品や地元の味噌、地酒など、長野にこだわった製品が多数用意されていて楽しめる。
また、選択肢は少ないながら、日本ハム(2282)も、自社グループ会社の複数の商品から欲しいものを選べる。権利月は3月と9月だが、今回から100株保有の場合は、3月のみの実施に変更された。その分、これまでの2回分を1回にまとめて、3000円相当の品が選べるようになる。3000円相当になることで、大きなハムの詰め合わせも選べるようになるかもしれない。選択肢には、日本ハムファイターズやセレッソ大阪の関連グッズや観戦チケットなども含まれる予定だ。
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玩具やブルーレイ・DVDなどを選べるのがハピネット(7552)。前回は、玩具や映像音楽ソフトなど計18品から、100株保有では1品など、欲しい商品を自由に選べた。子供向けと思うかもしれないが、ブルーレイ・DVDの選択肢は大人向けの作品が多かった。過去のカタログは公式サイトのIRページで確認できるので、まずは傾向などを確認するとよいかもしれない。なお、株主優待品の価格は4000円台~5000円以上で、仮に4000円とした場合、配当+株主優待利回りは6.39%と、かなりの高利回りになる。
とにかく優待品の選択肢が多いほうがいいという人には、最近増えている「プレミアム優待倶楽部」の株主優待がおすすめだ。保有株数に応じたポイントが付与されて、2000アイテム以上という多彩な商品などと交換できる。3月だけで約30社が導入しているが、イチオシは日神グループホールディングス(8881)。最低投資金額は24万4000円で、500株では3000ポイント(=3000円相当)が付与される。配当+株主優待利回りは5.74%と、3月の「プレミアム優待倶楽部」銘柄ではもっとも高くなっている。
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もちろん、選択制ではない従来型の株主優待も、引き続き多くの投資家に支持されている。例えば、食品系の定番銘柄の一つが日本水産(1332)で、最低投資金額27万6500円、配当+株主優待利回りは3.07%。内容は毎回変わるが、前回はオイルサーディンやいわし蒲焼、SABAオイル漬けといった水産物系の食品類が全10品もらえた。
また、食品系以外ではエステー(4951)も人気が高い。100株の場合、3月に1000円相当の自社商品がもらえて、配当+株主優待利回りは3.08%となっている。選択制ではないが、毎回日々の暮らしで誰にとっても役立つ商品の詰め合わせがもらえる。前回の100株保有時の商品は「消臭力」や「備長炭ドライペットくつ用」など4アイテムだった。
ところで、自社コンタクトレンズケア用品が1万円相当ももらえて、配当+株主優待利回りが21.37%と超高利回りのシード(7743)は、2022年から株主優待制度を変更する。株主優待品自体は変わらないが、来年からは1年以上の継続保有が条件になる。なお、シードは「QUOカード」や複数の地方特産品から欲しい商品を選べるコースも用意している。その場合は、100株保有で1000ポイント(=1000円相当)と、自社商品コースの10分の1の株主優待利回りになるが、それでも配当+株主優待利回りは4.20%と、なかなかの高利回りと言えるだろう。
家電量販店のエディオン、ヤマダHD、外食系のアトムなど
買い物や外食に使いたい株主優待券の定番7銘柄を紹介!
続いて、買い物や外食などをお得に楽しめる株主優待券がもらえる銘柄から、定番を中心に7銘柄を見ていこう。
| ■外食や買い物がお得になる株主優待券の定番7銘柄! | ||||
| 最低投資額 | 株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
| ◆サノヤスホールディングス(7022) 【確定月】3月 | ||||
| 1万3200円 | 25.00% | 21.21% | 3.79% | |
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【株主優待内容】 100株以上で、モザイクモール港北大観覧車の乗車券2枚+パレットタウン大観覧車ペア乗車券1枚 |
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| 【備考】今回から優待内容を変更。他に、1000株以上で300名に抽選で遊園地チケット2枚(那須ハイランドパーク、ひらかたパークなど5施設から希望の施設を選択)。株主優待利回りは2つの観覧車のチケット代金合計(2800円)から計算 | ||||
| ◆エディオン(2730) 【確定月】3月 | ||||
| 11万6300円 | 6.36% | 2.58% | 3.78% | |
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【株主優待内容】 100株で3000円分、500株で1万円分、1000株で1万5000円分、2000株で2万円分、5000株で2万5000円分、1万株以上で5万円分のギフトカード |
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| 【備考】エディオン、100満ボルト各店、自社ネット通販サイトで利用可。長期保有優遇制度あり、1年以上の継続保有で100株は1000円分、1000株以上は2000円分を追加 | ||||
| ◆アトム(7412) 【確定月】3月/9月 | ||||
| 7万7500円 | 5.16% | 5.16% | ー | |
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【株主優待内容】 株主優待ポイントを、100株で2000ポイント、500株で1万ポイント、1000株以上で2万ポイント(1ポイント=1円) |
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| 【備考】甘太郎、ラパウザ、かっぱ寿司などコロワイドグループ各店舗で利用可。優待ポイントと引き換えに、各地の特産品も選択可能 | ||||
| ◆チムニー(3178) 【確定月】3月/9月 | ||||
| 11万7200円 | 5.12% | 5.12% | ー | |
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【株主優待内容】 500円分の株主食事券を、100株で6枚、500株以上で30枚 |
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| 【備考】はなの舞、さかなや道場など自社店舗各店で利用可(つぼ八の利用は不可)。ランチタイム利用も可能 | ||||
| ◆丸井グループ(8252) 【確定月】3月/9月 | ||||
| 23万100円 | 4.00% | 1.74% | 2.26% | |
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【株主優待内容】 買物券とWebクーポンの両方を、100株で各1000円分、500株で各2000円分、1000株で各3000円分、5000株で各4000円分、1万株以上で各5000円分。他に3月のみエポスポイントを、100株で1000ポイント、500株で2000ポイント、1000株で3000ポイント、5000株で4000ポイント、1万株以上で5000ポイント |
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| 【備考】買物券はマルイとモディ各店などで利用可。Webクーポンは公式ネット通販で利用可。エポスポイントの付与はエポスカード所有者のみ。ゴールド・プラチナカードは付与ポイント2倍 | ||||
| ◆ヤマダホールディングス(9831) 【確定月】3月/9月 | ||||
| 4万300円 | 3.72% | 3.72% | ー | |
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【株主優待内容】 500円分の優待券を、100株で1枚(3月)・2枚(9月)、500株で4枚(3月)・6枚(9月)、1000株で10枚、1万株以上で50枚 |
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| 【備考】優待券は、ヤマダ電機とベスト電器、キムラヤ各店、大塚家具(家電取扱い店舗の家電売場商品のみ)で、税込1000円の購入ごとに1枚利用可(一部除外店舗あり) | ||||
| ◆ライドオンエクスプレスホールディングス(6082) 【確定月】3月 | ||||
| 15万2800円 | 2.95% | 1.64% | 1.31% | |
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【株主優待内容】 100株以上で2500円分の優待券 |
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| 【備考】銀のさら、すし上等!、釜寅、レストランの宅配代行「ファインダイン」で利用可。優待券の代わりに新潟県魚沼産コシヒカリ(新米)2kgも選択可能 | ||||
| ※株主優待内容、最低投資額、利回りは2月10日終値時点 | ||||
買い物系の株主優待では、家電量販店のエディオン(2730)が使いやすくておすすめだ。100株保有で3000円分がもらえる自社ギフトカードは金券タイプで、しかも実店舗に加えて公式ネット通販でも利用できるため、近所に店がなくても問題ナシ。配当+株主優待利回りは6.36%と高く、1年継続保有すると、100株の保有なら1000円分追加でもらえるのもありがたい。
一方、1年前に株主優待制度を変更(改悪)したヤマダホールディングス(9831)は、税込1000円の利用ごとに500円分の優待券を1枚使えるという割引券タイプ。ただ、最低投資金額が4万300円と比較的低く、ヤマダ電機やベスト電器によく行くという人なら、検討してみてもよいかもしれない。現時点では配当が未定で、株主優待利回りは3.72%だが、仮に前期と同額の配当が実施されれば、配当+株主優待利回りは8.19%にもなる。
また、買い物系では丸井グループ(8252)もチェックしておきたい銘柄の一つ。100株保有の場合、実店舗で使える買物券と公式ネット通販用のWebクーポンの両方を各1000円分もらえるほか、エポスカード保有者ならエポスポイントも1000ポイント(=1000円分)もらえる(3月のみ)。表組み内の配当+株主優待利回りは4.00%だが、エポスポイント分を加えると、利回りは4.43%までアップする。
外食系では、アトム(7412)とチムニー(3178)を押さえておこう。どちらの株主優待もランチタイム利用ができるため、コロナ禍で夜に飲食をする機会が減るような場合も、使いやすいのが魅力だ。また、どちらも現時点では配当を未定としているが、株主優待利回りだけでアトムは5.16%、チムニーは5.12%と、かなりの高水準になっている。なお、どちらも今期の通期業績は黒字転換を見込んでいる。アトムの場合、優待ポイントを商品と引き換えられるのもメリットと言えるだろう。
外食より宅配派という人は、ライドオンエクスプレスホールディングス(6082)を検討したい。宅配ずしの「銀のさら」や釜飯の「釜寅」などで利用できる2500円分の優待券がもらえる。配当+株主優待利回りは2.95%と、まずまずの水準だ。優待券は2500円分が1枚で、お釣りが出ないため、注文金額が2500円分以上になるときに利用しよう。
上で紹介した7銘柄の中で唯一のレジャー系優待と言えるのが、サノヤスホールディングス(7022)だ。これまで、東京お台場のパレットタウンにある大観覧車のペア乗車券を株主優待品としてきたが、大観覧車が今年8月末で営業を終了するため、株主優待内容を今回から変更した。
今回は、8月末まで有効な前述の大観覧車ペア乗車券に加えて、横浜のモザイクモール港北大観覧車の乗車券2枚ももらえる。チケット金額から計算した配当+株主優待利回りは、なんと25.00%にも達する。最低投資金額は1万3200円と少額なので、この機会に観覧車に乗りたいという人は検討してもよさそうだ。さらに、1000株以上の保有なら抽選で300名に、那須ハイランドパークや東武動物公園、ひらかたパークなど5施設のうち1つの入園券・フリーパスが当たる。
配当+株主優待利回りが7%を超える進学会HDをはじめ、
投資金額20万円以下で利回りが5%超の高利回り金券優待7銘柄!
3月は「QUOカード」に代表される金券類を株主優待品にしている銘柄も非常に多く、「QUOカード」銘柄だけでも約180社ある。その中から「配当+株主優待利回り」が5%超で、しかも最低投資金額が「20万円以下」という7銘柄を取り上げよう。
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| ■配当+株主優待利回り5%超で20万円以下の高利回り金券優待7銘柄! | ||||
| 最低投資 金額 |
株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
| ◆進学会ホールディングス(9760) 【確定月】3月 | ||||
| 3万3100円 | 7.55% | 3.02% | 4.53% | |
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【株主優待内容】 100株で1000円分、500株で1500円分、1000株以上で2000円分のQUOカード。他に、希望者のみ100株で3000円分、500株で8000円分、1000株以上で1万3000円分の株主優待券 |
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| 【備考】500株以上の株主優待は、50周年記念優待のため2022年3月期のみ。株主優待券は自社の学習塾またはスポーツクラブで利用可能。株主優待利回りはQUOカードのみで計算 | ||||
| ◆ティーガイア(3738) 【確定月】3月/9月 | ||||
| 16万9800円 | 5.60% | 1.18% | 4.42% | |
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【株主優待内容】 3月は100株以上で1000円分、9月は100株以上で1000円分、300株以上で2000円分のQUOカード |
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| 【備考】長期保有優遇制度があり、1年以上の継続保有で、3月は300株以上で1000円分を追加、9月は100株以上で1000円分を追加 | ||||
| ◆学究社(9769) 【確定月】3月 | ||||
| 15万7800円 | 5.38% | 0.63% | 4.75% | |
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【株主優待内容】 100株以上で1000円分のQUOカード |
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| 【備考】特になし | ||||
| ◆大成温調(1904) 【確定月】3月 | ||||
| 19万3800円 | 5.27% | 1.55% | 3.72% | |
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【株主優待内容】 100株以上で3000円分のQUOカード |
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| 【備考】特になし | ||||
| ◆アサンテ(6073) 【確定月】3月/9月 | ||||
| 16万700円 | 5.10% | 1.24% | 3.86% | |
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【株主優待内容】 100株以上で1000円分のUFJニコスギフトカード |
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| 【備考】特になし | ||||
| ◆アグレ都市デザイン(3467) 【確定月】3月 | ||||
| 12万4000円 | 5.08% | 0.81% | 4.27% | |
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【株主優待内容】 100株以上で1000円分のQUOカード |
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| 【備考】特になし | ||||
| ◆岡藤日産証券ホールディングス(8705) 【確定月】3月 | ||||
| 6万9000円 | 5.07% | 1.45% | 3.62% | |
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【株主優待内容】 500株で1000円分、1000株以上で2000円分のQUOカード |
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| 【備考】今回から優待内容を拡充し、500株の区分を新設 | ||||
| ※株主優待内容、最低投資額、利回りは2月10日終値時点 | ||||
取り上げた7銘柄のうち、群を抜いて高利回りで、かつ最低投資金額がもっとも少ないのが進学会ホールディングス(9760)だ。投資金額は3万3100円で、配当+株主優待利回りは7.55%。しかも、希望者には自社の学習塾やスポーツクラブで利用できる3000円分の株主優待券も進呈していて、優待券の分を合わせると、利回りはなんと16.61%に達する(表組み内の利回りは「QUOカード」分のみ)。
さらに、今回は50周年記念優待で区分が追加されていて、500株では1500円分、1000株以上では2000円分の「QUOカード」がもらえる。ただし、取り上げた7銘柄の中で、唯一今期の通期予想が赤字となっている点には注意しよう。50周年記念で株主優待拡充のリリースを出しているため、今期の改悪・廃止のリスクは低いと思われるが、「QUOカード」の株主優待は業績悪化の影響を受けやすいためだ。
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7銘柄のうち、長期保有優遇制度を設けているのはティーガイア(3738)のみ。継続保有期間が1年と比較的短いので、利用しやすい。なお、3月は300株以上の保有で1000円分追加、9月は100株以上の保有で1000円分追加と、権利月によって基準が異なっているので、間違えないように注意しよう。
年間でもらえる「QUOカード」の金額は、学究社(9769)やアグレ都市デザイン(3467)などのように1000円分が多いが、金額にこだわるなら大成温調(1904)に注目しよう。投資金額は19万3800円と7銘柄中もっとも高いが、1回で3000円分の「QUOカード」がもらえる。3000円分あれば、コンビニなどでもかなり使いでがありそうだ。
岡藤日産証券ホールディングス(8705)は今回から株主優待の内容を拡充し、これまでの1000株以上に加えて、500株の区分を新設している。500株といっても、投資金額は6万9000円と比較的低めだ。今回は、特別配当による増配があったことで配当利回りがアップし、7銘柄の中では配当+株主優待利回りがもっとも低いが、それでも5.07%と5%超えとなっている。
「QUOカード」よりギフトカード派という人は、アサンテ(6073)を選ぼう。3月と9月に各1000円分の「三菱UFJニコスギフトカード」がもらえて、配当+株主優待利回りは5.10%だ。
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カタログギフトの株主優待を新設したゆうちょ銀行など、
新設優待や今回限りの「記念優待」で押さえておきたい5銘柄!
3月は、株主優待制度を新たに導入する銘柄も多く、さらに今回限りの記念優待を実施する銘柄もある。その中から、ぜひチェックしておきたい5銘柄を紹介する。
| ■今回からの株主優待新設&記念優待5銘柄! | ||||
| 最低投資 金額 |
株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
| ◆ゆうちょ銀行(7182) 【確定月】3月 | ||||
| 58万7500円 | 4.51% | 0.51% | 4.00% | |
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【株主優待内容】 500株以上で3000円相当のオリジナルカタログギフト |
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| 【備考】今回から株主優待を新設。郵便局の「ふるさと小包」取扱い商品をはじめ、食品、雑貨、オリジナルフレーム切手などを予定 | ||||
| ◆日本精鉱(5729) 【確定月】3月 | ||||
| 36万5000円 | 4.11% | 0.27% | 3.84% | |
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【株主優待内容】 100株で1000円分、500株以上で2000円分のQUOカード |
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| 【備考】今回から株主優待を新設。長期保有優遇制度があり、3年以上の継続保有で100株は1500円分、500株以上は3000円分に増額 | ||||
| ◆コンヴァノ(6574) 【確定月】3月 | ||||
| 7万5100円 | 3.99% | 3.99% | ー | |
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【株主優待内容】 100株以上で3000円相当の自社商品 |
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| 【備考】今回から株主優待を新設。優待品は自社ブランド「CONST」のハンドセラム(2/17発表) | ||||
| ◆椿本興業(8052) 【確定月】3月/9月 | ||||
| 41万7000円 | 3.36% | 0.48% | 2.88% | |
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【株主優待内容】 100株で1000円分、200株で2000円分、300株以上で3000円分のQUOカード |
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| 【備考】今回から株主優待を新設 | ||||
| ◆ミアヘルサホールディングス(7129) 【確定月】3月 | ||||
| 10万2200円 | 2.64% | 0.98% | 1.66% | |
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【株主優待内容】 100株以上で1000円分のQUOカード |
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| 【備考】設立記念優待で今回のみ実施 | ||||
| ※株主優待内容、最低投資額、利回りは2月10日終値時点 | ||||
ここ最近、新設や変更などで銀行がカタログギフトの株主優待を設けるケースが増えている。2022年3月期には、名古屋銀行(8522)や滋賀銀行(8366)、七十七銀行(8341)が、新たにカタログギフトがもらえる株主優待の導入を発表した(滋賀銀行、七十七銀行は継続保有条件あり)。
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その中でいちばんメジャーな銀行と言っていいのが、ゆうちょ銀行(7182)だ。必要株数は500株からとなっていて、最低投資金額は58万7500円と高めだが、配当利回りだけで4.00%もあり、配当+株主優待利回りが4.51%というのは魅力的と言えるだろう。
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コンヴァノ(6574)は、自社商品3000円相当がもらえる株主優待を今回から導入。2月17日には、今回の優待品を自社ブランド「CONST」のハンドセラム(手肌用の美容液)と発表した。小売価格は税込3500円(税抜3182円)の商品のため、3182円で計算した場合の株主優待利回りは4.24%になる。
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2021年まで、4回続けて「今回のみの実施」という「QUOカード」優待を実施していた椿本興業(8052)が、ついに今回、毎年の制度として株主優待を導入した。昨年までは年1回の実施だったが、今後は3月と9月の年2回実施となる。200株保有なら2000円分、300株以上なら3000円分と、300株までは複数単元を保有したときに利回りが下がらないのも、うれしいポイントだ。
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また、日本精鉱(5729)も「QUOカード」の株主優待制度を新設している。3月は、配当+株主優待利回りが4%台後半~5%超の「QUOカード」優待も多いので、比べるとやや物足りないかもしれないが、配当+株主優待利回り4.11%は、十分に高利回りと言える。
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ミアヘルサホールディングス(7129)は、会社設立記念として今回のみ「QUOカード」がもらえる株主優待を実施する。今後の株主優待実施については現時点では未定としているが、前述の椿本興業のように、「今回限り」の後に株主優待を本格導入する企業は少なくない。注目しておいてもよいかもしれない。
3月の株主優待は、今後も新設や拡充、改悪、廃止など新たな情報がさらに出てくる可能性が非常に高い。権利付き最終売買日まで、適時開示情報や各社のIRページの情報などに加えて、ザイ・オンラインの「株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース」をこまめにチェックしておこう。
最後に、権利確定日と権利付最終売買日も忘れずに確認しよう。3月末が権利日の銘柄は、2営業日前の29日(火)が最終売買日になる。なお、日神グループホールディングス(8881)、日本水産(1332)、岡藤日産証券ホールディングス(8705)、ゆうちょ銀行(7182)のように、株主優待の獲得には複数単元が必要という銘柄もある。購入の前には、最終売買日と必要単元数をもう一度確認して、目当ての銘柄を確実にゲットしよう!
(構成・文/肥後紀子)
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