生主たちは稼ぎを求めて
流出していった

 そんな中、ほかのライブ配信サービス業者には、“投げ銭”という新たな文化が浸透し始める。

 これは、視聴者が好きな放送主のためにアイテムを購入し、放送内で使用すると、その売り上げの一部が放送主にも入る仕組み。例えば、ふわっちの場合、1個1080円の花火なら、その半分の540円が放送主にマージンとして入るのだ。

「私の友人で関慎吾という放送主がいるのですが、彼はニコ生からふわっちに活動の場を移し、昨年10月に投げ銭で300万円(売り上げ600万円)も稼ぎました。彼だけじゃありません。他にも1日で50万円(売り上げ100万円)も稼いだ元・女性生主もいます。今、生主たちはどんどん稼げるほかのサービスに流出している状況です」

 ニコ生が、この投げ銭システムに後れをとった理由としては、次のようなことが挙げられる。

「当初ドワンゴではクリエイター側にお金を分配する仕組みがありませんでした。ニコ生では金稼ぎを悪とする文化があったことが影響しています。さらに『お金くれたらブラ見せますよ?』的なアダルトビデオチャットと化してしまう懸念や、決済システムの問題などもあったのでしょう」

 現に、中国では、こういったライブ配信サービスを“ネットキャバクラ”と揶揄する向きもある。