競技化とフィットネスの双方向で
ダンス人口も増加中

 セクシーオーラを手に入れたい人から、トレーニングを求める人まで、さまざまなニーズを満たすポールダンスだが、演技や競技という面においての発展はこれからのようだ。

「いまポールダンスの技が加速度的に進化しているところです。大会を目指している人は常に新しい技に挑戦していて、その姿はアスリートさながら。大会数も徐々に増えていますし、いわゆる『スポーツポール』として技を極めるという側面では、これからの発展に期待しています」

お色気ばかりがポールダンスではない。いかようにも見せ方を変えることができるのだという

「また、魅せるダンスとしての需要も増えていて、そのために演技の技術を上げたいという人もいます」

「最近は高級ホテルで舞台を用意していただくなど、踊るチャンスも増えていて、企業のパーティーに呼ばれて演技を披露することもありますからね。『下品なのは絶対なし、露出も少なめ、セクシーな要素は欲しいけどお色気は抑えてほしい』というオーダーもありますが、いかようにも見せ方を変えることができるのもポールダンスならではかもしれません」

 高倉さんは、今後のポールダンスのポジションについて、新しい“花嫁修業”のひとつにしたいと語る。

「セクシーな妻に進化して嬉しくない夫はいませんよね。あと、私は39歳で出産したのですが、出産って相当な体力を使うんだと、身をもって知りました。ずっとダンスをしてきたので体力には自信がありましたが、それでもキツかった。世の中のお母さんたちってすごいなって思ったんです。ただ、出産後に骨盤がずれて長期間整体に通われる方も多いと聞きますが、私の場合は骨盤がすぐ戻りました。『ポールダンスで全身に筋肉がついていたから自力整体できたのだろう』と、整体の専門家にも言われました」

「ポールダンスをしていれば、出産後の体型維持もさることながら、家事育児をこなす体力もつくはず。そのために、ポールダンスを花嫁修業として取り入れてもらえるように広めていきたいと思います」

 男性を官能の世界に誘うダンスから、技を競い合うスポーツ、そしてオンナに磨きをかけるための手段として広がりを見せるポールダンス。しなやかで重力を感じさせないパフォーマンスには、全身の柔軟性や筋力が不可欠。トレーニングによってボディが引き締まるだけでなく、その過程で“妖艶なオーラ”も手に入るとなれば、この先、女性たちの人気はますます盛り上がることになりそうだ。