外来種と言えば、ブルーギルやブラックバスなどをいかにして駆除するか、心ない放流を食い止めるかという議論がほとんどだ。しかし著者は、外来種の活力と「侵略本能」を活かして自然の再生をめざすニュー・ワイルドこそが21世紀の環境保護ではないかと、外来種悪玉論からの改宗と周回遅れの環境保護運動に警鐘を鳴らす。

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